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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月18日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2018年3月18日(日)決勝結果
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度 ■路面温度:23度
■PP:J・ザルコ(1分53秒680/ヤマハ)
■FL:A・ドビツィオーゾ(1分55秒242/ドゥカティ)

REPORT

ロッシが開幕戦3位表彰台、ビニャーレスは6位入賞

Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシが、2018シーズン開幕戦で3位表彰台を獲得。チームメイトのM・ビニャーレスも1周目の15番手から6位まで挽回し、貴重なポイントを獲得した。

ロッシは8番グリッドから絶好のスタートを切り、オープニングラップで4番手に浮上。さらに表彰台圏内を目指してD・ペドロサ(ホンダ)との差を詰めてゆき、2ラップ目を終えたメインストレートでこれに並んで3番手に浮上した。前をいくのはJ・ザルコとM・マルケス(ホンダ)。速いペースではあったがロッシはこのふたりを逃がさないよう1分55秒台をキープする作戦をとる。そして5ラップ目にマルケスをパスして2番手に浮上し、いよいよザルコに照準を合わせた11ラップ目の第1コーナーではらんでしまい、マルケスとA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)に先行を許してしまう。

最後の5ラップでは、ドビツィオーゾとマルケスには届かなかったものの、ザルコをパスして安定した走りで追いすがる後続を突き放し、トップから0.797差の3位でチェッカーを受けた。

一方のビニャーレスは慎重なスタート。予選12番手から15番手へ後退したが、徐々にリズムをつかむと3ラップ目からチャージを開始し、トップグループと同等のペースで周回を続けて少しずつ近づいていった。残り10ラップになったところで、A・リンス(スズキ)とJ・ロレンソ(ドゥカティ)がリタイアし、ビニャーレスは10番手へ。次のラップではJ・ミラー(ドゥカティ)を、さらに1ラップ後にA・イアンノーネ(スズキ)をパスして8番手に浮上した。

この時点でトップグループを視野に捉えたビニャーレス。その差は2.5秒ほどあったが、ハイペースをキープして残り3ラップでついにペドロサの背後に迫り1ラップ後にパス。さらにザルコもパスすると、D・ペトルッチ(ドゥカティ)にも迫るがわずかに届かず6位でチェッカーを受けた。

この結果、ロッシはランキングトップから9ポイント差の3位。ビニャーレスは15ポイント差の6位。またコンストラクターランキングでは3位、チームランキングではMovistar Yamaha MotoGPが3ポイント差の2位につけている。

ザルコが優勝争いを展開し8位。シャーリンは初のMotoGPで2ポイント獲得

Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコがロサイル・インターナショナル・サーキットで見事なパフォーマンスを見せた。決勝の22ラップ中17ラップまでレースをリード。終盤に入るとタイヤを消耗したことで徐々にペースを落とし8位となった。

チームメイトのH・シャーリンは、初めてのMotoGP決勝に臨み、1周目を17番手で終了。その後も順調に走行を続け、並み居るベテランライダーとバトルしながらポジションをあげ、14位でチェッカーを受けた。これで母国マレーシアに初となるMotoGPポイントを持ち帰ることとなった。

RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(3位)

「すばらしい戦い、すばらしいレースになりました。去年は表彰台を期待していなかったので自分でも驚いてしまったのですが、今年はマシンのフィーリングが良かったので、いいレースができると確信していました。それでも、速いライダーが10人もいたのですから、そのなかで表彰台に上れるかどうかは予想がつきませんでした。グリッド3列目から好スタートして何台か抜くことができたこと、そしてもうひとつは終盤の戦い方が重要な鍵となりました。昨年同様、トップはドビツィオーゾとマルケス。彼らには余裕がありましたが、それについていくことができて、最終的に近づくことができたので満足しています。優勝には届きませんでしたが、開幕戦で表彰台に上れたことは大きな収穫です」

J・ビニャーレス選手談(6位)

「今日は、今までよりもマシンのフィーリングが好みに近づき、とくにリズムが向上してきました。実はここまでマシンのことばかり気になって、あまりスタート練習をしていませんでした。その結果がスタートの失敗に繋がってしまいました。でも今はこうしてフィーリングが回復してきたので、他のことにも気を配れるようになるでしょう。セッティングもとても良くなってきていますが、まだ課題がありますし、電子制御システムについても、もっと自分のスタイルに合ったものにしていく必要があると思っています。そして、先ほど話したスタート練習です。今日のようなレースのあとは、またすぐにレースがしたいと思うものです。モチベーションは非常に高まっていて、今回も優勝のチャンスだってあったと考えています。チームのみんなが、とくに昨日の午後は本当にがんばってくれました。よい方向性が見つかり、とてもよい状態です」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「シーズン開幕戦にふさわしいすばらしいレースになりました。昨日のフリープラクティス第4セッションと今日のウォームアップの走りを見て、ふたりが非常に好調であることは確信していました。バレンティーノは絶好のスタートを切り、これが3位獲得への重要な鍵となりました。そして見事なライディングで上位をキープし、最終的にトップに0.797秒差と近づくことができたのです。一方、マーベリックのほうはグリッド4列目と厳しい状況でしたが、混戦を抜けてからは非常によいペースを維持することができました。1分55秒台前半をコンスタントにキープしたことで、上位グループに近づくことができたのです。ふたりが見せてくれたパフォーマンスはチームをより一層、勇気づけ、鼓舞してくれたものと思っています。ライダーたちに、チームメンバーに、そしてエンジニアに感謝します。3週間後のアルゼンチンGPもこの調子を維持して臨みたいと思います」

Monster Yamaha Tech 3
J・ザルコ選手談(8位)

「素晴らしい週末になりました。ポールポジションからのスタートはやはり気分が違うし、それによってMotoGPのトップライダーたちと競り合うことができました。初めからレースをリードしたいと考えていたので、スタートで飛び出してトップに立ち、その後も気持ちよく走ることができました。ライバルたちより速かったというわけではありませんでしたが、誰も私を抜くことはありませんでした。しかし残り7ラップまで来たところでアドバンテージを広げようと少しプッシュしたとき、フロントに違和感がありました。そして残り5ラップでは何台かに抜かれ、フロントを正しく使えていないということに気づきました。そのあとは非常に厳しい状態になり8位まで順位を下げましたが、それでもリタイアよりはずっと良い結果です。このような難しいコンディションのなかでは、完走することが最も重要です」

H・シャーリン選手談(14位)

「とても気持ちよく走ることができました。チームのみんながすばらしい仕事をしてくれたおかげなので、彼らに心から感謝しています。初めて出場したMotoGPでポイントを獲得することができたことは、正直なところ自分の予想を超える出来事でしたが、集中し、モチベーションを高めていけばそれも可能なのだということがわかりました。決勝では少しナーバスになっていました。ミスをして転倒したくないと思っていたからです。でもこうして最後まで走りきり、チームに2ポイントを持ち帰ることができて本当にうれしく思います。次回はライバルたちと競合えるように、ハードなトレーニングを続けてしっかり準備を整えてきます」

H・ポンシャラル、チームマネジャー談

「MotoGPにとって、そしてMonster Yamaha Tech3にとって非常にすばらしいレースになりました。昨晩はポールポジションに歓喜しましたが、決勝は激しく厳しい戦いを想像していたので、ザルコ選手がレースをリードすることは期待していなかったのです。ところが彼は順調にラップを重ねていたので、優勝の可能性もよぎっていたのですが、終盤になると厳しい状況になりひたすらゴールを目指すだけでした。トップグループは8台の接近戦でしたが、ザルコ選手はその最後尾までポジションを下げてしまいました。しかし私たちは、ポジティブな気持ちを失ってはならないと思いました。彼は確かに優勝争いを演じ、次回も必ず優勝を目指してプッシュするでしょう。それが彼とチームの目標だからです。
そしてシャーリン選手もまた、ウイークを通じて本当にすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。予選で好位置を獲得したあと、私たちとしては、ミスをしないようにすることだけを伝えました。スタートでは少し遅れてしまいましたが挽回し、大勢のGPライダーとバトルし、彼にとって人生初のMotoGP決勝で、最終的に2ポイントを獲得したのです。この先はまだ長い道のりですが、今日の彼に心からおめでとう。そしてザルコ選手とチームのみんなにも大きな祝福を贈りたいと思います。彼らはみな本当によくがんばってくれました。今回の結果を受け入れ、次のアルゼンチンに向けてまた気持ちを集中していきます」

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