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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 9月18日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦日本GP
■開催日:2005年9月18日(日)決勝結果
■ 開催地:栃木県/ツインリンクもてぎ(1周4.801km)
■観客数:68,000人
■周回数:24周(115.224km)
■気温:34度 ■路面温度:39度
■コースコンディション:ドライ
■PP:L・カピロッシ(ドゥカティ/1分46秒363)
■FL:L・カピロッシ(1分47秒968)

REPORT

ロッシ転倒リタイヤ。エドワーズ6位

ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシは4番手走行中の13周目、3番手で先行するM・メランドリ(ホンダ)と接触。両車転倒してリタイヤとなり、ロッシのタイトル決定は次戦以降に持ち越された。優勝はL・カピロッシ(ドゥカティ)が獲得した。

予選11番手・グリッド4列目中央からスタートしたロッシは、4周目までに7台をパスして4番手に浮上、先行するメランドリ、カピロッシ、M・ビアッジ(ホンダ)を追う。ところがメランドリが3番手まで後退し、ロッシとの差が詰まった13周目。前を行くメランドリのマシンと接触し二台ともに転倒。トップ争いはビアッジとカピロッシの一騎討ちとなり終盤カピロッシが逃げ切って優勝した。

ロッシのチームメイト、C・エドワーズはフロントエンドに問題を抱えながらも6位を獲得。シリーズポイントでは2位のビアッジに16ポイント差の3位に浮上した。ヤマハで2度目のタイトル獲得まであと13ポイントとなったロッシを阻むことができるのは、これでビアッジだけとなった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 L・カピロッシ Ducati Marlboro Team Ducati 43'30.499
2 M・ビアッジ RepsolHonda Team Honda 1.479
3 玉田 誠 Konica Minolta Honda Honda 16.227
4 C・チェカ Ducati Marlboro Team Ducati 22.148
5 J・ホプキンス Team Suzuki MotoGP Suzuki 33.212
6 C・エドワーズ Gauloises Yamaha Team Yamaha 34.915
7 N・ヘイデン Repsol Honda Team Honda 45.894
8 K・ロバーツ Team Suzuki MotoGP Suzuki 56.498
9 T・エリアス Fortuna Yamaha Team Yamaha 1'12.037
10 R・チャウス Fortuna Yamaha Team Yamaha 1'34.927
11 F・バッタイーニ Blata WCM Blata -1 Laps

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 V・ロッシ Yamaha 261
2 M・ビアッジ Honda 149
3 C・エドワーズ Yamaha 133
4 M・メランドリ Honda 126
5 N・ヘイデン Honda 121
6 L・カピロッシ Ducati 117
15 R・チャウス Yamaha 42
16 T・エリアス Yamaha 38

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Yamaha 275
2 Honda 238
3 Ducati 127
4 Kawasaki 97
5 Suzuki 76
6 BlataWCM 10
7 ProtonKR 1
7 Moriwaki 1

COMMENT

C・エドワーズ選手談(6位)

「スタートがうまくいって良い位置につけ、ケニー・ロバーツをパス。でもそのあと第7コーナー進入でフロントが滑ってはらんでしまった。フロントに関しては、金曜日の転倒を除けばずっと調子が良かったのに…。決勝では何度か同じ現象があり、ちょっと自信がなくなってしまった。今日のレースは僕にとってはサバイバルのような感じ。きのうまでに比べて気温が高く、タイヤとサスペンションのコンビネーションに影響したようだ。このところ厳しい状況が続いているが、このあとのレースは好きなコースばかりなので、きっとうまくいくと思う。ランキング3位をキープできたのは良かった」

V・ロッシ選手談(リタイヤ)

「難しいレースになることはわかっていたが、スタッフが頑張ってくれたおかげで、今朝のウォームアップではバイクの調子も良くなり、レースもとても好調だった。ところがトップ3に追いついた頃からフロントに問題が出始めたんだ。無理に抜こうとするのはリスクが高いということもわかっていたし、ロリスがマックスを抜いてくれるとも思っていた。そうすれば4位でチャンピオンを決めることができるので我慢して自分の走りに集中しようとしていたんだ。そんなときにマルコがちょっとミスをして、僕はあっという間に彼の真後ろに迫ってしまった。10コーナーで彼の後ろについたのは初めてだったからわからなかったが、僕らはライン取りがまったく違っていたんだ。僕はインからいって出口で大きく回ろうとしたが、マルコはアウトから回り込んで立ち上がりの加速をかせぐラインだった。ブレーキングの最初の50mはまったく同じスピードだったから気づかなかったが、彼は僕よりもずっと強く減速したため避けることができなかった。VTRでは分かりにくいと思うが、彼を抜こうとしていたわけじゃない。謝りにいったらマルコは“よくあることさ”と言ってくれた。彼のことが心配だ。大丈夫だといいけれど」

D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談

「マルコ・メランドリが心配だ。怪我の状況はまだわからないが、重大なことにならないよう祈っている。バレンティーノに対して抗議が出ていたが、主催者は問題ないと判断した。タイトル争いに関しては、ここで決められなかったのは残念。また連続表彰台が途切れてしまったのも残念だ。我々に今できることは、次のレースで取り返すことだ。コーリンは厳しい状況のなかで6位とした。貴重なポイントを獲得できたと思う」

T・エリアス選手談(9位)

「まずまずの成績を残すことができたと思う。でも、内容的にはブルノよりも悪かった。セッティングで多くの問題があり、結局最後まで解決することができなかったのが残念だ。次のマレーシアでは何としても解決して、さらに前へ進みたいと思う。多くのライダーが転倒したなかで僕は転倒せずにすんだ。そして獲得できた数ポイントは非常に重要なものだ」

R・チャウス選手談(10位)

「決して速くなかったが10位に入ることができた。大勢が転倒するのを見て、無理せず慎重に走ったほうがいいと考えていた。また気温が上がってきたのも状況を難しくした。こんなときはリスクをおかさず、ポイントゲットだけに集中するほうがいいんだ。残りのレースではマシンのフィーリングを少しでも良くすること、順位を上げることにベストを尽くしたい」

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