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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 7月25日 アメリカ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第9戦USGP
■開催日:2010年7月23日(金)1日目フリー走行、24日(土)予選、25日(日)決勝
■開催地:カリフォルニア州/ラグナセカスピードウエイ

CIRCUIT DATA

■開設:1957年
■コース長:3.610km
■サーキットレコードラップ:1分21秒488(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分20秒700(2008年:C・ストーナー)
■2009年の優勝者:D・ペドロサ

REPORT

フィアット・ヤマハ・チーム、カリフォルニアの地へ

フィアット・ヤマハ・チームは飛行機で西へ移動。今週末は、今シーズン初めてのアメリカでのレースがカリフォルニア州はラグナセカで開催される。J・ロレンソはランキングトップをキープし、V・ロッシも6週間ぶりに怪我から復帰。ふたりは、例年、見ごたえあるレースが展開されるラグナセカを前に士気を高めている。

ロレンソは今季これまで優勝5回、2位3回と絶好調。シリーズポイントで、2位のD・ペドロサに47ポイントのリードを築いてランキングトップに立っている。ラグナセカ初挑戦となった2008年はリタイアに終わったが、昨年は、肩の怪我に苦しみながらもロッシに続く3位を獲得。今回も最低でも表彰台を狙っていく。サーキットに入る前には、モンスター・ヤマハ・テック3チームのB・スピースとともに、アメリカで有名なトークショーの司会者、ジェイ・レノの自宅を訪問する予定。そのガレージもまた世界的に有名になっており、200台を越える車やバイクのコレクションが並ぶという。

一方、6週間前に脚を骨折したロッシは、早くてもブルノまではレース出場は不可能だと思われていたが、ここでもそのスーパースターぶりを発揮。先週の第8戦から復帰を果たし、しかも以前と変わらない激しい闘志を見せて周囲を驚かせた。最終的には3位にわずかに届かず表彰台獲得はならなかったが、その差はコンマ2秒という大接戦だった。ロッシは今回、さらにパワーアップして、体力的に厳しいコースと言われるラグナセカに挑む。昨年は優勝を逃して2位。しかし2008年は、彼自身が今も最高のレースのひとつとして挙げるほどの見事な戦いぶりで勝利を挙げている。このときの光景は、もちろん、大勢のファンの記憶の中にも深く刻まれている。

ラグナセカはサンフランシスコから数時間のところにあるモンタレーという海岸沿いの町に位置している。灼熱の太陽、見極めにくい路面状態、そして反時計回りという特別な条件が重なるため、高速で幅の広いヨーロッパのコースに慣れていたライダーたちは、自らのライディングスタイルを変えてこれに合わせていかなければならない。高低差の激しいコーナーがいくつかあり、なかでも最も難しいとされているのが悪名高き“コークスクリュー”だ。

COMMENT

J・ロレンソ―“いつも目標は表彰台”

「世界でも人気の高いラグナセカを1年ぶりに訪れるので、今からとてもわくわくしているよ。あのコースを走るのは大好きだから、いつかきっと勝ちたいんだ! 実は何度か転んだことがあるんだけれど、去年はポールポジションを獲得して表彰台にも上ることができた。前回のザクセンリンクは2位だったわけだけれど、今回も目標はいつもと同じ。コンスタントに走りきり、表彰台獲得を狙っていくよ。サーキットに入る前にジェイ・レノに会いに行くことになっている。それからロサンジェルスにあるツイッター本社も訪れる予定なんだ」

W・ズィーレンベルグ―“自信を持って”

「今回がシーズン9戦目。ここまで1位か2位ばかりと好調が続いているので、次のアメリカも自信を持って臨むことができる。ラグナセカは他のサーキットとは全然違うタイプで、マシンにもライダーにもいつもとは違うものが要求されるが、ホルヘはここまで、どんな状況にもしっかり対処してきたので、今回も同様にうまくやってくれると信じている。チャンピオンシップのポイントでは大きなリードがあるので、この調子をキープして、毎回、表彰台を狙っていきたい」

V・ロッシ―“もうちょっと上を目指したい”

「ザクセンリンクでレースに復帰することができて、ほんとうに嬉しいよ。表彰台はあとちょっとのところで逃してしまったけれど、あそこまでやれるとは思っていなくて予想以上の出来だったんだ。脚はまだ少し痛みがあるものの、日一日と良くなってきている。今週末はまたさらに強くなって、ちょっとでも上を目指していきたい。ラグナセカは他のサーキットとはまったく違うけれど、乗っていてとても楽しいコース。過去2年、僕はここで素晴らしいレースを経験したんだよ!」

D・ブリビオ―“何が起こるか誰にもわからない”

「前回のザクセンリンクではバレンティーノがチームに復帰。しかも我々が思っていた以上の素晴らしいレースを見せてもらうことができた。これだから、彼のことは誰にも想像がつかないのだ。今回は表彰台獲得を目標にして頑張っていく。それと同時に、バレンティーノの怪我が全快したときに実力をフルに出し切れるように、マシンを少しでも良い状態にしておきたいと考えている」

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