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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 5月6日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦ポルトガルGP
■開催日:2012年5月6日(日)決勝結果
■開催地:ポルトガル/エストリル(4.182km)
■周回数:28周(117.096 km)
■観客数:48,951人
■コースコンディション:ドライ
■気温:17度 ■路面温度:35度
■PP:C・ストーナー(1分37秒188/ホンダ)
■FL:J・ロレンソ(1分36秒909/ヤマハ)

REPORT

ロレンソが2位表彰台

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソが2位を獲得。チームメイトのB・スピースは8位に終わった。モンスター・ヤマハ・テック3チームのA・ドビツィオーゾとC・クラッチローは、それぞれ4位、5位だった。優勝はC・ストーナー(ホンダ)。

開始直後はストーナーを先頭にロレンソ、D・ペドロサ(ホンダ)、スピース、クラッチロー、ドビツィオーゾの6台が先頭グループを作る。序盤からストーナーがリードを広げていく展開。やがてスピースが後退し、トップはストーナー、ロレンソ、ペドロサの3台に絞られる。3周目、ロレンソはファステストラップを叩き出して追い上げるが、7周終了の頃にはロレンソはストーナーに対し1秒近いビハインドを負ってまう。しかし、中盤にかけて少しずつ挽回。一時はコンマ1秒台までストーナーの背後に迫るシーンも見られたが、結局終盤に入ってまた差が広がり、追撃及ばずロレンソは2位ゴールとなった。

スピースはグリッド2列目から好スタートをきり1周目は4番手で通過したが、徐々に順位を下げて6周目にはS・ブラドル(ホンダ)に先行され9番手に下がる。その後何度かブラドルとのバトルを見せ、最後は抜きかえして8位でゴールした。

フロントロウ発進のクラッチローは、序盤からしっかりトップ集団についていく。4周目までは、ペドロサの後の4番手。後方にチームメイトのドビツィオーゾがつけ、5周目の第1コーナーでこの順番が入れ替わる。チームメイト同士の4番手争いの接近戦は終始続く。残り数周のところでクラッチローはオーバーランする一幕もあったが、すぐ復帰してドビツィオーゾを追う。しかし順位は変わらずそれぞれ4位、5位でのゴールとなった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 C・ストーナー Repsol Honda Team Honda 45'37.513
2 J・ロレンソ Yamaha Factory Racing Yamaha +1.421
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda +3.621
4 A・ドビツィオーゾ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha +13.846
5 C・クラッチロー Monster Yamaha Tech 3 Yamaha +16.690
6 A・バウティスタ San Carlo Honda Gresini Honda +21.884
7 V・ロッシ Ducati Team Ducati +26.797
8 B・スピース Yamaha Factory Racing Yamaha +33.262
9 S・ブラドル LCR Honda MotoGP Honda +35.867
10 H・バルベラ Pramac Racing Team Ducati +53.363
11 N・ヘイデン Ducati Team Ducati +1'02.630
12 A・エスパルガロ Power Electronics Aspar ART +1'20.736
13 R・ド・ピュニエ Power Electronics Aspar ART +1'23.483
14 M・ピロ San Carlo Honda Gresini FTR +1'37.905
15 D・ペトルッチ Came IodaRacing Project Ioda +1Lap

LAP CHART

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 C・ストーナー Honda 66
2 J・ロレンソ Yamaha 65
3 D・ペドロサ Honda 52
4 C・クラッチロー Yamaha 37
5 A・ドビツィオーゾ Yamaha 35
6 A・バウティスタ Honda 29
11 B・スピース Yamaha 18

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Honda 70
2 Yamaha 65
3 Ducati 27
4 ART 11
5 Suter 4
6 IODA 4

COMMENT

J・ロレンソ選手談(2位)

「今回は優勝ではなく3位や4位を目指すことになるだろうと思っていたから、こうして2位を獲得できたのはとてもうれしい。マシンがプラクティスよりもずっと良くなったから、できたことなんだ。でもスタートでクラッチを使いすぎて焼けてしまい、最初の2、3ラップは調子が上がらずケイシーから離されてしまった。そしてケイシーは最後までとても強かったよ。この問題が解決するとすべてが順調になり、ファステストラップを記録することができたんだけど、こういうことは僕にとってはあまりないことなんだ。ケイシーとの差は1ポイントだけ。明日のテストでマシンをさらに改良し、またトップに立ちたい」

B・スピース選手談(8位)

「今日はとても複雑な気持ち。というのは、このサーキットで完走できたのは3年のなかで初めてなんだ。チームスタッフにも話したけれど、今日はレースのなかで4回から5回も大きなミスをしてしまって、それがラップタイムとポジションに影響した。このように荒れたレースになってしまったけれど、そのなかでも僕自身は自信をつかもうと頑張っていて、いつもエンジョイできないエストリルで完走できたことがうれしかったんだ。次のル・マンは大勢の観客が集まる素晴らしいイベントだけど、このコースもまた、僕にとってはあまり好きではない場所!マシンにはとても満足しているので、もっと自信を持って走れるよう、これからも頑張っていく。そしてそれを結果につなげていきたい」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「プラクティスまでは非常に苦しかったが、最後にこうして好結果を得ることができた。ホルヘと彼のマシンとがぴったりと合った感じで、順調にプッシュできていたようだ。シリーズポイントではケイシーに逆転されたが、それもわずか1ポイント。それよりコンスタントに表彰台をキープできていることのほうを評価すべきだろう。明日はここでテストを行い、マシンの改良のために何ができるかを考えていく。そして2週間後のル・マンに備えたい」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「ベンはいくつかミスもあって、苦しい展開になった。おそらく、ひとつ目のミスがプレッシャーになり、それを跳ね返そうと頑張れば頑張るほど空回りしてミスを重ねたのだろう。でも、そのなかでも彼はフィーリングを取り戻しつつあり、セッティングにも満足して我々に自信を与えてくれている。明日は新しいものをいくつかテストする予定なので、それが良い結果を導いてくれることを期待している。ホルヘのほうは素晴らしい走りだった。終始ハードに攻め続け、ケイシーに息つく暇を与えなかった。こうしたことの積み重ねが最終的にタイトル獲得へとつながっていくのだと思う」

A・ドビツィオーゾ選手談(4位)

「今日は自分の走りに満足できたよ。とくにペースがとても良くて、最初から最後まで速く安定していた。金曜と土曜は小さな問題がいくつもあって、マシン・セッティングが順調に運ばなかったことを考えると、このような結果で終わることができたことは本当に良かった。今回の目標はトップとの差を縮めることだったので、それができてうれしい。プラクティスのなかではできなかったことを決勝で実現し、全28ラップを通してスピードをキープすることができたことが大きい。

ただスターティング・グリッドが3列目だったことが、序盤の戦いに間違いなく影響していると思う。実際トップグループには挑んでいくことさえできなかったのだからね。ペドロサにはもっと近づけたかもしれないし、ついて行くこともできたかもしれないと思うけれど、それは誰にもわからない。今は次のル・マンに照準を合わせている。テック3チームのホームレースであり、モンスター・エナジーがサポートするレースでもあるので、チーム全員がモチベーションを高めている」

C・クラッチロー選手談(5位)

「5位獲得はうれしいけれど、ヘレスのときのように、トップ3に近づくことができたらもっと良かったと思う。アンドレアは序盤で僕を抜いたあと、素晴らしい走りを見せてくれた。後ろからどんなにプレッシャーをかけても全く関係なく、少しも調子を崩すことなく走り切った。僕としてはなすすべなく、結局最後までチャンスは巡ってこなかった。でも5位は悪くないし、ランキングも4位をキープしている。

今日はいくつか問題もあって、決して完璧ではなかった。リアのグリップについては不安が的中してしまったけれど、原因がはっきりわからないので、これからデータを分析し解決策を見つけていきたい。またブレーキングも思い通りにできないので、タイムを上げるためには、前の4台よりも僕のほうがずっと激しくプッシュしていた感じなんだ。そんな中でもアンドレアとはいい戦いができたし、チームとしても、シーズン開幕以来どんどん調子が上がって勢いが出てきている。だから今はこうして、次のル・マンを楽しみにすることができるんだ。モンスターとテック3ヤマハにとって重要なレースになるので、そこで表彰台に上れるよう頑張りたい」

H・ポンシャラル、モンスター・ヤマハ・テック3チーム・チームマネジャー談

「2012シーズンも今回で3レース目。エキサイティングな素晴らしい戦いが続いているが、モンスター・ヤマハ・テック3チームのマネジャーの立場から見れば神経をすり減らす苦しいものでもある。アンドレアとカルが、すべてのレースで今回のように5位以内に入ってほしいと思う一方、ふたりが互いに激しく競い合うのを見るのはつらいのだ。でも、実際ふたりはこうしてチームにふたつの素晴らしい成績を与えてくれたわけだし、チームの強さとヤマハYZR-M1のポテンシャルの高さを証明してくれた。とくにアンドレアのほうは、今シーズンは不運が続いていただけに、今日の結果をうれしく思う。

カルのほうも決してアンドレアをリラックスさせてはいなかったはずで、そのプレッシャーを非常にうまく活かせたようだ。走りも素晴らしく、トップ5でバトルできる成長した姿を再び見せてくれた。我々の力強く戦う姿は、多くの人の目を引き付けているに違いない。毎セッション、毎レースで上位に入ることで、ヤマハもスポンサーも喜んでくれていると思う。これがとても重要なのだ。

次は我々にとってのホームレースになるので、非常に楽しみ。これまでよりも上のランキングにつけてフランスGPを迎えられることをうれしく思う。フランスのファンのために、ここまでの3戦同様、見ごたえあるレースができるようベストを尽くしたい」

辻 幸一、MS開発部 モトGPグループリーダー談

「今週は金曜日の1回目のフリー走行からレースにかけて路面の状態が大きく好転する状況にマシンのセットアップが追いつかず、少し空周りした感はありましたが、レースでは何とか帳尻を合わせ、ロレンソ選手が2位表彰台を獲得してくれました。またここでもモンスター・ヤマハ・テック3のドビツィオーゾ選手とクラッチロー選手が好バトルを繰り広げ4位、5位を獲得。スピース選手もレース中のミスこそありましたが、8位完走をしております。表彰台の真中を獲得すべく、さらなるマシンのパフォーマンス向上に努めなければならないことを痛感しております。明日は1日居残ってのテストを行いいっそうのマシン性能向上に努めます。次回のレースは5月20日、フランス/ルマンGPです。引続き皆様のご支援とご声援をお願いいたします」

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