本文へ進みます
サイト内検索

モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月14日 トレンティーノ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第4戦トレンティーノ
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2024年4月14日
■開催地:ピエトラムラータ(1,570m)

REPORT

イタリアのピエトラムラータでFIMモトクロス世界選手権第4戦が開催され、MXGPでは、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのカルバン・ファランデレンが今シーズンベストの総合4位に入った。

MX2では、Monster Energy Yamaha Factory MX2ティボー・ベニスタントが、復調を見せ、総合2位。アンドレア・ボナクローシもチームの好成績に貢献し、母国の観衆の前で総合6位とキャリア最高成績を収めた。また、リック・エルジンガは猛チャージを見せて総合9位に入った。

MXGP
ファランデレンがトレンティーノで表彰台まであと一歩の総合4位

週末を通して、ファランデレンはラフでテクニカル、そして滑りやすいチクラミーノ・サーキットで並外れた速さを披露した。レース1でファランデレンは、中団スタートだったにも関わらず、炎のような勢いで集団の中で信じられない程の猛チャージを見せ、5番手まで順位を上げる。だが、終盤になってJ・ハーリングス(KTM)の先行を許すことに。結局、フランデレンは6位でフィニッシュラインを通過した。

自らに表彰台に挑戦できる速さがあることを知っているファランデレンは、レース2ではロケットスタートを見せてトップ3圏内につけ、トップを走る能力を示した。レース序盤、R・フェーブル(カワサキ)に2番手の座を奪われたものの、6周目にフェーブルが転倒すると、再び2番手に上がり、そのままポジションを維持してチェッカーフラッグを受けた。
トレンティーノMXGPで心強い週末を過ごしたファランデレンは、ランキング7位を維持した。

期待の持てる内容で終えた2024年FIMモトクロス世界選手権第4戦。次戦は5月4日、5日にポルトガルのアゲダで開催される。

MX2
ベニスタントが見事総合2位、ボナクローシもキャリアベストを記録

レース1では、ベニスタントが素晴らしいスタートを見せて3番手につけると、12周目にS・クーネン(KTM)をパスして2番手に上がる。ハイペースで力走を続けるベニスタントはレース終盤、トップを行くK・ドゥ・ヴォルフ(ハスクバーナ)に迫るが、4秒弱差の2位でフィニッシュした。

レース2でも好スタートを決めたベニスタントは、すぐに表彰台圏内の争いに加わる。レース中間点過ぎまで5番手を保っていたベニスタントは、M・ハルプ(トライアンフ)がミスした際に4番手に浮上。そこからベニスタントはチームメイトのボナコルシを追い、これに続く4位でフィニッシュ。総合2 位となった。この結果、ベニスタントはMX2選手権ランキングで3位に返り咲いた。

ボナクローシは母国の熱狂的な観衆に後押しされ、キャリア最高のレースおよび総合結果を得た。レース1ではターン1で他のライダーが目の前で転倒するというアクシデントがあったにも関わらず、20歳のボナクローシは力強いライディングで集団の中を駆け抜け、12位でフィニッシュした。

レース2では、1コーナーから2番手で立ち上がると、ボナクローシはすぐにトップの追撃にかかった。7周目に3番手に後退したものの、素晴らしいペースを維持するボナコルシは、そのままポジションをキープしてチェッカーフラッグを受けた。この力走により、ボナクローシはランキングは12位のままだが、トップ10との差を詰めた。

サルデーニャ島での6位という見事な結果を得た1週間後、エルジンガはその速さと勢いを第4戦でも維持し続け、レース1では4位に入った。だがレース2のスタートで不運なクラッシュを喫し、追い抜きが難しいこのサーキットで、多くのことをしなければならなくなった。鋭い集中力を保ち続けて果敢な追い上げを展開したエルジンガは、13番手まで挽回したところでフィニッシュ。ランキング9位を守った。

FIMモトクロス世界選手権、次戦は5月5日の週末にポルトガルのアゲダで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

MX2 RESULT Race.1

MX2 RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

RIDERS RANKING MX2

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MX2

COMMENT

MXGP

Monster Energy Yamaha Factory MXGP
カルバン・ファランデレン選手談(6位/2位:総合4位)

「今週末の結果には断然満足していますよ! 週末を通して速さがありました。フリープラクティスで1位、タイムドプラクティスで3位、そして今日も充分な速さがありました。これまでの進捗状況に本当に満足しているし、レース 2 ですべてのハードワークの結果を示すことができて良かったです。僕らはどんどん良くなっているし、やる気がさらに湧いてきています。まずは第5戦に臨む前に少し休もうと思います」

MX2

Monster Energy Yamaha Factory MX2
ティボー・ベニスタント選手談(2位/4位:総合2位)

「表彰台に立ちましたが、僕にとっては簡単な週末ではありませんでした。うまくライディングしましたけど、まだ改善の余地があるし、自分の本当の能力を示すためにもやるべきことがあります。もっと速く走れる可能性があるのです。もちろん、やっと今年初めて表彰台に上ることができてうれしいですし、これは正しい方向への大きな一歩です。でも、もっと上を目指しているので、これからも努力を続けます。シーズンはこの先まだ長いですからね」

アンドレア・ボナクローシ選手談(12位/3位:総合6位)

「今日は良いスタートを決めて、自分に何ができるかを示すことができました。MX2でトップを走れることはわかっていますし、レース 2 でそれを証明しました。総合6位という結果を自分自身、本当に誇りに思います。努力を続けますし、次のポルトガルでのレースに集中します」

リック・エルジンガ選手談(4位/13位:総合9位)

「僕は"ハードパック"ライダーではありませんが、ここではうまくライディングできる傾向があります。 週末を通してバイクの感触は良かったし、レース1ではミスした後に本当に良い走りができました。本当にプッシュして4位まで上がりました。なので、これには満足できました。レース2でもスタートは良かったのですが、ターン1で何人かがクラッシュして、僕のバイクが他のライダーのバイクと絡まってしまいました。集団に追いつくまでに2周かかりましたけど、プッシュし続けて13位でレースを終えました。速さもあるし、 ライディングにも満足しているので、ポルトガルに向けて努力を続けます」

ページ
先頭へ