ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.08 7月8日 ドイツ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第8戦ドイツGP
■開催日:2012年7月6日(金)1日目フリー走行、7日(土)予選、8日(日)決勝
■開催地:ドイツ/ザクセンリンク
CIRCUIT DATA
■開設:1966年 ■コース長:3.671km
■サーキットレコードラップ:1分22秒126 (2009年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分21秒067(2008年:C・ストーナー)
■2011年の優勝者:D・ペドロサ
REPORT
ロレンソとスピース、ザクセンリンクに前向き
ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソとB・スピースは今週末、ドイツのザクセンリンクへ移動して3連戦の2回目となる第8戦を迎える。
ランキングトップをキープしているロレンソは、前回のアッセンTTでの雪辱を果たそうと意気込んでいる。オープニングラップの第1コーナー進入で他車に巻き込まれて転倒し、そのままリタイア。ノーポイントに終わったため、ランキング2位のC・ストーナーとの間にあった25ポイントの差が失われてしまったのだ。ザクセンリンクでは未だに優勝経験はなく、昨年、一昨年はいずれも2位に終わっている。
チームメイトのB・スピースは今回こそ、ここまで続いてきたバッドラックの運気を終わりにしたいところ。前回、前々回は好調な走りを見せていたものの、タイヤの問題で表彰台獲得のチャンスを手放してしまった。ザクセンリンクでは、初めて訪れた2010年に8位。昨年は5位を獲得している。
COMMENT
J・ロレンソ選手談
「前回のアッセンは最悪の結果になってしまった。ここまでチームのみんなとともに懸命に築き上げてきたチャンピオンシップのリードが、あの第1コーナーですべて消えてしまったんだからね...。今はケイシーと同ポイントになり、ここからまた新たな勝負が始まるというわけだ。ザクセンリンクではまだ勝ったことがないけれど、いつもいいバトルをして表彰台には上っている。今回もそれを目標にしていくことになるだろう。そして、もし可能なら優勝を狙っていくよ。アッセンでの転倒で足首をくじいてしまい、今も痛みがひどいんだけれど、骨折しなかったのはラッキーだった」
B・スピース選手談
「今度こそ、バッドラックの流れを止めたい。そして何としても本当のポテンシャルを見せたいんだ。マシンには絶大な信頼を置いているし、チームのみんなが僕のために最高のセッティングを用意してくれるのだから、必ずや上位を目指せるはず。ウイークを通して何も問題が起きないよう願うばかり。そうすれば僕はライディングだけに集中できるからね!」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談
「アッセンは非常に厳しい結果になったので、その翌週にすぐにレースができることを歓迎したい。ホルヘにとっても、こうしてすぐにマシンに戻って少しでも早く挽回するチャンスを持つことが望ましいと思う。我々はアッセンの悪夢を消し去り、前へ進まなければならない。もちろん速さは何も変わっていないのだから、今回も自信を持って優勝を目指して戦っていく」
M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談
「アッセンはまったく予定外の結果。でもレースではときに、このようなことが起きてしまうものなのだ。今、我々は、すでに前に向かって進み始めている。ホルヘもベンも必ず素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると確信しているし、マシンのほうも、今年はここまで、どのサーキットへ行ってもよく走ってくれる。だから今回も同様になるだろう」