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フィリッパーツ、第2ヒートで優勝
モンスターエナジー・ヤマハのD・フィリッパーツがYZ450FMを駆って第2ヒートを制し、久々にスポットライトを浴びた。フィリッパーツが好成績を修めたメキシコ・グランプリで、FIMモトクロス世界選手権はシリーズの4分の1を終えた。グアダラハラの市内からも程近いグランプリ会場には25,000人の観客が詰めかけた。晴天で高温となった第4戦(全16戦)のサーキットはミスを誘発しやすい難しいコースとなった。
フィリッパーツが表彰台に立つのは、昨年夏のスウェーデンGP第2ヒート以来であり、勝利は2011年のブラジル以来。そして重要なのは昨年の負傷以来、7ヵ月を経た後の勝利であったことである。
土曜日のプラクティス・セッションではドライコンディションとなり、ライダーたちはコース上を舞う大量の砂埃に悩まされた。決勝では、コースには水がまかれ、2つのヒートに向けて準備が整えられた。
第1ヒートのオープニングラップ、ウエーブの通過で、ともに6位以内をキープしていたフィリッパーツとS・シンプソンが不運にも接触してしまう。シンプソンは転倒により肩を脱臼し、フィリッパーツは集団から10秒遅れの最後尾から再スタート。見事な追い上げを展開して10位でゴールした。
S・フロサードはトップ10内を走行していたが、負傷して間もない膝がバンプで痛み、第1ヒートでのリタイアを余儀なくされ、2ヒート目もキャンセルした。
第2ヒートでフィリッパーツはチーム唯一の参加ライダーとなった。ここでフィリッパーツは、4選手によるスリリングなバトルを制し、電撃的な勝利を収めた。6位から大胆に前に出たフィリッパーツは、工夫を凝らした有効なライン取りを行い、YZ450FMに2012年初の勝利をもたらした。このレースで獲得したポイントにより、フィリッパーツはMX1ランキング9位から6位へと浮上した。
第5戦に向けてシンプソンとフロサードの状態についてはここ数日で診断される。モンスターエナジー・ヤマハは南米ラウンド転戦を続け、5月20日にベト・カレロで開催されるブラジルGP参戦のため、メキシコシティからフロリアノポリスへと飛び立つ。
更新情報
- 2012/02/24
- [レースリリース] 2012年 ヤマハ国内外の主要レース活動について
- 2011/12/01
- [スペシャルサイト] 2011 YAMAHA Racing シーズンレビュー 公開
WMX MX1とは
起伏に富んだ地形を利用し、テーブルトップやフープスなどのセクションが設けられたコースで速さを競うモトクロス。ロードレースに比べスピードこそ劣るものの、横一線のスタートや20mを超えるジャンプ、コーナーでマシンをぶつけ合う激しいバトルを目の前で観戦できる迫力満点の競技だ。
そしてモトクロスレースの最高峰がモトクロス世界選手権。1957年に500ccクラスがスタートし、1962年に250ccクラス(現MX1)、1975年に125ccクラス(現MX2)が設立された。現在ではMX1が最高峰クラスとされ、2ストローク250cc以下/4ストローク450cc以下のマシンを使用する。世界中からトップライダーが集まるため、メーカー、ライダーの応援だけでなく、ライダーの国籍で応援するスタイルもある。
決勝レースは35分+2周の2ヒート制(全日本選手権は30分+1周の2ヒート制)で、各ヒートでポイントが与えられ、年間の合計獲得ポイントによってランキングが決定する。ヤマハは過去このクラス(旧250ccクラスを含む)で11回のチャンピオンを獲得している。
ライダー紹介
![]() デビッド・フィリッパーツ Monster Energy Yamaha Team |
![]() スティーブン・フロサード Monster Energy Yamaha Team |
![]() ショーン・シンプソン Monster Energy Yamaha Team |
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チーム紹介
2012年のMonster Energy Yamaha Teamは、昨年に引き続き3名体制で参戦する。ライダーは、2008年のMX1チャンピオン、昨年はシーズン途中の怪我によりランキング9位となったD・フィリッパーツ。昨年ヤマハからMX1へのフル参戦を開始、ランキング2位を獲得して一躍トップライダーの仲間入りを果たしたスティーブン・フロサード。そして、フロサード選手と同様、昨年MX1へフル参戦しランキング15位を獲得した若手のショーン・シンプソン。この3人が、2008年以来のチャンピオン獲得を目指す。
マシン紹介
YZ450FM
ヤマハモトクロッサー初となるF.I.を搭載し、前方ストレート吸気・後傾シリンダーという独自のエンジンレイアウトを採用。加えてアルミ製「バイラテラルビームフレーム」の車体など、数々の革新的技術を織り込んだYZ450F。2012年型では、燃料の噴射量と点火時期を制御する三次元マップを変更し加速時のパワーフィーリング向上や、フロントサスペンションの軽量化などを行っている。YZ450FMはこのYZ450Fをベースに、ファクトリーチューンを施して戦闘力を高めている。



