AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.15 4月29日 ナッシュビル
RACE DATA
AMAスーパークロス 第15戦ナッシュビル大会
開催日:2023年4月29日(土)
開催地:テネシー州ナッシュビル
会場:ニッサン・スタジアム
REPORT
テネシー州ナッシュビルのニッサン・スタジアムで開催されたAMAスーパークロス第15戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが難しいコンディションとなる中、賢明なレース運びを見せて2位に入った。今シーズン11回目となるこのポディウムで、2戦を残し、2位に18ポイントの差をつけている。
250SX East第9戦では、Monster Energy Yamaha Star Racingのジョードン・スミスが3位に入り、再び表彰台に立った。チームメイトのルーキー、ヘイデン・ディーガンは難しいコンディションの中で力強い走りを見せて、4位を獲得した。
450SX
トマックが2位表彰台、ランキングでは2位に18ポイント差へ
イベント前に降った雨により、コースコンディションは難しいものとなったが、トマックはすぐに強さを見せつけ、最初の2セッションで最速タイムを記録した。最終的に予選総合結果では4番手となったが、参加したヒート1ではホールショットを奪ってレースをリードし、そのまま優勝した。
メインイベントでもホールショットを奪ったトマックは、猛烈なペースで後続を引き離しにかかり、1周目を終えて2番手に3秒以上の差をつける。その後も速いラップタイムを連発するトマックは、2番手以下に大きなギャップを築いた。だがレースが進むとライバルがギャップを詰め、レースも後半に入ったところでトマックは2番手に後退することとあった。難しいコンディションの中、トマックは自身のレースを続けて2番手のままフィニッシュ。地元コロラドで開催される次戦を前に、ランキング2位との差を18ポイントに拡大した。
この後、Monster Energy Yamaha Star Racingチームは、コロラド州デンバーのエンパワー・フィールド・アット・マイルハイで5月6日に開催されるAMAスーパークロスの第16戦に臨む。
250SX East
スミスがシーズン5度目のポディウムフィニッシュ
事前に降った雨により、ライダーたちは難しいコースコンディションに直面することとなった。スミスは好調な走り出しを見せ、フリープラクティスでトップタイムをマークし、予選総合結果で2番手となった。続いて参加したヒート1レースではホールショットを奪うと、スタートからフィニッシュまでリードしてレースを制した。
メインイベントでも素晴らしいスタートを見せたスミスは2番手につけると、すぐにトップに立った。序盤の5周に渡ってレースをリードしたスミスだったが、残念ながらコースアウトを喫し、3番手でコースに戻った。ベテランのスミスは変化するコンディションの中でも冷静さを保ち、2番手のライダーに迫るが届かず、3番手のままフィニッシュラインを通過し、シーズン5回目の表彰台に立った。
ディーガンは予選を4位で通過すると、参加したヒートレース(ヒート1)ではチームメイトに続く2番手でフィニッシュした。メインイベントでは思うようなスタートが切れなかったものの、トップ5につけてプッシュし、4番手に上がる。その後も上位のライダーとの差を詰めようとするディーガンだったが、残り時間が足りず、そのまま4位でチェッカーを受けた。この結果ディーガンは、250SX Eastでランキング2位を守った。この後、ひと週末のオフを経て、シーズン最終戦がユタ州ソルトレイクシティで行われる。
来週末、5月6日は、コロラド州デンバーのエンパワー・フィールド・アット・マイルハイでは、AMAスーパークロス250SX West選手権第8戦が行われる。
RESULT
RIDERS RANKING
CONSTRUCTORS RANKING
COMMENT
450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team
イーライ・トマック選手談(2位)
「とても充実した一日でした。ヒートレースとメインイベントで素晴らしいスタートを決めて、レース序盤をリードしました。良いぺースで走行していましたが、その後フープスで1度か2度ミスをしました。ペースが少し落ちたところで、セクストン選手にかわされました。ライディングには本当に満足していますし、スタート時のバイクは素晴らしかったですね。ソフトな路面からドライな路面に変わり、ライディングを難しくしたので、すごく厳しいコースでもありました。トランジッションはソフトでしたが、同時にトラクションをマネージメントする必要がありました。これはキツかったですね。かなりの数のライダーがはまっていましたけど、無事に走り切れて満足です」
250SX East
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team
ジョードン・スミス選手談(3位)
「各プラクティスでトップタイムをマークして、ヒートレースを制しました。それからメインでは素晴らしいスタートを決めてリードを奪い、恐らく5、6分リードしていましたが、ミスをしてコースアウトしてしまい、その後はちょっと苦戦しました。コースは本当にハードでしたね。メインイベントでは最後までプッシュし続けるのが本当に大変で、少し腕上がりにもなりました。リズムセクションのひとつはフットペグの深さで、これはメインイベントの前に改修されていましたが、常に変化していて、メインを通して注意し続けていなければなりませんでした。シーズン5回目の表彰台に立てたことと、優勝争いができたことをうれしく思います。表彰台にコンスタントに立つのは久しぶりのことなので、これが当たり前だと思っているわけではありません。これからも取り組みを続けます」
ヘイデン・ディーガン選手談(4位)
「全体に良い一日でした。予選もヒートレースも良く、速さがあって2位に入りました。メインイベントではスタートが悪くて、プッシュしましたけど、最後は時間が足りませんでしたが、トップグループのライダーたちをとらえることができたのは初めてだったので、それには満足しています。この場所の以前のビデオを見たのですが、コースは思っていた以上に荒れていましたね。わだちがかなり多く、ハードパックでドライでした。今日は4位でしたが、どんどん良くなっていきます」