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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月26日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2017年3月25日(土)予選結果
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■PP:M・ビニャーレス(1分54秒316/ヤマハ)

REPORT

ウエット・コンディションによりカタールの予選は中止
プラクティスでトップのビニャーレスがポールポジションを獲得

Movistar Yamaha MotoGPはカタールGPウイークの3日目、悪天候のため走行を取りやめた。昨晩から今朝にかけて続いた激しい雷雨でコース上は大量の水で危険な状態となり、フリープラクティス、予選ともにキャンセルとなった。

路面コンディションを確認するための20分間の特別セッションが設定されたが、これも安全性を優先して中止された。場所によって路面状況が異なっていたこと、ライダーたちが最もマシンを深く倒すコーナーに大量の水が出ていたこと、夜間照明の反射が強すぎることが判断の理由となった。

すべての走行が中止となったことで、ビニャーレスとロッシはそれぞれ、フリープラクティスの合計3セッションの結果に基づいて予選1番手と10番手となった。明日は現地時間16:50から30分間のウォームアップ・セッションが行われ、決勝は21:00にスタートする。

Monster Yamaha Tech3
ザルコは2列目トップの4番手から、フォルガーは8番手から決勝スタート

降り続く雨のなか、ライダーの安全性を考慮してセッションはすべてキャンセルされ、Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコとJ・フォルガーはコースに出ることなく、カタールGPウイークの2日目を終えた。ロサイル・インターナショナル・サーキットのスタッフが懸命に作業を行うも、コースを流れる大量の水を十分に処理することはできなかった。

決勝グリッドのポジションは、木曜日から金曜日にかけて行われた3回のフリープラクティスの総合順位によって決定。ザルコは4番手、フォルガーが8番手からスタートする。ウォームアップ・セッションは10分間延長され、決勝は従来の予定通りに行われる。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(予選1番手/1分54秒316)

「路面コンディションは最悪だったので、セッション・キャンセルの判断は正しかったと思います。場所によっては相当な量の水が溜まっているところがあって、どう考えても走行は不可能でしたから。まったく走れなかったというのは残念ですが、やはりライダーの安全性が第一。そういうわけで、僕らはずっとピット・ボックスのなかにいたわけなんだけれど、そんな状況でもイメージ・トレーニングで集中力を保つことができました。実際には走れなかったから、もしも走ったらと想像しながらトライしたわけだけれど、後になって考えれば、今日はそんなことはしないほうが良かったかもしれません。なぜならコンディションが難しすぎたから。明日のウォームアップ・セッションで決勝用セッティングでペースをチェックし、良い感触と大きな自信をつかんでからレースに臨みたいです」

V・ロッシ選手談(予選10番手/1分55秒414)

「僕らはちょっと出遅れているので、走行時間が短くなってしまったのは悔やまれます。しかし、路面状況のせいなので仕方がありません。フルウェット、もしくがドライのどちらかになれば予選でポジションをあげることができたと思います。
グリッド4列目からスタートすることになったのは残念ですが、明日のウォームアップ・セッションが30分あるので、そこでセッティングを調整します。ウォームアップ・セッションが、決勝と同じ夜の時間帯ではないので難しいところもありますが、良い解決策をみつけたいです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「我々だけでなく、このイベントに関わる全員、とくにいつものような開幕戦を楽しみにしていたファンのみなさんにとっては非常に残念な展開になってしまいました。しかし今日は、これ以外に方法はありませんでした。路面はウエット・タイヤにもドライ・タイヤにも適さないような状況だったので、今日は予選セッションをキャンセルし、そのまま明日の決勝スケジュールを進めるのが最良の方法です。もちろん、マシンをさらに改善するために予定していた時間を使えなかったことは残念ですが、一方で、マーベリックがヤマハで初めてのMotoGPで初めてのポールポジション獲得を祝うことができました。しかし、バレンティーノにとっては不運です。10番手からのスタートは厳しいですが、決勝となれば前のマシンをどんどん抜いていくだけの余裕を持っていることは我々が一番よく知っています。明日のウォームアップ・セッションは非常に重要。路面コンディションは決勝スタートのときとは異なっているので、その判断も難しくなるでしょう」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(予選4番手/1分55秒008)

「予選セッションが行われず、総合タイムでグリッドが決まりましたが、木曜以来の取り組みと成果をうれしく思います。カタールの天候が状況を左右することはわかっていたので、プラクティスのなかでできるだけ速く走る方法をチーム・クルーたちと話し合っていました。この作戦が功を奏したのは、もちろんうれしい。でも昨日のラップタイムはマーベリックについて行って、いろいろ学ばせてもらったときのものだから運も良かったんです。明日はグリッド2列目トップの位置からスタート。このような形でシーズンをスタートできるのは、とてもいい経験になりますね。4番手から好スタートを切り、マーベリックやマルケスなどのトップライダーについて行き、彼らから学びたいです。そしてできるだけ前のほうでチェッカーを受けることが目標。中盤くらいまでトップグループについて行くことができたら、いい結果もついてくると思います」

J・フォルガー選手談(予選8番手/1分55秒208)

「今日、走れなかったのはとても残念ですが、フリープラクティス第2セッションで記録したタイムによって好位置からスタートできることになりました。でもそれと同時に、MotoGPの予選を体験するまで、もう少し待たなければならなくなりました。もちろんセーフティ・ファースト。だからこれがベストの判断だったと思っています。冬季テストはここまでとても順調に運びました。そのままの勢いで、初めてのMotoGPに臨むことをとても楽しみです。好成績獲得を目指し、明日はベストを尽くします」

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