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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月23日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦アメリカズGP
■開催日:2017年4月22日(土)予選結果
■開催地:オースティン/テキサス州(5.513km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:30度
■PP:M・マルケス(2分02秒741/ホンダ)

REPORT

M・ビニャーレスが予選2番手、V・ロッシも3番手で今季初のダブル・フロントロー

Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、Q2でともに好タイムをマーク。2017シーズン開幕以来、初めてのダブル・フロントローが実現した。
ビニャーレスはほとんどのライダーのピットアウトを待ってから、後方からスタート。すぐさまペースを上げ、始めから好タイムが期待されたものの最終コーナーで前車に阻まれてしまう。そして2回目のアタックで2分03秒912をマークして2番手に上がると、ピットへと急ぎ新品タイヤに交換した。

残り4分。ビニャーレスはすべてのセクションを順調に通過し、ラップタイムを2分03秒125まで短縮してトップに0.083秒差まで迫る。しかしこの時点でなおも余力を残しており、次のアタックではさらにペースを上げて2分02秒871へ更新。これでトップに浮上したが、セッション終了のフラッグ提示後にM・マルケス(ホンダ)が0.13秒上回り、ビニャーレスは2番手で予選を終えた。

チームメイトのロッシはスタートのシグナルと同時にアクション開始。1ラップ目は5番手につけたものの、すべてのライダーが周回を終えたところで8番手へ後退。2回目のアタックで2分04秒758を記録すると一時7番手に上がったが、ピットレーンへ向かう間に再び8番手に落とす。

残り約6分でピットに戻り、素早くタイヤを交換して60秒以内にピットアウト。10番手でコースに戻ると全力を出し切るべく、冷静な判断で前方にクリアスペースを確保した。そして最後のアタックでさらにペースを上げて2分03秒673へタイムを更新。トップから0.932秒差で3番手を獲得した。

ザルコがアメリカズGP予選で5番手獲得。フォルガーも8番手と健闘

Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコとJ・フォルガーは、激しい接近戦となったアメリカズGP公式予選で、ともに好ポジションを獲得した。

午前中のセッションは滑りやすい路面コンディションとなったため、ザルコとフォルガーは昨日のフリープラクティス第2セッションの結果によりQ2へ出場。セッション開始後すぐにペースを上げたザルコは、D・ペドロサに0.062秒差と迫る自己ベストを記録してサテライト勢トップに立った。

一方のフォルガーも15分間のセッションで限界まで攻め、グリッド3列目の真ん中のポジションを獲得した。明日の決勝は現地時間14:00にスタート予定。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(予選2番手/2分02秒871)

「正直に言うと、僕がポールポジションを獲得できたと思っていました。でもスクリーンを見るとマルク(マルケス)がバレンティーノの後ろにいたから、"あ〜、きっと彼が来る"と思ったら、その通りになったんです。だから、彼には"おめでとう"を言いたいですね。あのラップは本当に素晴らしかったので。僕も100%プッシュできたし、マシンも絶好調でした。予選では1ラップのプッシュが重要ですが、決勝用セッティングでのペースにも満足しています。明日の午前中にもう一度チャンスがあるので、今晩またがんばって、ブレーキング向上を目指して新しいセッティングを試したいと思っています。ここまで順調に来ているので、明日も必ずいい走りができるはずです。1ラップ目から最終ラップまで100%でプッシュすることがベストの戦略でしょうね。今日はコース上が混んでいたから、ちょっとした問題もありました。でも好調に走っているときには、ライダーなら誰だってあのようになるのですから、僕は気にしていませんよ。レースではよくあることで、僕だっていつか逆の立場当になるかもしれませんからね」

V・ロッシ選手談(予選3番手/2分03秒673)

「マーベリックとマルケスのほうが、ペースが良かったから厳しい状況でしたが、フロントローを獲得できたことはとても良かったと思います。マシンの状態もかなり改善されていたので、クリアラップがあれば好タイムをマークすることができると確信していたんです。そして最後にそれができたからOKです。フロントローからのスタートは、いつでもとても重要なんです。今後もこのようにできればとてもいいと思います。今は明日を楽しみに待つだけですね」

M・メレガリ、チームディレクター談

「フロントロー獲得を目標にしていました。コースの難しさと今日のコンディションを考えれば、そのなかで我々は非常に良い仕事ができたと思っています。午後のQ2セッションは厳しいものでしたが、最終的にはふたりがそろって好ポジションを獲得することができました。マーベリックはウイーク初日から速かったのですが、予選の最後に記録した見事なラップタイムは、彼の能力と自信とを証明するものです。これが明日の決勝で大いに生かされることになるでしょう。

バレンティーノの仕事ぶりもすばらしかったですね。絶好のタイミングでコース上にクリアスペースを見つけ、こうして3番手を獲得しました。今日は気温が低かったため、昨日から続けてきた作業に少し支障をきたし、タイヤ・チョイスに影響することになってしまいました。これから明日までの間に、もう一歩前進を目指したいですね。決勝はタフな戦いになるでしょうけれど、自信はありますよ」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(予選5番手/2分03秒928)

「僕にとってもチームにとっても、今日はすべてがうまくいきました。予選結果にはとても満足しています。Q2では、他のほとんどのライダーと同様にソフトコンパウンドのタイヤを履き、フィーリングは抜群でした。ラップタイムも順調に上がって、セッション終盤まで3番手につけていました。でもそのあとロッシとペドロサ、つまり大ベテランのふたりが一気にタイムを更新し、僕は5番手に後退しました。5番手も依然として素晴らしい順位です。この絶好のチャンスを生かして決勝でも好成績を狙いたいです。好スタートを決め、トップライダーたちにできるだけ長くついて行き、彼らからいろいろ学びたいです。それが戦い方を知るための最高の方法ですからね。ウイークを通じて、決勝に向けて準備を進めながら、その目標を順調に達成してきました。それと同時に、必要なところでラップタイムを上げることもできたんです。まだまだ学習段階で、トップに近づくまでには時間が必要だけれど、現時点ですべてはとてもうまくいっていると思います。だからつい笑顔になるんです」

J・フォルガー選手談(予選8番手/2分04秒623)

「予選結果には満足しています。明日の決勝が楽しみです。午前中のセッションはちょっと難しい状況で、いくつか問題にぶつかりました。でもチームと協力しながら正しい方向性を見つけ出し、おかげで自信を持って予選に臨むことができたんです。その結果、最終的にはグリッド8番手を獲得。明日はこの場所から、きっといいレースができると確信しています。Q2では、あとコンマ数秒、伸ばすことができたと思います。でも最後にちょっとミスをしてしまったんです。いずれにしろ結果には満足ですし、もしも明日、好スタートを切ってコンスタントなペースで走り切れたとしたら、たくさんのポイントを持ち帰ることができるのではないでしょうか?」

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