本文へ進みます

Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 5月19日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦フランスGP
■開催日:2013年5月17日(金)1日目フリー走行、18日(土)予選、19日(日)決勝
■開催地:フランス/ルマン

CIRCUIT DATA

■開設:1966年
■コース長:4.180km
■サーキットレコードラップ:1分33秒617(2011年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分32秒647(2008年:D・ペドロサ)
■2012年の優勝者:J・ロレンソ

REPORT

ヤマハチーム、フランスGPに向けてルマンへ

ヤマハ・ファクトリー・レーシングは今週末、伝統のル・マンで開催されるフランスGP(モンスター・エナジー・グランプリ・ド・フランス)に出場する。同チームのふたりのライダーは、いずれもここで優勝経験があり、J・ロレンソは最高峰クラスで3回、250ccクラスで1回、V・ロッシは最高峰クラスで3回、125ccクラスで1回の記録を残している。前回のスペインGP、ヘレス・サーキットではタイヤの消耗に悩まされて厳しい戦いを強いられたふたりだが、今回は、よりタイヤにやさしいコンディションを期待したいところ。

ロレンソとロッシの2台のYZR-M1には、今年の始め交通事故で他界したヤマハの伝説、ジャン・クロード・オリビエに捧げるスペシャル・ロゴが施される。‘JCO’として広く知られたオリビエはヤマハ・モーター・フランス前社長で、2010年にヤマハを退社するまで45年間の長きにわたり忠誠を尽くしたヤマハの代表的存在。1979年から1989年までダカール・ラリーに出場し、1985年には2位獲得の大活躍。この他にもモーターサイクル・レースの多くのクラスを自ら先頭に立って率いてきた。レース・ウイーク期間中は、ヤマハのホスピタリティー内でもヤマハ・モーター・フランスのロードレース史をつづる写真などが展示される。

ル・マンでのグランプリ開催は今年で56回目。例年通り、大観衆が詰めかけることは間違いない。チームはロレンソとロッシのために全力でマシン・セッティングに取り組む意気込み。ハード・ブレーキングのコーナーで最適なバランスとコントロール性を発揮し、同時にタイトなシケインやヘアピン、そして短いストレートで果敢に挑んでいくための、ヤマハが誇るマシン・バランスを維持することが目標となる。

COMMENT

J・ロレンソ選手談

「これからフランスはル・マンへ移動する。ヘレスとはかなり異なるタイプの特別なサーキットなので、あそこでレースをするのを楽しみにしているよ。前回のヘレスはもう少しうまくできたはずだけれど、予想外の暑さで、思っていたよりずっと厳しい状況に追い込まれた。そのあとだけに、モチベーションが高まっているんだ。決勝翌日には、問題解決のためにたくさんのことをテストした。これによって最大の問題が何だったのかがわかったんだ。ル・マンではいつも好成績を挙げて、良い思い出もたくさんある。実際、去年はウエット・コンディションのなか、後続を大きく引き離して優勝することができた。最悪のコンディションのなかで、ひとつのミスもなく完璧なレースをすることができたんだ。フランスでは何度も優勝してきた。僕にとってもヤマハM1にとっても運のいい場所なんだと思うよ!」

V・ロッシ選手談

「ル・マンはとても相性がいいんだ。去年とおととしは、ウエットとドライでいずれも表彰台に上っているので、今年も同様に、あるいはそれ以上を目指したい。だってヤマハM1はこのコースにぴったりなんだから。ただ、ここはよく悪天候に見舞われるのでちょっと心配。冷たい雨のなかでのレースということもあり得るので、どうなることか…。僕らとしては、いつもどおりにしっかり仕事をして、それから天気や路面コンディションを把握できるようにしたい。最大限の力で取り組むよ」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング、チームマネジャー談

「ここル・マンも、ヤマハとの相性の良いコースのひとつ。ここでヤマハがどこまで戦えるのか、優勝を目指せるのかどうか、プラクティスのスタートが楽しみだ。前回、前々回は少しその力が足りなかった。今度こそ最高レベルに到達したい」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング、チームディレクター談

「ヘレスのテストで多くの貴重なデータを収集することができたので、今回は自信を持ってレースに臨むことができる。ル・マンはヤマハにとって相性の良いコースなので、今度こそ最高の結果を狙っていきたい。それができるだけの理由はすべて揃っているのだ。前回のヘレスよりも必ず上に行く。どうしてもそうしなければならない。ホルヘもバレンティーノも、過去にここで多くの好成績を残している。あとはマシン・セッティングを少しでも容易に進められるように、好天に恵まれるよう期待するだけ」

L・ジャービス、ヤマハ・モーター・レーシング、マネージング・ディレクター談

「モンスター・エナジー・グランプリ・ド・フランス出場のため、今週末、ル・マンへ赴く。ヨーロッパにおける最も重要なグランプリのひとつで、ヤマハ・モーター・フランスが伝統的にサポートしてきた大イベントだ。今年は残念ながら、YMFの前社長、ジャン・クロード・オリビエの姿はそこにない。今年始め、交通事故で他界したのだ。ジャン・クロードはモーターサイクル産業の伝説であり、ヤマハ・モーター・フランスから数十年にわたり、モーターサイクル・レーシングの様々なカテゴリーに出場したトップ選手であった。この週末、我々はジャン・クロードに敬意を表し、コース上ではヤマハ・ファクトリー・レーシングのYZR-M1のカウルに‘JCO’のロゴを貼り、コースの外では、チームのホスピタリティー・ブースでYMFのロードレースへの長年の取り組みを表わす‘JCO写真展’を開催する。ヤマハ・ファクトリー・レーシングとヤマハ・モーター・フランスは今後も、JCOの遺産を受け継ぎ、引き継いでいく」

ページ
先頭へ