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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 5月15日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦フランスGP
■開催日:2011年5月15日(日)決勝
■開催地:フランス/ルマン(4.180km)
■周回数28周(117.18km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:17度 ■路面温度:29度
■PP:C・スト―ナー(1分33秒212/ホンダ)
■FL:D・ペドロサ(1分33秒617/ホンダ)

REPORT

ロレンソが4位、ランキング首位リードを拡大

ファクトリー・ヤマハ・レーシングのJ・ロレンソは、朝のウォームアップで転倒。指を負傷した。そのあとに行われた決勝では、スタートで予選ポジションの5位をキープ。中盤まで4位争いを展開し、残り14ラップとなった第2コーナーでA・ドビツィオーゾをとらえて4位に上がった。さらに前方のライダーを追って差を縮めていったが、ミスによりコーナーではらんで遅れたため、ポジションアップはならず。そのまま4位でチェッカーを受けた。これでシリーズポイントは合計78。ランキング争いをしていたD・ペドロサが転倒リタイアとなったため、2位との差は12ポイントに広がった。 

チームメイトのB・スピースもグリッドポジションをキープしてスタートしたが、オープニングラップのなかで小さなミスがふたつ重なり、トップグループから離されてしまう。その後は安定したペースで順調に走行を続け、ついにはC・エドワーズの後ろの5位まで浮上した。ところがエドワーズが転倒し、これを避けるために大回りをして後退。ここからもう一度挽回を図り、N・ヘイデンをとらえて6位を獲得した。シリーズポイントでは合計20となり、ランキングは12位。ランキング8位のM・シモンチェリとの差はわずか2ポイントという接戦になっている。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・エドワーズとC・クラッチローはともに転倒を喫し、チームのホームレースを好成績で飾ることができなかった。エドワーズはレース序盤、ロッシ、ドビツィオーゾ、ロレンソらの上位グループに懸命について行った。しかし14ラップ目の第1シケインで転倒。これでフットペダルが脱落してしまったが、エドワーズはマシンを走らせて何とかピットに戻り、修復を試みる。チームクルーたちの素早い作業によりコースに復帰したエドワーズは最後まで走り切り、13位でチェッカーを受けた。これで3ポイントを獲得し、ランキングでは10位以内をキープした。

一方のクラッチローは、スピースの後ろの9位につけてコンマ2秒差まで迫っていたが、6ラップ目で転倒。再スタートを図りポイント獲得を目指したものの、スロットルに不具合が出てリタイアを余儀なくされた。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 C・スト―ナー Repsol Honda Team Honda 44'03.955
2 A・ドビツィオーゾ Repsol Honda Team Honda 14.214
3 V・ロッシ Ducati Team Ducati 14.564
4 J・ロレンソ Yamaha Factory Racing Yamaha 21.075
5 M・シモンチェリ San Carlo Honda Gresini Honda 31.245
6 B・スピース Yamaha Factory Racing Yamaha 31.609
7 N・ヘイデン Ducati Team Ducati 35.566
8 青山博一 San Carlo Honda Gresini Honda 51.502
9 H・バルベラ Mapfre Aspar Team MotoGP Ducati 1'03.731
10 K・アブラハム Cardion AB Motoracing Ducati 1'03.885
11 T・エリアス LCR Honda MotoGP Honda 1'04.068
12 A・バウティスタ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'04.192
13 C・エドワーズ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2Laps

LAP CHART

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 J・ロレンソ Yamaha 78
2 C・スト―ナー Honda 66
3 D・ペドロサ Honda 61
4 A・ドビツィオーゾ Honda 50
5 V・ロッシ Ducati 47
6 N・ヘイデン Ducati 39
9 C・エドワーズ Yamaha 21
11 C・クラッチロー Yamaha 21
12 B・スピース Yamaha 20

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Honda 95
2 Yamaha 78
3 Ducati 52
4 Suzuki 13

COMMENT

J・ロレンソ選手談(4位)

「総合的には順調で、チャンピオンシップを考えれば成績もポイントも良かったと思う。もちろんケイシーやその他のライダーたちと優勝争いをしたかったけれど、今日はそれが無理だったんだ。僕にできることは、マシンの最大限の力を引き出し、少しでも上の順位でゴールすること。あとは今後の改善を待つだけだよ」

B・スピース選手談(6位)

「とてもエキサイティングなレースだったよ!序盤でふたつもミスをしてしまい、コーリンやバレンティーノから離されてしまった。そのあとは全力で攻めて、何とかコーリンとの差を縮めていくことができたけれど、彼は不運にも転倒。マシンがコースを滑ってきたので、これを避けるあいだにニッキーに追いつかれてしまったんだ。彼としばらく競り合って、最終的には僕が前に出て抑えることができた。これで6位を獲得。ポイントをたくさん獲ることができて良かったよ」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「今回は非常に厳しい戦いになってしまったが、最終結果は決して悪くない。4位のことではなくて、結果的にシリーズポイントで12ポイントのリードを保つことができたことが良かったと思う。今回のことはこれから皆で話し合い、今後につなげていきたい。大きな前進を期待している」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「チームにとってかなり奇妙なレースウイークだった。いろいろなアクシデントもあった。そのなかで非常に重要な結果を得ることができたと思う。ホルヘは結局、チャンピオンシップのリードを保っているし、ベンのほうも好成績と貴重なポイントを手中にしたのだ。これからは次のカタルニアに向けて準備を開始する」

C・エドワーズ選手談(13位)

「スタートは、長年の経験のなかでも最高と言えるくらいうまくいって、とてもスムースだった。でも第1コーナーはいつものように大混乱。僕の前は少しスペースがあって、そこにバレンティーノが入ってくるのが見えて、さらにその前にはドビジオーゾとロレンソが競り合っていた。僕はテック3とモンスターのために、どうしても6位以内に入りたかったから、最大限の力を振り絞って彼らについていこうとしたよ。でもバックストレートまでにマシン4台分ほど離され、さらに次のシケインでも差を広げられてしまった。ここは得意ではなく、スピードが上がらなかったからね。前方とのギャップは1.5秒ほどあって、それ以上はどうしても縮めることができなかった。

ミスはひとつもなかったけれど、彼らのほうもとても順調だった。だから常に視界にとらえていながら近づくことができなかったんだ。転倒したときも、特におかしなところはなかったと思う。いつもと同じラインをキープしていたし、熱くなりすぎていたわけでもない。フロントが切れ込む場合は、たいていその前に何らかの前兆があるものだけれど、今日はまったく感じなかったんだ。すでに次のコーナーに視線を向けていたのに突然転倒。衝撃でフットペダルが取れてしまったので、一度ピットに戻り、直してもらってから再スタートした。結果的に少しでもポイントを獲得することができたのは良かったと思う。シーズン終了時にはこのポイントが重要な意味を持ってくるだろう」

C・クラッチロー選手談(リタイア)

「とても悔しいよ。だって今日のレースの展開を見れば、6位を獲得できていたはずだからね。転倒の瞬間までベンといいバトルをしていて、無理なくパスできそうな感じでとても順調だったんだ。でも第6コーナーでつまらないミスをしてしまった。縁石に乗ってしまってフロントをとられ、僕はマシンの横に振り落とされてしまった。何とか再スタートしたけれど、スロットルに問題が出て続行不可能になった。転倒するまではとても好調だっただけに悔しいよ。でもモトGPのような厳しい戦いのなかでハードに攻めていこうとすれば、こういうことはいつでも起こり得る。きのうまでに僕の持ち前の速さを見せることができたと思うから、自分を必要以上に攻めるつもりはないけれど、テック3とモンスターのために好成績を残すことができなかったことはとても残念だ」

H・ポンシャラル、モンスター・ヤマハ・テック3チームマネジャー談

「ウイークを通じて調子はとても良かったが、決勝ではコーリンもカルもスピードを生かしきれず、結果につなげることができなかった。しかしふたりはいつも、自分の最大限の力を出し切ってくれている。そしてそれこそが、私が彼らに求めているものなのだ。

カルはスタートはあまり良くなかったが、挽回してベンに追いついた。そこからは力強いレースを期待したが、ちょっとしたミスが命取りになってしまった。ベンは6位を獲得したが、それを見れば、カルがモトGP最高位を獲得していたかもしれないと、つい考えてしまう。コーリンのほうは非常に速く、非常にアグレッシブだった。6位獲得に強い意欲を見せていたが、彼も転倒をしてしまった。

カルもコーリンもふだんはあまり転ばないのに、チームのホームレースでふたり揃って転倒するなんて、今日はどうしたことか...。残念な結果だったが、依然としてポジティブな気持ちは忘れていない。ふたりとも素晴らしい速さを見せてくれたので、自信を持って次のバルセロナに臨みたい。応援に来てくれたフランスのファンや、ル・マンのイベントをサポートしてくれたモンスターのために、もっといい成績を残したかった」

辻 幸一、MS開発部 モトGPグループリーダー談

「過去YZR-M1との相性が良いル・マンサーキットでしたが、今年は初日からマシンセッティングに悩みタイムを上手く刻むことができず苦慮しました。このような過酷な状況下でしたが、ホルヘは上手にレースをマネージし4位となりチャンピオンシップポイントでも12点の差をつけることができました。またチームメイトのスピースも6位完走を果たしました。テック3はチームの地元開催で気合が入りましたが、上手く結果に結びつかなかったものの、彼らのパフォーマンスの高さを十分見せつけることのできた週末であったと思います。次のレースはホルヘの地元であるスペイン/バルセロナサーキットでの第5戦となります。皆様のご期待に応えるようがんばりますので、引続きご声援の程よろしくお願いします」

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