ヤマハ発動機株式会社

ロードレース世界選手権 MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 11/06 バレンシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦バレンシアGP
■開催日:2005年11月6日(日)決勝結果
■開催地:スペイン/バレンシア(1周4.005km)
■観客数:124,500人
■周回数:30周(120.15km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度 ■路面温度:32度
■PP:S・ジベルナウ(ホンダ/1分31秒874)
■FL:M・メランドリ(ホンダ/1分33秒043)

REPORT

YZR-M1のロッシが11人抜きで3位表彰台獲得

序盤からトップに立ったM・メランドリ(ホンダ)がN・ヘイデン(ホンダ)を振り切ってMotoGPでの2勝目を挙げた。グリッド5列目から発進したヤマハ・ファクトリー・チームのV・ロッシは6周目には3番手に浮上し先行する2人を追うが及ばす3位となった。

レース序盤はメランドリとヘイデンが首位争いを展開。一方ロッシは1周目に8番手まで浮上すると、3周目7番手、4周目5番手、8周目3番手と着実にジャンプアップ。その後は上位2人に約5秒ほど後方で、C・チェカ(ドゥカティ)とテールトゥノーズの3番手争いを展開する。

首位メランドリとロッシの差は、中盤6秒半ほど広がることもあったが、20周目以後は差を詰め23周目以後は3秒台、さらに終盤29周目には2秒7まで詰めるが及ばす、3位でレースを終えた。

予選6番手2列目から発進したC・エドワーズは、スタートでやや出遅れ9番手で1周目を終えるが、その後追い上げ8位となった。またT・エリアスは10位、R・チャウスは15位となりヤマハ選手全員がポイントを獲得した。

RESULT

順位ライダーチームマシンタイム
1M・メランドリMovistar Honda MotoGPHonda46'58.152
2N・ヘイデンRepsol Honda TeamHonda0.097
3V・ロッシYamaha Factory RacingYamaha2.959
4C・チェカDucati Marlboro TeamDucati18.718
5A・バロスCamel HondaHonda20.706
6M・ビアッジRepsolHonda TeamHonda21.254
7L・カピロッシDucati Marlboro TeamDucati23.142
8C・エドワーズYamaha Factory RacingYamaha25.678
9玉田 誠Konica Minolta HondaHonda36.710
10T・エリアスFortuna Yamaha TeamYamaha39.116
11中野 真矢Kawasaki Racing TeamKawasaki41.136
12清成 龍一Camel HondaHonda45.691
13J・ホプキンスTeam Suzuki MotoGPSuzuki46.507
14A・ホフマンKawasaki Racing TeamKawasaki49.856
15R・チャウスFortuna Yamaha TeamYamaha1'19.443

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1V・ロッシYamaha367
2M・メランドリHonda220
3N・ヘイデンHonda208
4C・エドワーズYamaha179
5M・ビアッジHonda173
6L・カピロッシDucati157
12T・エリアスYamaha74
16R・チャウスYamaha52

CONSTRUCTORS RANKING

順位コンストラクターポイント
1Yamaha381
2Honda341
3Ducati202
4Kawasaki126
5Suzuki100
6BlataWCM13
7PROTON KR1
8MORIWAKI1

COMMENT

V・ロッシ選手談(3位)

「走り自体はすごく良くてペースも速かった。でも優勝するためにはやはり、15位からのスタートじゃだめだ。きのうは転倒してしまったのでこういうことになったが、実はセッティング自体もうまくいっていなくて、今朝になってようやくその原因がわかったところだ。それを解決したら思い通りに走ることができたというわけ。今後はプラクティスでもっと確実に仕上げられるようにしていかなければならないと思う。本当に素晴らしいシーズンだった。全員が一丸となって目標に向かっていた。このあとはちょっと休んで、またテストだ!」

C・エドワーズ選手談(8位)

「今日はあまり良くなかった。後半以降、少しペースが上がって追い上げられるようになったが、その頃にはもうタイヤが消耗していたので無理はしなかった。成績はごく普通のものだったが、多くのことを学んだ。チームの皆も僕を助けてくれた。彼らに、そしてミシュランに感謝。そして、彼らとともに冬季テストを行うのを楽しみにしている。やるべきことはたくさんあるので、できるだけ早く始めたいね」

D・ブリビオ、ヤマハ・ファクトリー・チーム監督談

「予選の時点ですでにこの結果が出ていたのだと思う。セッティングが決まらなかった上にグリッドは5列目だったのだから。それでもバレンティーノは4周目までにトップに4.9秒差まで詰め、最終的には2.9秒差まで詰めた。つまり勝者よりもペースは速かったのだ。1月のテスト開始から11月の最終戦まで本当に長いシーズンだった。そのなかで我々は、11勝を含め多くのものを獲得することができた。そして来年も同じことをやっていくのだ。そして来年はコーリンももっと上位に来るようにするのが目標だ。でも今は、スタッフに、エンジニアに、二人のライダーに感謝したい。素晴らしいシーズンだった」

T・エリアス選手談(10位)

「初日からの問題を解決できないまま、厳しい展開になってしまった。でもそのなかで自分自身はベストを尽くした。今シーズンは貴重な経験を積み重ねるシーズンだったと思う。怪我で無駄にしてしまった時間は残念だったが、多くのことを学ぶことができたし前進もできた。このあとは少し休んで、次に備えたい。チームのみんなに、メカニックに、僕を支えてくれた人々に感謝!」

R・チャウス選手談(15位)

「厳しいシーズンだった。YZR-M1に慣れるために頑張ってきたが、とても難しいことだった。今日のレースもまた厳しい展開で楽しく走ることはできなかったが、なんとか1ポイントを取ることができた」

中島雅彦談(技術開発室MotoGPグループYZR-M1プロジェクトリーダー)

「このコースはスペインバレンシアの西側にある1999年建設の新しいコースです。スタジアムスタイルでコース全体がスタンドから見渡せます。MotoGP開催コースの中では低速サーキットの一つでテクニカルな設定が特徴です。この時期は路面温度が上がらず、うまくタイヤをワークさせられなかったため、思うようにセットアップが進みませんでした。ロッシ選手は予選での転倒がたたり、予選順位が悪く15番手からスタート。驚異的な追い上げを見せましたが、パッシングポイントが少ないこのサーキットでは、タイムを上げられずトップグループとの差は中盤で大きく開いてしまいました。それでも表彰台を確保してくれたのはうれしい限りです。エドワーズ選手は年間ランキング4位に、またエリアス選手はルーキーオブザイヤーを獲得しました。

最終戦は創立50周年の締めくくりとして我々にとっても重要な位置付けでした。伝統のヤマハファクトリーカラーでの優勝を飾れなかったのは非常に残念ですが、今シーズンを振り返ると、私たちにとっては素晴らしい一年だったと言えます。関係各位の努力の賜物であり、応援くださった皆さんに深く感謝したいと思います。長くタフなシーズンが終わりましたが、息つく暇もなくテストが始まります。新たな気持ちで来年の進化を目指して頑張りたいと思います。ありがとうございました」


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