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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月27日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦日本GP
■開催日:2013年10月25日(金)1日目フリー走行、26日(土)予選、27日(日)決勝
■開催地:もてぎ/日本

CIRCUIT DATA

■開設:1997年
■コース長:4.801km
■サーキットレコードラップ:1分45秒589(2012年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分44秒969(2012年:J・ロレンソ)
■2012年の優勝者:D・ペドロサ

REPORT

ヤマハ、本拠地、日本へ!

ヤマハ・ファクトリー・レーシングが日本に到着。J・ロレンソとV・ロッシはいつもとは異なる特別なイベントに参加した。

ロレンソは他のスペイン人ライダーたちとともに、東京にあるスペイン大使館を訪問。日本からスペインへの初めての使節団、慶長遣欧使節団から4世紀の歴史を祝福した。支倉常長は1613年、太平洋を渡ってヨーロッパへ。日本初の大使となり、400年間後の今日まで続く両国関係のさきがけとなった。

一方のロッシは、磐田市にあるヤマハ本社を訪れてかつての仲間たちと再会。コミュニケーション・プラザにおいて、400人のゲストを前に古沢政生氏とともにトークショーに出席した。

ふたりはこのあと、もてぎサーキットへ移動。今週末の第17戦の準備を開始した。先週のフィリップ・アイランドで見事、優勝を果たしたロレンソは、18ポイント差を追って連勝を目指す。

全長4.8kmのツインリンクもてぎが日本GPの開催地となったのは2000年から。6つの左コーナーと、8つの右コーナーがあり、そのいくつかは世界でも有数のハード・ブレーキング箇所。これがマシン・セッティングにも大きく影響する。

ヤマハの開発ライダー、中須賀克行がYZR-M1でワイルドカード参戦。中須賀は昨シーズン、最終戦のバレンシアで2位獲得の大健闘。全日本選手権では2008年、2009年、2012年にチャンピオンを獲得。今シーズンは現在、ランキング3位につけている。

COMMENT

J・ロレンソ選手談

「オーストラリアでは最高の形で優勝を飾ることができて、久しぶりに新鮮な空気を吸うことができたような感じ。でも残りは2戦。チャンピオンシップがこれからどのような形で進んでいくのか、予想するのは難しい。今はとにかく、アジア3連戦の最後になる日本GPに集中。ライバルとの差をほんの少し縮めることができたので、今回のレースが待ちきれない気分だ。2009年にはここでモトGP2勝目をあげたこともあって、もてぎは僕にとって特別の場所。それに日本は素晴らしい国で居心地が良く、ファンのサポートもとても温かい。ここにはたくさんの良い思い出があるので、今回も今まで以上の好成績を目指したい。ライディングの面でも、もてぎは特別なコース。世界でも数少ない‘ストップ&ゴー’のコースのひとつで、ブレーキングと立ち上がり加速が非常に重要になる。この点については昨年と比べて格段に良くなっていて、その上、新型シームレス・ギアボックスも後押ししてくれている。だから去年より間違いなく強くなっているんだ。僕らに失うものは何もない。頂点を目指してベストを尽くすだけ」

V・ロッシ選手談

「もてぎは大好きなコース。金曜日の朝、最初のフリープラクティスで調子を確認し、もちろん、100%の力を注いで良いパフォーマンスをお見せしたい。また、今回はヤマハ本社へ行って“古い”友人たちに会えたこともとてもうれしかった。彼らはいつも、僕を支えてくれた。ここに戻ってくることができて最高の喜び」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「ついに日本GPがやって来た。チャンピオンシップの可能性がまた開けてきた今、ここもてぎで、我々のマシンがどのような走りを見せてくれるのか非常に気になっている。ホルヘはもてぎのコースがお気に入り。しかしちょうど台風が近づいてきているというので、それだけが心配だ。状況を見守りながら、もう一度、優勝を目指してベストを尽くすだけ」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「3連戦の最終回。ここまで良い仕事ができて、実際にその成果も現れてきたところなので、この日本GPはチャンピオンシップにおいても非常に重要な一戦になるだろう。ホルヘはオーストラリアで貴重な勝利をあげた。バレンティーノのほうも表彰台に上る活躍を見せた。マルケスの一件もあり、我々はシーズンのフィナーレに向けて再び夢をつなぐことができたのだ。ホルヘもバレンティーノも、我々同様、ベストを尽くすべくしっかりと準備を整えている。コースは素晴らしく、ふたりとも気に入っている。天候だけが心配だが、どんなコンディションになってもベストを尽くすことに変わりはない」

中須賀克行選手談

「今年も日本GPに出場することを、ファンの皆さんにお伝えできることをうれしく思っています。母国でのグランプリ出場に気分は盛り上がっているけれど、表彰台の栄冠を目指すと同時に、テストライダーとして正確なデータを収集することも非常に重要な役割です。実は、そのことのほうが、より重要で、僕の最大の目標です。その上で、ファンの皆さまには最高のサポートをお願いしたいと思っています。そしてサーキットにいる全員がレースの素晴らしさを共有できたら最高」

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