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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 6月20日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦ドイツGP
■開催日:2021年6月18日(金)フリー走行、19日(土)予選、20日(日)決勝
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ

CIRCUIT DATA

■開設:1996年
■コース長:3.671km
■サーキットレコードラップ:1分20秒195(2019年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分21秒228(2019年:M・マルケス)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、ドイツGPへ

Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、2年ぶりに開催されるドイツGPに出場するためザクセンリンクへと向かう。

2週連続となった第6戦イタリアGPと第7戦カタルニアGP、さらにその翌日のカタルニアテストのあと、1週間の休養をとりフル充電を終えたMonster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとM・ビニャーレス。

第7戦終了時点でランキングトップをキープしているクアルタラロは、14ポイントのアドバンテージをさらに拡大するため、ここザクセンリンクで初めてとなる表彰台獲得を目指す。シーズン開幕以来、好調を維持し好成績へ自信を見せる。

チームメイトのビニャーレスは、新たにクルーチーフに就任したシルバーノ・ガルブセラとともにマシンのフィーリング向上に取り組んでいる。幅が狭く、攻略が難しいこのコースは、ベース・セッティングの改良を図るための最適な場所と言える。2011年の125cc、2013年のMoto3、2018年のMotoGPでそれぞれ3位、2019年にはMotoGPで2位など多くの好成績を残しており、今年も表彰台獲得を目指している。

ザクセンリンクはザクセン州の都市ケムニッツに位置する。1920年代から周辺の公道を利用したクローズド・サーキットでレースが開催されていたが、1996年、安全性を考慮してザクセンリンクが建設された。その2年後には初めてMotoGPの舞台となり、以来、毎年開催されている。わずか12メートルのコース幅と多くのタイトコーナー(左-10、右-3)によって、グランプリサーキットのなかでも最もスピードの遅いコースとなっているが、レースの見どころは多い。

PETRONAS Yamaha SRT、2年ぶりのドイツGPに臨む

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリとV・ロッシは今週末、ザクセンリンクで開催される第8戦ドイツGPに出場する。昨年の同大会は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて中止されたため、2年ぶりの開催となる。

第7戦カタルニアGPではトップ10に入るなど調子を取り戻しつつあるモルビデリ。ここザクセンリンクではMoto2初参戦で表彰台争いを展開したほか、2017年には同クラスでポール・トゥ・フィニッシュを決めている。第7戦翌日に行われたテストも順調に進めており、今回はその成果を結果につなげることが目標となる。チャンピオンシップ・ポイントでは、第7戦終了時点で合計40ポイントのランキング10位となっている。

チームメイトのロッシもまた、カタルニアテストでハイペースを見せた。第8戦もこの勢いを維持し、前回同様、直接Q2に進出し、決勝では真のスピードを存分に引き出したいところ。ザクセンリンクでは優勝4回を含め合計10回の表彰台を獲得しており、見ごたえあるバトルを何度も展開している。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「カタルニアテストのなかで、ザクセンリンクに照準を合わせたセッティングを準備することができました。ここは決して得意なコースではありませんが、今年はとても楽しみにしています。開幕以来ここまでずっと好調なので、今回もきっと好成績を狙えると信じています」

M・ビニャーレス選手談

「カタルニアテストでまた一歩、前進することができました。このように少しずつ、状況が改善されています。テストで行ったセッティング変更が、ザクセンリンクでも効果を発揮するかどうか、早く試してみたいです。幅が狭く、非常に特徴的なコースですが、私は何度か好成績を経験しています。直近の2年間、2018年と2019年は3位と2位を獲得しているので、今年もいい仕事をして上位を目指したいと思います」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「夏休み前の最後の2連戦が始まります。チャンピオンシップにおいても、今がとても重要な時期です。ライダーたちはみな、シーズン前半を好成績で締めくくり、夏休みをより楽しく過ごし、良い状態で後半戦を迎えたいと考えています。今週はザクセンリンクでドイツGPに臨むことになりますが、ここは誰もが好むようなコースではありません。しかしヤマハはここで何度も表彰台を獲得しており、優れたセッティングとM1の軽快な特性が効果的であることは証明されています。ウイーク初日から正しい方向性をつかんで順調なスタートを切ることが重要です。カタルニアテストで行った作業を継続し、その成果を形にしたいと思います」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・モルビデリ選手談

「前回のカタルニアは金曜日と土曜日はとても順調で、決勝翌日のテストでも十分な手ごたえを得ることができました。この好調をそのまま、ここザクセンリンクでも発揮できればよいのですが、やはり走り出してみるまではわかりません。このコースは、かなり狭い場所もありますが、素晴らしいサーキットで、Moto2で初めて走ったときのことをよく覚えています。あのときはコースをよく知らなかったにもかかわらず、表彰台を競り合うことができたのです! 夏休み前の2戦をここで戦うことになります。とても楽しみです」

V・ロッシ選手談

「カタルニアテストはとても順調でした。いくつかのセッティングをテストしてペースが上がり、トップ10に入ることができました。フィーリングも上々でした。この好調が続いてくれることを願い、また思い通りにレースが進んでくれることを期待しています。ここはとても特徴的なコースで、左コーナーが多いことで、より一層、難しいものになっています。それでも私自身は、ここで何度も好バトルを展開し、良い成績も残してきました。2年ぶりのレースをとても楽しみにしています」

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