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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 8月29日 インディアナポリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第11戦インディアナポリスGP
■開催日:2010年8月27日(金)1日目フリー走行、28日(土)予選、29日(日)決勝
■開催地:インディアナ州/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ

CIRCUIT DATA

■開設:1909年
■コース長:4.216km
■サーキットレコードラップ:1分40秒152(2009年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分39秒730(2009年:D・ペドロサ)
■2009年の優勝者:J・ロレンソ

REPORT

フィアット・ヤマハの2ライダー、今季2度目のアメリカ・ラウンドへ

今季2度目のアメリカ・ラウンドが今週末、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催される。フィアット・ヤマハ・チームのJ・ロレンソとV・ロッシは第9戦ラグナセカでも好成績を挙げているが、今回も世界的に有名なこのコースで上位獲得を目指す。

ロレンソは第10戦までに7勝を記録する大活躍。ランキングでもトップをキープし、2位のD・ペドロサに対して77ポイントものアドバンテージを築いている。しかし決して油断はできない。最高峰クラスで初めてのタイトルを獲得するためには、これまでと同様に常に安定した走りを続けていかなければならないことを本人もよく理解している。昨年はこのコースで優勝。モトGP初開催となった2008年にはウエット・コンディションで自己初となる表彰台を獲得した。前回の第10戦ブルノで優勝、その翌日のテストでも十分な成果を得ており、好調のまま戦いに臨む。

一方のロッシは、前戦のブルノで好成績を期待されていたが、予想外の5位に留まりポイントを伸ばすことができなかった。しかしテストのなかで問題点を分析しており、ロッシもチームも確かな手ごたえを感じている。ロッシはアメリカでのレースをいつも楽しんでいて、先月末のラグナセカでは怪我からの復帰2戦目にして早くも表彰台を獲得。また2008年の同コース初GPでは、嵐のなかで記憶に残る見事な優勝を成し遂げている。昨年はチームメイトとのバトルのなかで転倒に終わっており、今年はその雪辱を狙う。

インディアナポリス・モーター・スピードウエイはスポーツ施設として世界最大の規模を誇る。そしてインディー500やオールステイト400などの大イベントでは、257,000もの観客席が満席になる。1909年の建設当初は2.5マイル(約4km)のオーバルコースだったが、現在ではモトGP開催のために、かつてのオーバルの一部分を含めて16のコーナーを持つモーターサイクル・ロードコースに造りかえられた。

COMMENT

J・ロレンソ―“アメリカで良い思い出を”

「シーズン後半戦が始まって、今回からまた2戦連続の開催になる。でもその前には、アメリカで少しだけ休暇を楽しむつもりなんだ。今回はアメリカで2回目のレースということになるわけだけれど、この前のラグナセカのようなレースをもう一度したいと思っている! 先月のラグナ、去年のインディーと、アメリカでは良い思い出ばかりだよ。去年のレースは大変だったんだけれど、今年はあの時とは違って大きなリスクをおかす必要はない。衝突は避けることができるんだ! インディーは大好きなコースだから、これまでどおりの好調をキープできるように、チームも僕も頑張っているよ」

W・ズィーレンベルグ―“完走することが最も重要”

「私自身は、初めてのインディアナポリスなので、非常に楽しみにしている。ホルヘも、このコースがとても気に入っているようだ。これからさらに3回、4回と良いレースを続けていくことが重要で、そうすることで本当のポジションが見えてくる。ポイント上、大きなリードを築いているのでリスクをおかす必要はない。毎回、完走して着実にポイントを積み重ねていくことが最も重要だということをホルヘもよく理解している」

V・ロッシ―“特別な場所”

「インディアナポリスは特別な場所、素晴らしいコースなんだ。だからいつも楽しみにしているよ。2008年には激しいハリケーンのなかで優勝した素晴らしい思い出が残っている。もっとも、もう一度あんなレースをしたいとは思わないけどね! 今年は去年とは状況が違っていて、ランキングは5位だし、体調も100%の状態ではない。でも精神的にはいつも充実して強くなっているんだ。ブルノは残念な結果になったけれど、翌日のテストで、それまでの問題点がわかってきたから、今回はきっとうまくいくと思っているよ!」

D・ブリビオ―“いつも楽しみなコース”

「去年はあまり良いレースができなかったインディーへ向かおうとしている。前回のブルノも思い通りにはいかなかったので、今回こそは好成績を目指したいと思っている。ブルノのあとのテストは非常に充実したものになったので、その成果を生かせるよう努力したい。インディアナポリスは素晴らしいコースなので、そのような場所でレースをするのがいつも楽しみだ。チームとしてはバレンティーノを最大限、高いポジションまで押し上げ、少しでも早く、また以前のように勝利を目指していけるよう力を尽くしたい」

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