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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 1月28日 アナハイム

RACE DATA

AMAスーパークロス 第4戦アナハイムII大会
開催日:2023年1月28日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム

REPORT

アナハイムのエンジェル・スタジアムで開催された2023年最初のトリプルクラウンが行われ、Monster Energy Yamaha Star Racingのディラン・フェランディスが4-6-5位で総合5位を獲得した。イーライ・トマックは最終レースでクラッシュしたにも関わらず、総合6位(3-2-13位)に入って貴重なポイントを獲得し、ポイントランキング首位を維持している。

250SX Westでは4-2-2位としたリーバイ・キッチンが、自身初となる総合優勝を遂げた。スタイルズ・ロバートソンも2番目のメインイベントを制すなど、総合3位(6-1-3位)に入ってチームメイトと表彰台に立った。

450SX
フェランディスがアナハイム2でトップ5フィニッシュ

フェランディスは予選で6番手に入ると、ナイトプログラムで好調な走りを見せて最初のメインイベントを4位でフィニッシュ。次のレースで1周目を8番手としたフェランディスは、そこから集中したライディングを見せて6位。続く最後のメインイベントではゲートが降りると4番手につけたが、最終ラップにミスを犯して5番手とし、そのポジションのままチェッカーフラッグ。4-6-5位で総合5位に入った。

トマックはこの日、好調な走り出しを見せて予選を4番手で終える。最初のメインイベントでは求めていたスタートは切れなかったものの、レースの折り返しまでに3番手まで順位を上げてフィニッシュした。2番目のメインイベントで目を見張る猛チャージを見せたトマックは2位に入り、総合優勝を視野に入れ、最終レースに臨んだ。しかしタイトルを争う最大のライバルとのバトル中に、タフブロックの上に着地して大クラッシュ。14番手で再走を果たすと、ひとつ順位を上げて13位でチェッカーを受けた。この日、総合6位でレースを終えたトマックは、450SXで2番手と4ポイント差のトップのまま南カリフォルニアを後にした。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、2月4日にNRGスタジアムで開催されるAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権シリーズの第5戦ヒューストンに臨む。

250SX West
キッチンがアナハイム2でスーパークロス初優勝

キッチンは予選で5番手として、まずまずのゲートピックを得た。3つのメインイベントが行われる今大会最初のレースでロケットスタートを見せたが、最終的に4位でフィニッシュ。続く2番目のレースはチャレンジングなコンディションの消耗戦となったが、キッチンは賢明なレース運びを見せて4番手から追い上げ、2位でフィニッシュした。

この日、最後のレースを前に、キッチンは2位に1ポイント差の首位につけており、総合優勝のためにはここで3位以内に入る必要があった。キッチンは再び好スタートを決め2番手に割って入ると、その後もポジションをキープして2位でフィニッシュ。AMAスーパークロスで自己ベストとなる総合優勝を果たした。

ロバートソンも堅実な走り出しを見せて予選を6番手で終える。ロバートソンは最初のメインイベントで好スタートを決めるが、1周目にシャッフルされて6番手に後退。そのポジションのままフィニッシュした。2番目のメインイベントではロバートソンがYZ250Fを駆って強気の走りを見せて優勝を果たし、最終レースを前に総合2番手に躍り出た。ロバートソンはここで堅実なスタートを見せて4番手につける。その後3番手に順位を上げると、そのポジションのままフィニッシュ。総合3位となり、250SX Westポイントランキングでトップ5圏内に浮上した。

来週末は、250SX Eastの開幕戦が2月4日、テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムで開催される。

RESULT

順位ライダーマシンポイント
1C・セクストンHonda26
2J・アンダーソンKawasaki23
3K・ロクスンSuzuki21
4C・ウエブKTM19
5D・フェランディスYamaha18
6E・トマックYamaha17
7A・プレシンジャーKTM16
8J・バーシアGASGAS15
9A・シアンシャルーローKawasaki14
10J・サバジーKawasaki13
11C・クレイグHusqvarna12
12C・ニコルズHonda11
13D・ウイルソンHonda10
14J・ヒルKTM9
15F・ノーレンKawasaki8
16S・マケラスSuzuki7
17K・チゾムSuzuki6
18B・ブロスYamaha5
19J・スターリングGASGAS4
20C・クレイソンKawasaki3

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1E・トマックYamaha69
2C・セクストンHonda65
3C・ウエブKTM65
4K・ロクスンSuzuki58
5J・アンダーソンKawasaki55
6D・フェランディスYamaha54

CONSTRUCTORS RANKING

順位コンストラクターポイント
1Honda140
2Yamaha132
3KTM115
4Kawasaki114
5Husqvarna92
6GASGAS86
7Suzuki84

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(5位)

「最初のメインイベントは序盤、ペースが若干足りなかったのですが、最終的に4位ととても良い結果になりました。次のメインイベントは少し苦戦しました。自分の流れがうまくつかめず6位でフィニッシュ。最後のレースでは、また良いスタートを切ることができ、最終ラップまで4番手につけていましたが、最後は5位となりました。全体として、今回は僕の450SXでベストなトリプルクラウンだと思っていますし、前進しています。僕らはバイクで正しい方向に大きな一歩を踏み出したのです。レースに勝てる良いバイクがあるので、次のラウンドでは走りに集中することができます」

イーライ・トマック選手談(6位)

「3回目のメインイベントに向けて良い位置につけていたのですが、大きなミスをしてしまいました。テーブルトップでトリプルを飛ぶ時にアウト側に飛び出して、タフブロックの上に着地してしまいました。ありがたいことに私の身体は再びタフブロックの上に乗ったので、無傷でした。バイクはかなりダメージがありましたが走り続けることができて、総合6位に入ることができました。悪いシナリオでしたけど、同時に良い部分もありました。というのも今回はトリプルクラウンなので、ポイントのダメージがそれほど大きくはなかったからです。これをポジティブにとらえて来週戻って来ます」

250SX WEST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

リーバイ・キッチン選手談(優勝)

「良い夜でした。好スタートを決める必要があることはわかっていたので、それを実行しました。着実な周回を重ねて、自分の後ろで何が起こっているのかは考えないように努めました。多くのライダーが転倒していたんです。総合優勝したのはいい気分ですが、今日、僕はレースで勝ってないので、少し変な感覚です。勝ちたいし、最初にチェッカーを受けるライダーになりたいんですけど、先週末から立ち直ることができたので、とてもうれしいです。ブレークの間も取り組みを続けます。僕はハングリーですからね」

スティレス・ロバートソン選手談(3位)

「最初のメインイベントは、満足できるものではありませんでした。正直に言って、まったくうまく乗れませんでした。でもチームと話して、元気づけられ、2回目のメインイベントでは優勝しました。これは自分自身にとって本当に良いことでした。最後のメインイベントでは、本来のスタートができませんでしたが、それでも表彰台に立つことができました。これは僕らにとって大きな前進で、ポジティブな気分でブレークに入れるのは良いことです。準備を整えて、オークランドでは強気で行きます」

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