ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 4月8日 カタール
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2012年4月5日(木)1日目フリー走行1、6日(金)2日目フリー走行2&3、7日(土)予選、8日(日)決勝
■開催地:カタール/ロサイル
CIRCUIT DATA
■開設:2004年
■コース長:5.380km
■サーキットレコードラップ:1分55秒153(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分53秒927(2008年:J・ロレンソ)
■2011年の優勝者:C・ストーナー
REPORT
ヤマハ・ファクトリー・レーシング、開幕戦カタールへ向けて発進
今週末、待ちに待ったモトGP選手権2012シーズンが、カタールはロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕。ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソとB・スピースは、そのライバルたちとともに、1000cc時代の初めての実践に臨むことになる。オフシーズン中に行ったマシンテストでは、ふたりとも好タイムを記録しており、1000ccの新型YZR-M1の性能を高く評価し信頼をおいている。例年通りナイトレースとして行われるこの開幕戦で、表彰台獲得を目指す。
2011シーズンはランキング2位のロレンソ。ここカタールでは毎回フロントロウからスタートして表彰台に上っている。しかし優勝はまだ実現しておらず、今年こそトップの座を狙いたいところ。一方、チームメイトのスピースは2010年に5位、2011年は6位に留まり、表彰台には未だ届いていない。今シーズンは新型1000ccマシンにかなり好感触を得ており、表彰台獲得を目標に臨む。
COMMENT
J・ロレンソ選手談
「もうすぐ開幕! 今はとても興奮しているよ! ライバルたちとの力関係を実践で試せるのだからね。去年もここではいい戦いができたけれど、今年はマシンの競争力がさらに上がっているので、とても期待しているんだ。手を怪我してしまったために長い間レースができなかった。それだけに今週末が楽しみで仕方がない。トレーニングは頑張ってきたので体調はとてもいい。マシンのフィーリングにも満足しているよ」
B・スピース選手談
「ようやくだよ! テストが続いてちょっと飽きてきたところだから、またレースに戻れるのがうれしいんだ。僕らはオフシーズンも一生懸命に頑張ってきて、ヤマハ・エンジニアたちのおかげで、とてもいいマシンを手にすることができた。木曜日にはコースへ出て、セッティングを調整して、フィーリングを確かめよう。照明に照らされて行なうナイトレースはいつだって特別な雰囲気。そのなかで100%の力を出し切り、素晴らしいショーをお見せしたい」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・チームマネジャー談
「今年は例年よりもオフシーズンが長かったので、カタールでの開幕戦をとても楽しみにしてきた。オフシーズン中のテストは非常に好調で、昨シーズンからの課題の多くを克服することができたので、このニューマシンが決勝でどのような走りを見せてくれるのか興味津々だ。マシンテストはもちろん非常に重要なものだが、実践で表彰台を獲得できるかどうかということも、マシンの真価を測る大切なテストになる。ホルヘは身体をしっかり仕上げてきており、M1も準備が整った。あとは最初の2、3日でコースをきれいに掃除して、いざ、決勝に臨む!」
M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談
「3回の冬季テストを通じて好調をキープできたので、精神的にも非常に良い状態でカタールを迎えている。そして好成績獲得を期待してこの開幕戦に臨んでいるのだ。昨シーズンはホルヘがいいレースを見せてくれたし、マシンは今年のほうが強くなっている。ベンのほうも、スーパーバイク時代を含めてカタールではいつも好調だ。ロサイル・サーキットのレイアウトはヤマハのマシンの特性に合っているので、必ずいい走りを見せてくれるだろう」