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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 4月11日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2010年4月9日(金)1日目フリー走行、10日(土)予選、11日(日)決勝
■開催地:カタール/ロサイル

CIRCUIT DATA

■開設:2004年
■コース長:5.380km
■サーキットレコードラップ:1分55秒153(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分53秒927(2008年:J・ロレンソ)
■2009年の優勝者:C・ストーナー

REPORT

長かったオフシーズンがようやく終わり、今週末、モトGPの2010シーズンが幕を開ける。舞台となるのはカタールのロサイル・インターナショナル・サーキット。フィアット・ヤマハ・チームは先日、同サーキットでテストを行ったばかりで、ディフェンディング・チャンピオンのV・ロッシと昨年度ランキング2位のJ・ロレンソが今年も開幕戦から好成績を狙っていく。

ロッシは昨シーズン、ヤマハで4度目、自己通算9度目となるタイトルを獲得。優勝回数は103回を誇る。モーターサイクル・レースの世界ですでに確固たる地位を築き、もはややり残したことは何もないかに見えるロッシだが、勝利に対する意欲は初レース以来まったく変わっていない。今年もオフシーズン中のテストで好調をアピール。2010年型YZR-M1のベースセッティングはすでに仕上がっており、全6日間中、5日でトップタイムを記録した。ここカタールではこれまでに2回優勝しているが、昨年は予選、決勝ともに2位。今年こそ3度目の優勝を目指す。

一方、昨年はモトGP2年目にして早くもロッシとチャンピオン争いを繰り広げて注目を集めたロレンソ。今年はオフシーズンにモトクロスバイクで練習中に手を負傷したため第2回セパンテストを欠席したが、カタールでの最終テストには復帰した。依然として100%の状態ではないものの、バルセロナの自宅で集中的にリハビリに取り組んでおり、着実に完治に近づいている。ロレンソは2008年、モトGPデビュー戦となったここカタールでポールポジションから2位を獲得。2年目の昨年は、ロッシに続く3位に入っている。

一昨年、昨年に続いてカタールで開催される開幕戦は、今年もナイト・レースとなり照明のなかで行われる。サッカー場70個分の広さを照らすために必要となる電力は540万ワット。そのために13メガワットの発電機が用意され、250、1,500、2,500の各ワットの電球を使用した3,600ものライトが設置された。これが合計1,000本のポールに、それぞれ3mから36mの高さで取り付けられており、500kmの長さのワイヤーと300,000kgのコンクリートで連結されている。

COMMENT

V・ロッシ-"充実したオフシーズン"

「ついにシーズンのスタートを迎えることができて興奮しているよ!オフシーズンはとても順調で、YZR-M1もしっかりと仕上がっている。ヤマハとブリヂストンが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、僕らは冬の間も常に速さをキープすることができたんだ。テストは実質6日間しかなかったので、やるべきことはまだ残っているし、ニューマシンについてももっと勉強して慣れていかなければならない。でもとても良い状態でシーズンをスタートできることは間違いないんだ。今シーズンはたくさんの手強いライバルが出てきそうだから、ファンのみなさんには見応えあるショーをお見せすることができるはず。カタールはこれまであまり相性が良くなかったんだけれど、この前のテストはとても好調だったから、きっとうまくいくと思うよ!」

J・ロレンソ-"万全ではないけれど..."

「今はまだ万全の状態とは言えないんだ。怪我が完治するまでにもうしばらく時間がかかってしまいそうだ。トレーニングのなかでトラブルがあって手を怪我してしまったんだけれど、このようなことは僕らの世界にはつきものだから仕方がないね。でも冬休みがとても長かったから、今はシーズンのスタート待ち遠しいんだ。カタールは僕にとっては特別な場所。2008年に初めてモトGPの表彰台に上ったコースだからね。今年はあの時以上に厳しい戦いになるだろうけれど、少しでも前へ近づけるように頑張るよ。あとは去年みたいに雨が降らないことを祈るだけ」

D・ブリビオ-"レースへGO!"

「オフシーズンのテストが非常に好調だったので、チームのみんなの励みになっている。セパンでもカタールでも好タイムが出て、昨年と比べると1秒以上も速くなっているので、自信を持って開幕戦に挑むことができそうだ。ここでは今まであまりいいレースができなかったが、今回はチームの全員が、「今年こそは」という気持ちで一丸となり、シーズンのスタートに賭けている。長い間待たされてきたが、それもそろそろ終わり。準備は整った。さぁ、レースへGO!」

W・ズィーレンベルグ-"長いシーズン"

「ホルヘの親指はまだ完璧ではないが、彼自身は前回のテストでも、我々が思うよりずっと強かった。あれからまた少し時間が経ったので、その分も良くなってきているに違いない。この事故は本当に残念なことだったし、テストも1回欠席しなければならなくなった。しかし本人がしっかりと治療を行ってきたので、怪我以外のところでは最高の状態を維持することができている。テストではマシンのフィーリングも良かったので、あとは金曜日から始まるプラクティスでひとつひとつトライしていけばいい。シーズンは長い。今回はただ、その1回目に過ぎない」

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