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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 11月4日 マレーシア

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦マレーシアGP
■開催日:2018年11月2日(金)フリー走行、3日(土)予選、4日(日)決勝
■開催地:セパン/マレーシア

CIRCUIT DATA

■開設:1998年
■コース長:5.548km
■サーキットレコードラップ:2分00秒606(2015年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分59秒053(2015年:D・ペドロサ)
■2017年の優勝者:A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGP、マレーシアGPへ準備万端

先週のフィリップアイランドではM・ビニャーレスが優勝を果たしたMovistar Yamaha MotoGPが、今週は再び太平洋を越えてマレーシアへ。3連戦の最終は今週末、セパン・インターナショナル・サーキットで開催される。

ヨーロッパを離れ、日本、オーストラリア、マレーシアと続くフライアウェイの3連戦。先週までに2戦を終えてライダーたちの疲労も高まってきている上に、マレーシアの暑さが、いつも以上のスタミナを要求する最も過酷な状況が予想されている。

そのなかでもウイークのスタートを待ちきれないV・ロッシは、2001年、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年に優勝、2002年、2005年、2014年、2016年に2位、2009年、2015年に3位を獲得。この輝かしいリストに、今年はもうひとつトップ・リザルトを書き加え、ランキング2位により一層近づきたいところ。第17戦終了時点で2位と15ポイント差のランキング3位をキープしている。

ロッシに15ポイント差のランキング4位につけているのが、前回のオーストラリアGPで表彰台の頂点に立ったビニャーレス。今回も勢いをそのままに、今年はセパン・サーキットでの初優勝を目指す。2011年には125ccクラスで、2014年にはMoto2でそれぞれ優勝しているが、最高峰クラスでは2016年の6位が最高だ。

セパン・インターナショナル・サーキットは1999年以降、毎年、グランプリを開催している。全長5.5kmのコースには中速から高速までミックスされた5つの左コーナーと10の右コーナーが設けられ、最長920mを含むふたつのロングストレートがそれらをつないでいる。MotoGPカレンダーのなかでは最も長いコースのひとつで、この地の酷暑や3連戦の疲労も加わってライダーたちには厳しいコンディションが強いられる。

ザルコとシャーリン、マレーシアへ

Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコとH・シャーリンは第18戦マレーシアGPのスタートを心待ちにしている。

ザルコは第17戦オーストラリアGPの転倒で失ったポイントを取り戻してトップ・サテライトを目指し、シャーリンは最高峰クラスで初めて、母国ファンの前でホームレースに臨む。期待高まる大イベントは、11月2日金曜日、現地時間10:55に幕を開ける。

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談

「オーストラリアではチャンピオンシップの重要なポイントを失ってしまいました。そのことは非常に残念だったのですが、その一方でマーベリックが優勝したことは本当にうれしく思います。今週は3連戦の最終回、マレーシアを迎えますが、とても重要な一戦なので、ハードワークを続けて好成績を目指します。私たちにとって大好きなコースとは言えませんが、いつものようにベスト・リザルトを目指してベストを尽くすことに変わりはありません」

M・ビニャーレス選手談

「オーストラリアでの優勝は心の底からうれしく、とってもハッピーな気持ちです。チームの努力によって問題や困難が解消され、とても気持ちよく乗れるようになって自信を取り戻すことができました。でも、もう気持ちを切り替えて次のセパンに集中しなければなりません。モチベーションは依然として高く保っていますが、気温などのコンディションはフィリップアイランドや日本とはまったく異なっています。フィリップアイランドでは重要な一歩を進めることができ、実際にマシンのフィーリングが向上しているので、方向性は間違っていないはず。この道をさらに前へ進み、シーズン終了までにもっと優勝回数を加えていきたいと思います」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「オーストラリアでの優勝はとてもファンタスティックな出来事でしたが、それを楽しむ時間は短く、すぐまた次のレースに気持ちを切り替えなければなりませんでした。でもマーベリックの優勝がチームのモチベーションをより一層、高めてくれたことは間違いなく、私たちは非常にポジティブな気持ちでこのレースウイークを迎えることができています。ここセパンでは様々な要素がレースの行方に影響を及ぼします。トリプル・ヘッダーの最終戦であること、高い気温と湿度、そのなかで走るライダーたちの体調など厳しい条件がたくさん絡み合ってくるのです。2週続けて激しいバトルを繰り広げたライダーたちは、今週、最後のプッシュに挑みます。バレンティーノとマーベリックもトップ争いのなかで好レースを展開し、2018年を最高の形で終えたいと意欲を燃やしています」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談

「セパン・インターナショナル・サーキットは好きなコースのひとつで、いつも速く走ることができる場所です。今回もまた、マシンが良いフィーリングを与えてくれるよう期待しています。気温の高さと難しいコンディションはタイと似ていますが、ここのほうが、より合っているし、私自身、万全の状態で臨むことができそうです。好レースを展開し、できるだけ多くのポイントを獲得してトップ・サテライトを目指したいと思っています」

H・シャーリン選手談

「先週のフィリップアイランドでは大いに刺激を受けました。そのあとでセパンへと戻るのを、今はとても楽しみにしています。前回は残念な結果になってしまいましたが、レース全体の三分の二くらいまでは、とてもいい走りができましたし、目の前にいるトップライダーたちから多くを学びました。しかもしっかりついて行くことができたのです。残念ながらストレートではエンジン・パワーで及ばず、また最終的には第4コーナーでフロントから転倒しまいました。ホームレースを目前にして、いつも以上にモチベーションが高まっていて、ウイークのスタートが待ちきれない気持ちです。ハードワークを継続し、自分たちを信じて、今週もまたベストを尽くします」

H・ポンシャラル、チーム・マネジャー談

「あと数日でもう次のラウンド、マレーシアGPがやって来ます。私たちは冬の間に何度もテストを行って豊富なデータを持っていますし、この素晴らしいサーキットで行われる素晴らしいイベントは、チャンピオンシップにおいても非常に重要なものになるはずです。とくに今回はマレーシアのMotoGPスター、ハフィス・シャーリンが地元に外旋するのですから、MotoGPクラスは、タイGPでのそれと同様、大きな注目を集めることになるでしょう。彼はまるでロック・スターのような歓迎を受け、メディアによるマレーシアGPのマーケティング活動にも引っ張りだこの状態。私たちとしてもできるだけサポートしたいと思っています。第一に名前を挙げたいのがラズラン・ラザリ。友人のひとりであり、昨年冬、ハフィスをチームに紹介してくれた人物です。彼が見ている前で、いいレースをしたいと思っていますし、私たちは今までも、ここでは多くの好成績を残してきました。昨年はヨハンがドライ・コンディションの予選でフロントローを獲得。決勝はフル・ウエットとなりましたが、2台のドゥカティに続く3位でゴールしました。ハフィスがこのコースでMotoGPマシンを走らせるのは初めてですが、ホームレースの雰囲気が彼に力を与えてくれるでしょう。とくに前回のオーストラリアでは残念な結果に終わっていますから、そのことを忘れるためにもフリープラクティス第1セッションから新たな戦いに集中していきます。Monster Yamaha Tech3 Team、ヨハン、そしてもちろん地元のヒーロー、ハフィスのために大勢のファンが集まってくれることを期待します。現地で会いましょう!」

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