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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報



ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 7月18日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦ドイツGP
■開催日:2010年7月17日(土)予選結果
■開催地:ドイツ/ザクセンリンク(3.671km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:31度
■PP:J・ロレンソ(1分21秒817/ヤマハ)

REPORT

ロレンソが4戦連続でポール

フィアット・ヤマハ・チームのJ・ロレンソが4戦連続でポールポジションを獲得。チームメイトのV・ロッシも怪我からの復帰戦で予選5位と健闘した。トップのロレンソとの差は0.578秒。

フリープラクティス初日はフロントのグリップ不足に悩んだロレンソだが、2日目の今日は午前中から好調でトップタイムをマーク。午後から行われた公式予選もはじめは好調だったが、途中でエンジンに不具合が生じてピットインを余儀なくされてしまった。その後、ロレンソのマシンから流れたオイルに乗ってふたりのライダーが転倒し、これによってレッドフラッグが提示されてセッションは中断。転倒したライダーたちは幸い、明日の走行は可能。セッション再開後、ロレンソは1分21秒台の好タイムで周回を重ね、C・ストーナー、D・ペドロサを抑えてポールポジション獲得を決定した。

一方のロッシは、昨日に引き続き好調をキープし、午前中のセッションでは3位を獲得。午後からはマシンのセットアップにより多くの時間を費やしていたが、セッション再開後にタイムを上げて4位までジャンプアップ。その後A・ドビツィオーゾに抜かれて5位となった。コンディションはこれまでのところ上々で、肩も脚も大きな痛みはない。明日はレース距離を走りきることが第一の目標となる。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・エドワーズとB・スピースは、それぞれ12位と13位。1日目の暑さから一転、公式予選は曇り空の下で行われた。エドワーズはこの気温の変化に対処しようと再び加重配分を変えるなど、懸命にセッティングの変更に取り組んだ。その結果、1分23秒026を記録。トップ6からコンマ5秒差。

一方、プラクティス初日にはヤマハ勢のトップに立って好調だったスピースは、2日目の今日は不運に見舞われ、実力を出し切れずに終わった。セッション前半は順調に走行を続けて10位あたりまで上がってきていたが、中盤でソフトコンパウンドのタイヤに履き替えてまもなくの第1コーナーで転倒。ロレンソのエンジンから漏れたオイルを避けきれなかったためで、スピースの転倒に続いてR・ド・ピュニエもグラベルへ飛び込んできたあとセッションは中断された。スピースは幸い怪我がなく、すぐに再トライに気持ちを切り替えたが、マシンのほうはダメージがひどかったためスペアマシンに乗り換えてのタイムアタック。3戦連続の6位以内を目指していたものの思うように上がらず、1分23秒028で13位に留まった。エドワーズとの差は0.002秒。ふたりとも、来週にはラグナセカでのホームGPを控えており、その前に好成績を挙げて士気を高めたいところ。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 J・ロレンソ Fiat Yamaha Team Yamaha 1'21.817
2 C・スト―ナー Ducati Marlboro Team Ducati 1'21.841
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'21.948
4 A・ドビツィオーゾ Repsol Honda Team Honda 1'22.263
5 V・ロッシ Fiat Yamaha Team Yamaha 1'22.395
6 H・バルベラ Paginas Amarillas Aspar Ducati 1'22.454
7 R・ド・ピュニエ LCR Honda MotoGP Honda 1'22.610
8 M・シモンチェリ San Carlo Honda Gresini Honda 1'22.624
9 A・エスパルガロ Pramac Racing Team Ducati 1'22.910
10 M・メランドリ San Carlo Honda Gresini Honda 1'22.917
11 M・カリオ Pramac Racing Team Ducati 1'22.961
12 C・エドワーズ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'23.026
13 B・スピース Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'23.028
14 L・カピロッシ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'23.040
15 N・ヘイデン Ducati Marlboro Team Ducati 1'23.090
16 A・バウティスタ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'23.193
17 A・デ・アンジェリス Interwetten Honda MotoGP Honda 1'23.515

COMMENT

J・ロレンソ選手談(予選1位/1分21秒817/36周)

「エンジンに関する規定が新しくなってからは、エンジンに問題が発生するなどということは誰も考えなくなっていたようだ。正直、僕も、メインストレートでエンジンが止まりそうになったときにはとても驚いたよ。脚にオイルがついているのに気がついて、マシンを停めることにしたんだけれど、ベンとランディーには本当に悪いことをしてしまった。とくにランディーのほうは少し怪我もしたようだから、明日、走れると聞いてほっとしたよ。ポールポジションは獲得できたけれど、決して楽ではなかった。ケイシーとダニがとても速かったからね。限界ぎりぎりまでプッシュしていかなければならなかった。昨日はかなり難しい状況だったけれど、チームのおかげでここまで来ることができた。明日の決勝を楽しみにしている」

W・ズィーレンベルグ、チーム監督談

「昨日に比べて、セッティングはかなり改善されており、午前中のセッションですでに、各セクションでコンマ数秒ずつ速くなっていた。午後も好調で、タイヤも両タイプとも良かった。終盤のタイムアタックは、最近はいつもそうだが、とても素晴らしかったと思う。でも上位はとても接近しているので、明日は激しい戦いになるだろう。エンジンについては、何が問題だったのかを分析するにはもう少し時間が必要だ。転倒してしまったライダーたちには申し訳ないことをした。とくにランディーは怪我をして痛みがあるようだ。あのスピードからの転倒は当然、危険なことだ。彼の回復を心から祈る。そして明日の決勝に影響がないことを願う」

V・ロッシ選手談(予選5位/1分22秒395/33周)

「今日も納得のいく走りができたよ。自信を持って乗れているんだ。でもセッションが2回あった分、きつかったし、少し痛みもあって昨日よりも疲れた感じ。でもフィーリングはいいし、脚の動きも問題ない。肩のほうもかなり良くなってきているよ。セッションの終盤でセッティングをちょっと変えたら、それが良くなかったようだ。このことでひとつ順位を下げてしまったと思っている。いずれにしてもフロントロウは無理だっただろうね。ロレンソ、ストーナー、ペドロサが21秒台を出していたけど、今日の僕にはとても不可能だったよ。明日は、やっぱり不安もあるけれど、何とか最後まで走り切りたい。表彰台は難しいだろうけど、5位以内を狙えればいいな」

D・ブリビオ、チーム監督談

「5位という結果は、非常に良かったと思う。2日前にこのことがわかっていたとしたら、少しも悩まず手放しで喜んでいただろう。バレンティーノのコンディションは予想以上にいいし、こうして結果もついてきた。1日1日、どんどん競争力が上がっているというわけだ。マシン・セッティングのほうも、もちろん懸命に取り組んでおり、それをバレンティーノの脚と肩がしっかり受け止めてくれている。すでに十分な速さが戻ってきていて、グリッド2列目という好結果を得ることができた。決勝の30ラップはとても長いので、明日はどうなるかまだわからない。でも良い位置を確保することができたので、あとは彼のレース勘が戻ってきてくれることを期待するだけ。何よりも、プラクティスを順調に終えて、今日ここにこうしていられるだけで十分にうれしいこと。あとのことはボーナスみたいなものだ」

C・エドワーズ選手談(予選12位/1分23秒026/32周)

「厳しいセッションだったよ。自分では、12位よりはずっといい走りができたと思っているんだけれど...。一生懸命努力しているけれど、それが結果に表れないことが悔しい。モンスター・ヤマハ・テック3のみんなも、いつも全力でマシンに取り組んでくれている。できることはすべてやったはずなのに...。加重をフロントにかけたり外したり、またリアにかけたり...。さらにスプリングやプリロードを変えてみたりと、考えられることは全部やったけど、ほとんど効果が見られなかった。ここはコースがタイトで抜きにくいから、厳しい戦いになるだろう。一番高いところを考えても7位争いまでがやっとかもしれないけれど、とにかくベストを尽くして戦うよ。来週のラグナセカに自信をつなげるためにもね。ラグナセカはベンと僕にとって重大なレース。準備を万端整えて、気分を盛り上げてアメリカに帰りたいんだ」

B・スピース選手談(予選13位/1分23秒028/35周)

「結果を見れば、ひどいものだと誰もが思うだろうね。すべてが最悪の方向に進んでしまったんだ。自分の調子は悪くないし、ペースも非常に良かったと確信している。でも実際にはグリッドの後ろのほうになってしまった。こうなったら必ず好スタートを決めて、そのあともどんどん上がっていくことを考えるしかない。でも、この予選結果は本来の場所じゃない。今週はずっと同じマシンに乗ってきたのに、それが転倒によってだめになってしまった。

決勝用マシンは、予選でもっと上へ行けるだけの何かを持っていたはずなんだ。でもスペアマシンでできることは、何とかそのタイムに近づけることだけ。最後のアタックでもしかしたら、もう1列前へ行けたかもしれないが、何より第1コーナーでの事故が決定的だった。僕は気づいたら土の上にいた。前兆は何もなかったんだ。そのあとド・ピュニエのマシンが飛んできたので、近寄って見てみるとフロントタイヤにオイルがついていた。それでようやく原因がわかった。幸い怪我はなかったので、明日は僕の最高の走りを見せたい」

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