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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月23日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦アメリカズGP
■開催日:2017年4月23日(日)決勝
■開催地:オースティン/テキサス州(5.513km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:40度
■PP:M・マルケス(2分02秒741/ホンダ)
■FL:M・マルケス(2分04秒899)

REPORT

V・ロッシが2位を獲得。M・ビニャーレスはポジションアップを図りながらも2ラップ目に転倒リタイア

Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシはアメリカズGPで開幕以来、3戦連続で表彰台を獲得。チームメイトのM・ビニャーレスは好調をキープして意気揚々と臨んだが、2周目に転倒して早々に戦列を離れることとなった。

フロントローから好スタートを切ったロッシは、D・ペドロサ、M・マルケス(いずれもホンダ)に続く3番手で第1コーナーを通過。その後、数ラップは、ふたりを逃がさないように距離を測りながら慎重に走行を続けた。
5周目には第1コーナーでややはらみ、さらに第4コーナーではJ・ザルコと接触してコースを外れてしまったが、すぐに立て直して3番手をキープしたままコースに復帰。

前方でトップの2台が競り合う間に、ロッシは少しずつ差を詰めてゆく。そして残り5ラップでペドロサのテールに追いつくと、さらに注意深く様子を窺ったあと、その2ラップ後の最終コーナーでついに2番手に浮上。その後もペースを緩めることなく全力でゴールを目指し、トップから3.069秒差の2位でチェッカー。序盤のコースアウトによって0.3秒のペナルティを課せられていたが、3位のペドロサにそれ以上の差をつけたため2位獲得が決定した。

ロッシのチームメイトのビニャーレスは、グリッド2番手から好スタートを切ったが、22台が集中して飛び込んだ第1コーナーで5番手に後退。すぐさまJ・ロレンソ(ドゥカティ)をパスして4番手に上がり、ロッシのテールを追って行った。しかし1ラップ後の第16コーナーで転倒。幸い怪我はなかったが、レースを続けることはできなかった。

この結果、ロッシはシリーズポイントを合計56に伸ばしてランキングトップに浮上。ビニャーレスが6ポイント差で2位につけている。またコンストラクターズ・ランキングではヤマハが16ポイントのマージンをもってトップをキープ。Movistar Yamaha MotoGPも41ポイント差をつけてチーム・ランキングでトップを守っている。

チームはこのあと大西洋を越えてヨーロッパ大陸へ。第4戦は2週間後、スペインのヘレス・サーキットで開催される。

J・ザルコが5位獲得の大健闘、J・フォルガーは11位

Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコが、YZR-M1で3戦目のMotoGPレースで5位を獲得。グリッド2列目の真ん中から好スタートを切って前へ出ると、順調にリズムをつかんで、経験豊富なライダーたちを追って行った。5位でチェッカーを受けたザルコは、ライダー・ランキングで7位に浮上した。一方、チームメイトのJ・フォルガーはコンスタントに走り切って11位。次回、第4戦スペインGPではトップ10入りを目指す。

RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(2位)

「僕もチームも、今日の結果には驚いています。冬季テストから第1戦、第2戦とニューマシンに手間取ってきたので、マシン・セッティングを理解し、乗りこなすまでにはもっと時間が必要だと思っていました。ところが今、マシンがとても良く走ってくれるようになったんです。とくに決勝で、タイヤを消耗したあとも絶好調が続きました。その結果、トップから大きく離されずにゴールできたし、このコースで最高の成績を獲得することができました。とってもうれしいですね! "ビニャーレス・アウト"のサインボードを見たときに、"僕がランキングトップだ"という気持ちが湧いてきました。しかも僕は好調で、前を行くダニ(ペドロサ)のほうが苦しそうだったので、"あと4ポイントが重要だ"と自分に言い聞かせ、結果はその通りになったんです。僕としては、ペナルティは正しくないと思っています。僕らはああするしかありませんでした。さもなければ非常に危険な場所でふたり一緒にクラッシュしていました。レース・ダイレクションの決定を尊重しますが、ミスをしたのはザルコのほうではないでしょうか」

M・ビニャーレス選手談(DNF)

「奇妙なクラッシュだったんです。僕はウォームアップでも、これまでとまったく同じように走っていたのに転倒してしまいました。フロントタイヤに何かが起きたのだろうと思っていますが、いずれにしても、僕らには十分な強さと速さがあると思っています。必ず次も、いい戦いができると確信しているので、今日のことは忘れて、ヘレスではもっと速く、もっと強く、もっとコンスタントに走れるようがんばります」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「バレンティーノは素晴らしい走りで2位を獲得。好スタートから絶好のポジションにつけ、トップ2を追いながら終始、上位争いを展開しました。ザルコと接触したときにはコースを外れるほかに方法はなく、すぐにコースに復帰すると身体を伏せて全力で走りきり、0.3秒のペナルティも克服して最終的に2位を獲得しました。マーベリックは残念ながら、早々に戦線離脱してしまいました。彼のここまでの好調ぶりを考えれば、間違いなく勝利を目指すことができたはずです。すでにデータを確認しましたが、とくに問題は見つからず、金曜日以来と何も変わったところはありませんでした。フロントが予兆もなく失われ、彼はどうすることもできませんでした。それまでは何も問題なく、マシンを信頼し、自信を持って乗れていただけに非常に残念です。今日のことは忘れ、ポジティブに受け止めます。次のスペインでは、必ずまた好調を取り戻せると確信しています」

Monster Yamaha Tech3 Team
J・ザルコ選手談(5位)

「5位獲得はとてもうれしいです。最初の第1コーナー進入が非常に激しく、あそこでいいポジションにつけるのは難しかったんだけれど、マシンが絶好調で僕もよく乗れていたので、第3コーナーからアタックを開始しました。すると素早く何台か抜いて5位へ浮上。そのあとは何とかトップグループについて行こうと、懸命にプッシュしてバレンティーノの後ろの位置をキープしました。この経験は非常に素晴らしく、とくに第3コーナーでは僕のほうがスピードがあったので、ときにはかなり近くまで迫ることもできたんです。確かにタイト過ぎたかもしれないけれど、結果的に何事も起こらず、バレンティーノは2位を獲得することができて本当に良かったです。彼について行くことで、いろいろ学ぶことができると思っています。でも僕は決して、彼に悪さをしようとしたわけではないんです。だからふたりとも無事で安心しました。このあとはベストを尽くして走り続け、終盤ではクラッチローとバトルになったが、彼のほうがわずかに速く追いつけませんでした。それでも僕にとって5位は素晴らしい結果。表彰台も遠くはないと思います」

J・フォルガー選手談(11位)

「非常に厳しいレースでした。ベストを尽くしたつもりだけれど、正直に言えば少しがっかりです。でもどんなときでも、そのなかに何か得られるものがあって、今日もトップとの差を18秒まで縮めることができたし、6位のドビツィオーゾに6秒差まで近づけたことは収穫のひとつだと思います。その一方で、ミスもありました。とくに燃料が減ってマシンが軽くなってきたときに、前回のようにすぐにそれに慣れることができませんでした。それでいくつかポジションを下げてしまったんです。これからいろいろ分析し、改善・前進する方法を探っていきます。今回も多くを学ぶことができたけれど、プラクティスでもっとうまくマシンをセットアップし、決勝ではもっと力強さを発揮しなければいけないと思います。これまでの3戦で毎回、ポイントを獲得できていることはうれしいです。でも一定のポジションに到達したら、目標をもっと高くして、また一歩前へ進んでいかなければなりません。今の状況、今の実力は自分でわかっていて、プラクティスでもっと効果的な仕事ができれば、6位は確実です。今は次のヘレスに気持ちを集中し、さらにポジションアップを狙っていきたいです」

H・ポンシャラル、チームマネジャー談

「Monster Yamaha Tech3として高く評価できる結果です。よろこびを胸に、我々はこれからヨーロッパへ帰ります。ヨハン・ザルコは今回もまた素晴らしいレースを展開し、第1コーナーでの遅れを取り戻してポジションを上げていきました。オープニングラップ終了時点で5位につけ、さらにバレンティーノとの差を縮めていきました。それからレースの3分の2近くもバレンティーノについて行ったんです。これはまさに驚くべきことだが、どんなに強かったとしても、彼がルーキーであることを忘れてはいけません。彼自身、何度かミスをしたと話していて、燃料が減ったときの対処方法を理解していかなければなりません。これはラーニング・プロセスのひとつであり、ある意味では我々の計画より先に進んでいると考えていいでしょう。今日の5位は、前回のアルゼンチンよりもずっと大きな意味を持っています。なぜなら、我々の前では誰ひとり転倒しなかったし、ヨハンはどんどん速さを増しています。これは彼とそのチームが協力して成し遂げたことです。 一方のジョナスもまた、いい戦いぶりを見せてくれました。しかし現時点では、レース序盤でヨハンほどの攻撃性を見ることはできません。ジョナスはときに、ヨハンと同ペース、あるいは、より速いペースで走ることができるが、それがいつも続くわけではないようです。いずれにしても、今日も貴重なポイントを獲得することができたし、ランキングでも8位につけて、ヨハンの7位に続いています。ふたりは6位のドビツィオーゾに僅差で迫っているし、おかげでチームとしてはサテライト勢トップの3位につけています。ヨハン、ジョナス、そしてチームクルーたちが最初の3戦で成し遂げた仕事を誇りに思います。これからヨーロッパへ戻り、次回ヘレスではまたエキサイティングなショーをお見せしたいと思っています」

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