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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 7月24日 フランダース

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第14戦フランダース
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2022年7月24日
■開催地:ロンメル ・サーキット (1,830 m)

REPORT

MXGP

ブランデレンが総合2位、コルデンホフがレース2で優勝し総合3位

Gebben Van Venrooy Yamahaのカルバン・ブランデレンが、ベルギーのロンメルで開催されたモトクロス世界選手権第14戦フランダースGPで2/2位を獲得し総合2位に入った。一方、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのグレン・コルデンホフがレース2でシーズン2度目の優勝を飾って総合3位となり、表彰台に立った。この結果、ヤマハはMXGPマニュファクチャラー部門でトップに浮上した。Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーとマキシム・ルノーは31ポイントの同点で総合5位と6位でチャレンジングな一日を終えた。

シーワーはグランプリで驚異的な走り出しを見せて土曜日午後の予選レースを見事に制し、2戦連続ポールポジションを獲得した。コルデンホフは体調不良の中で5番手、ルノーは8番手で予選を終えた。

そしてホットなコンディションとなったレース1では激しいバトルが展開された。シーワーがスタートからB・ボジャーズ(Husqvarna)、R・フェーブル(Kawasaki)、そしてT・ガイザー(Honda)と2番手争いを展開し、コルデンホフとルノーはトップ10圏内につける。

体調不良でエネルギーレベルが低いにもかかわらず、コルデンホフは懸命のライディングを続け、他のライダーのミスを突いて順位を上げる。シーワーもそのひとりで、レース終了まで残り3周となったところでの3番手争いで転倒を喫した。その結果、コルデンホフは4位でフィニッシュし、ルノーは5位、シーワーは6位でレースを終えた。

MXGPライダーのほとんどはオフシーズンの間、ロンメルで多くの時間を費やし、深いサンドコースを楽に走るために必要な技巧を学ぶ。しかし、オランダとベルギーのライダーの速さに対抗するのは難しく、優勝はオランダのコルデンホフ、2位にはオランダのブランデレンとなった。最終的にグランプリを制したのはオランダのボジャーズとなり、トップ3がオランダ人という結果となった。シーワーは3周目のクラッシュから挽回して5位、ルノーは6位でフィニッシュした。

ランキングでは、シーワーが2位をキープし、コルデンホフは4位に浮上、ルノーは5位に後退した。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームは、スウェーデン、フィンランド、そしてフランスのヨーロッパ最後の3連戦を前に、1週間のブレークに入る。

MX2

グリーツ、ホームグランプリで優勝、ランキングでのリード拡大

Monster Energy Yamaha Factory MX2のヤゴ・グリーツが、ベルギーのロンメルで開催されたFIMモトクロス世界選手権第14戦フランダースで勝利を収め、ランキングでのリードを23ポイントに拡大した。ベルギー人ライダーであるグリーツのホームグランプリでの勝利は、Monster Energy Yamaha Factory MX2を率いるハンス・コーバースとヤマハとの25周年を祝う記念すべき出来事となった。ティボー・ベニスタントは総合6位に入りランキング5位に浮上した。

レース1で、グリーツは予選レースを制したK・ドゥ・ヴォルフ(Husqvarna)とバーtoバーのバトルを展開し、2番手でフィニッシュした。グリーツはシーズン2回目となるホールショットを奪った後、ベニスタントとR・フォン・ドゥ・モーシュタイク(Husqvarna)にパスされて3番手にシャッフルされるが、3周目までにトップを奪い返した。

ベニスタンは世界最速のサンドライダー3選手、グリーツ、ドゥ・ヴォルフ、そしてS・ランゲンフェルダー(GASGAS)にパスされて4番手への後退を余儀なくされるが、プラクティスで激しい転倒を喫したことによる影響を乗り越えながら懸命にポジションを守る。

8周目、グリーツはドゥ・ヴォルフの追撃を受け、レース中の最速ラップタイムを記録しながら逃げるが、逆転を許してしまう。その後グリーツはドゥ・ヴォルフへの反撃を試みるが、ポイントランキングを見据え、争いを避けて2位で確実にフィニッシュする選択をし、そのままチェッカーフラッグを受けた。

レース2のスタートも同様の展開となり、グリーツは再びホールショットを奪うが、レース1のウイナー、ドゥ・ヴォルフにパスされて2番手に後退する。しかし落ち着いたレース運びを見せたグリーツは、5周に渡ってドゥ・ヴォルフを追い、6周目にこれをパスした。

ひとたびトップに立ったグリーツを、誰も止めることはできなかった。圧倒的なペースで走行したグリーツは、何と2位に15秒もの大差をつけて、今シーズン10回目となるレースでの優勝を達成するとともに、今季5回目の総合優勝を獲得した。

ベニスタントはプラクティスでの転倒の影響があり、一日を通して体調は良くなかったが、レース2ではターン1でのクラッシュを乗り越えて8位でフィニッシュした。

素晴らしい結果となったホームグランプリを終えたMonster Energy Yamaha Factory MX2は、スウェーデン、フィンランド、そしてフランスのヨーロッパ最後の3連戦を前に、この後1週間のブレークに入る。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

MX2 RESULT Race.1

MX2 RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

RIDERS RANKING MX2

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MX2

COMMENT

MXGP

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

グレン・コルデンホフ選手談(4位/優勝:総合3位)

「大変な一週間でした。体調を崩していて、一週間何もできませんでした。通常、ロンメルでのGPに向けてはモチベーションを高めて、勝てる自信を持って臨みますが、今回はそうはいきませんでした。エネルギーが足りなかったのです。レース1でエネルギーを維持する必要があることはわかっていました。そうしないとレース2では何も残っていない状態で臨まなければならなくなりますから。それでもどうにか4位でフィニッシュしました。もう少し運が良ければ総合優勝も可能だったことはわかっていますが、満足しなければならないですし、ここロンメルで総合優勝するのはかなり特別なことです」

ジェレミー・シーワー選手談(6位/5位:総合5位)

「今日は表彰台に立つためにすべてのことをしました。自分は速いライダーのひとりでしたけど、うまく組み立てることができませんでした。厳しくなることはわかっていましたが、今日のコースは昨日とはまったく違っていました。ポジティブだった点は、スタートが2回ともすごく良かったことと自分の速さは問題なかったことですが、本当に重要な時にいくつかミスをしてしまいました。レース終盤の感触は良くて、他のライダーが疲労している時に、追い抜くことができました。ライディングには満足しているし、ランキングのために十分なポイントを獲得することもできました」

マキシム・ルノー選手談(5位/6位:総合6位)

「予想通りタフなGPでした。言えることはそれだけですね。オランダ人とベルギー人以外の誰もが苦戦したと思います。良いペースでかなりうまくライディングして5位と6位に入りました。最高の週末とはなりませんでしたけど、まだシーズンは続くので、最後まで最大限の努力を続けます」

MX2

Monster Energy Yamaha Factory MX2

ヤゴ・グリーツ選手談(2位/優勝:総合優勝)

「ロンメルはいつもタフなGPですが、本当に大変な週末でした。2度に渡ってホールショットを奪えたことには満足しています。これは本当に素晴らしくて、常にその後の展開を楽にします。最初のレースではドゥ・ヴォルフ選手が本当に良いライディングをしていて速かったので2位でした。レース2はとても良い感触で、長いレースになることがわかっていたので、ペースをマネージメントしました。ドゥ・ヴォルフ選手をパスして、ホームグランプリで勝ち、ランキングでのリードも拡大できました。今回は本当に重要なレースだったので、満足しています」

ティボー・ベニスタント選手談(4位/8位:総合6位)

「最高の週末とはなりませんでした。ここは本当に大変でした。今朝、かなり大きなクラッシュをしてしまいました。回復が難しく、バイクに乗っている時も100%集中できない感じでした。小さなことでもつらく感じました。本当にタフな一日でしたけど、この後一週間のオフがあるので、次のGPに向けて準備を進めます」

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