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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月28日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦オーストラリアGP
■開催日:2018年10月26日(金)初日総合結果
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.445km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:32度

REPORT

M・ビニャーレス総合3番手と好調。V・ロッシは両セッションで10番手

Michelin Australian Motorcycle Grand Prix初日は、Moto3のフリープラクティス第1セッションでコース上にまかれたオイルの影響でスケジュールが遅延。そのなかでもビニャーレスは好調を維持して総合3番手を獲得。ロッシはこのコース特有の風と寒さに対応するため、やや時間をかけてマシンを暖めてから少しずつペースを上げていった。

コース清掃後にスタートした第1セッションでは難しいコンディションに多くの転倒車が出たが、ビニャーレスは順調に周回を重ねて11ラップ目に1分29秒952のトップタイムをマーク。第2セッションではマシン・バランスの最適化によってさらにペースアップを図り、終盤では前後タイヤをソフトコンパウンドに履き替えてタイムアタックを行った。この結果、自己ベストを1分29秒354に更新し、トップから0.223秒差の総合3番手獲得と健闘した。

チームメイトのロッシは、ランキング2位との9ポイント差を縮めるためにこのレースを戦う。フリープラクティス第1セッションでは開始早々から決勝用のベース・セッティングを準備。ラップタイムではビニャーレスから0.876秒差の1分30秒828を記録して10番手となった。続く第2セッションでもマシン・セッティングに専念したロッシ。路面は依然として濡れていたが、気温の上昇とともにラップタイムが向上し、最終スティントでは1分30秒台前半を連発した。ベストラップは1分30秒133。トップから1.002秒差の10番手で初日を終了した。

ザルコとシャーリン、オーストラリアGP初日に好調アピール

Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコは、フリープラクティス第1セッションからハイペースを披露して8番手を獲得。第2セッションではそこからさらに0.972秒短縮し、トップに0.555秒差に迫る1分29秒686で6番手に浮上した。
ザルコのチームメイトのH・シャーリンは、フィリップアイランドのコースに素早く慣れてペースアップ。第2セッションでは0.777秒更新すると、トップ10に0.046秒差と迫る11番手を獲得し初日を終えた。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合3番手/1分29秒354)

「順調な金曜日。フィリップアイランドが大好きです。コース・レイアウトが素晴らしいので、いつも以上にプッシュできるのです。作業スケジュールも非常に順調で満足していますが、午後のセッションは少しがんばり過ぎてしまったようです。マシンのフィーリングがとても良かったので、その良かったマシンに集中するべきでした。私自身は集中力を保って正確な仕事ができたと思います。その結果、3番手を獲得することができました。このコースの流れるようなコーナーの特徴が私たちのマシンに合っています。今日は絶好調だったので、明日と明後日もこの勢いをキープできるようがんばります」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合10番手/1分30秒133)

「今日はマシンとタイヤに集中しました。ここフィリップアイランドではいつも、そのバランスで苦労するからです。天気予報によれば、明日のフリープラクティス第3セッションでタイムを短縮するのは難しそうなので、最終的にトップ10に入ることができたのは幸運でした。今日のところはまだペースが上がっていないので、明日以降、マシン・バランスをさらに向上できるよう、しっかり作業を続けなければなりません」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「フィリップアイランドは天候が変わりやすく、このあと何が起こるかわかりません。だからひとつひとつのセッションが非常に重要になるのです。今日は前回のもてぎで使用したセッティングに比べ、より従来的なベース・セッティングを採用。ふたりは好調ぶりを発揮し、とくにマーベリックは両セッションでハイペースを見せてくれました。タイヤ・スペックを数種類、試しましたが、最も硬いコンパウンドについてはテストができなかったので、明日のセッションで行う予定です。また、マーベリックとバレンティーノが同様に指摘しているコーナー立ち上がりについて取り組むほか、タイヤの耐久性向上を図るための電子制御システムについてもテストを続けます。明日の天気はまだわかりませんが、いずれにしても、また一歩、前進を目指します」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(フリー走行総合6番手/1分29秒686)

「ウイーク初日は好調。コンディションも十分でした。この素晴らしいコースで素早くペースをつかめたことに満足しています。でもそのあとは、毎ラップでタイムを更新できたわけではありませんし、より気持ちよく走るためにセッティングを向上させることも簡単ではありませんでした。非常に速いライダーが何人かいて、彼らのペースにはついて行けなかったのです。でもここであと一歩前進し、自信を持って戦えるように努力しなければなりません。このコースでは加速性能が非常に重要になるので、それが明日以降の課題になるでしょう。初日としての結果には満足しています。明日はさらに向上を目指し、明後日の決勝に備えます」

H・シャーリン選手談(フリー走行総合11番手/1分30秒179)

「フィーリングは最高です! 過去の経験ではあまり好きなコースではなかったので、正直に言うと、フィリップアイランドで最初からこのように速く走れるとは思っていなかったのです。ところがGPマシンではフィーリングがまったく異なっていて、このマシンなら自信を持って走ることができました。そしてQ2進出まであとわずかのところまで迫ることができたのは良かったのですが、本当なら、もうちょっとペースを上げることができたのではないかと悔やんでいます。でも全体的にはとても順調なので、今日の状態をキープして、明日また好天のもとでチャレンジしたいと思います。今までのところマシンは絶好調。明日は決勝用セッティングをしっかり煮詰めていきます」

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