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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 11月6日 バレンシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦バレンシアGP
■開催日:2011年11月4日(金)1日目フリー走行、5日(土)予選、6日(日)決勝
■開催地:スペイン/リカルド・トルモサーキット

CIRCUIT DATA

■開設:1999年
■コース長:4.005 km
■サーキットレコードラップ:1分32秒582(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分31秒002(2006年:V・ロッシ)
■2010年の優勝者:J・ロレンソ

REPORT

ヤマハ・ファクトリー・レーシング最終戦の地、バレンシアへ

2011シーズン最終戦が今週末、バレンシアで開催される。2週間前のマレーシアでマルコ・シモンチェリの訃報に接したモトGPパドックは、依然として悲しみに包まれているが、出場ライダーたちは彼のこれまでの活躍に敬意を表して見応えあるレースを心に期して臨む。

ヤマハにとってはグランプリ参戦50周年の最終レースでもあり、ヤマハ・ファクトリー・レーシングが赤と白のスペシャルカラーを纏うのもこれが最後となる。2010年度チャンピオンのJ・ロレンソはオーストラリアGPでの怪我が完治しておらず、この最終戦を欠場。代わってヤマハのテストライダーで全日本選手権スーパーバイククラスに参戦している中須賀克行が出場することになっている。

一方のB・スピースもオーストラリアで負傷しており今も治療中だが、今回は出場を予定している。スピースは昨年の最終戦も同様の状況で、痛みをこらえながら予選6位、決勝4位と健闘した。

COMMENT

B・スピース選手談

「今回はマルコとバトルができないなんて、とても信じられない。本当に悲しい最終戦になってしまった。僕にできるかぎりのベストのやり方で、コースの上で彼に敬意を表したいと思っているよ。去年の最終戦と同じように怪我を抱えたままのレースになってしまったけれど、最善を尽くして自分の能力をすべて出せるように頑張るよ」

中須賀克行選手談

「セパン、バレンシアと、ホルヘの代役に選ばれたことは、とても光栄。前回はマルコ・シモンチェリの悲劇的な事故によってレースは中止になった。バレンシアは初めて走るコースだけれど、少しでも上の順位を目指してベストを尽くす」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「ついにシーズン最終戦を迎えることとなった。チャンピオンシップの展開やライダーたちの状況、またセパンでの悲劇のことを考えると、そろそろシーズンを終了するべき時期だと思う。我々のチームスタッフを含めパドックの全員が、この出来事にひどく心を痛めているが、レースを通して彼に敬意を表したいと考えている。ホルヘは手術後の経過は順調だが、彼本来のパフォーマンスができるところまでは回復していない。土曜日と日曜日にはサーキットに来て代役のライダーをサポートしてくれるはずなので、頼りにしている。中須賀が少しでも早くバレンシアを攻略できるよう、チーム一丸となって支えていくつもりだ」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「今回のレースは、いろいろな意味で難しいチャレンジになりそうだ。誰もがマルコ・シモンチェリの事故に影響されている。例年なら1年の終わりを祝してパーティーを開催するところだが、今年はそのような状況にはない。ただ皆の労をねぎらい、静かに夕食を囲むことになるだろう。中須賀はバレンシアが初めてだし、ベンもまだ怪我が完治したわけではない。それでも我々としては、ヤマハのグランプリ50周年の印を刻むために、またマルコ・シモンチェリのこれまでの活躍に敬意を表するために最大限の努力をする」

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