ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.10 7月24日 アメリカ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第10戦USGP
■開催日:2011年7月22日(金)1日目フリー走行、23日(土)予選、24日(日)決勝
■開催地:カリフォルニア州/ラグナセカスピードウエイ
CIRCUIT DATA
■開設:1957年
■コース長:3.610km
■サーキットレコードラップ:1分21秒488(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分20秒700(2008年:C・ストーナー)
■2010年の優勝者:J・ロレンソ
REPORT
ラグナセカでヤマハGP参戦50周年記念イベント開催
アメリカで開催される2回のグランプリのうちの1回目が、今週末、カリフォルニア州のラグナセカで行われる。ヤマハ・ファクトリー・レーシングは、B・スピースがGP初勝利を果たしたアッセンTTと同様、今回も参戦50周年を記念する赤×白のスペシャル・カラーを纏う予定。
昨年はJ・ロレンソが、シーズン5度目のポールポジションからシーズン6度目の優勝。モトGPでのラグナセカ初優勝を達成した。チームメイトのスピースはAMA時代、ラグナセカで3回の優勝を果たしており、モトGPルーキーイヤーの昨年は6位獲得と健闘した。スペシャル・カラーで優勝を果たした第7戦以降、ますます自信を深めており、今回はホームGPでの活躍を期す。
サンフランシスコから数時間のところの丘の間に位置するラグナセカ。激しい高低差で知られ、おそらくはレース界で最も有名な、悪名高い“コークスクリュー”がある。天候の変化も特徴のひとつで、午前中は寒く曇りがちだが、午後になると太陽が照りつけ乾燥した暑さになる。
COMMENT
J・ロレンソ選手談
「ムジェロ、ザクセンリンクと絶好調が続いているので、今回もまた、ケイシーとの差を縮めるべく頑張りたいと思っている。去年はここラグナセカで優勝して最高の時間を過ごすことができたし、2009年は大転倒があったにも関わらずポールポジションを獲得して、最終的に表彰台に上ることができた。ラグナはとにかく特別。すべてがアメリカン・スタイルで雰囲気も最高。その象徴がコークスクリューと言っていいだろうね。グランプリのコースのなかで一番のコーナーで、誰もが走りたがる場所だと思うよ! あそこをまたM1で走るのを楽しみにしている。タイトル獲得を目指してね!」
B・スピース選手談
「母国のファンの前で走るのは、いつだってとてもエキサイティング! 今回はとくに、50周年記念のカラーリングで走るビッグ・イベントになるしね! あのカラーリングはアッセンで僕に幸運ももたらしてくれたから、今回は僕の友達や家族の目の前で、もっとたくさんの“運”を呼び込んでくれることを期待しているよ。AMA時代には何度か好成績もあったし、このコースが大好き。厳しい戦いになるだろうけど、同時に楽しみもたくさんあると思う。大勢のなつかしい顔に会うのもたのしみにしているんだ」
W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談
「ラグナセカでは、去年ホルヘが素晴らしいレースを展開して優勝した。ラグナのあとは、あと10戦を残してしばらく休暇に入るので、今回のレースは非常に重要な意味を持つことになる。ホルヘはこのコースをとてもエンジョイしているし、ベンにとってはホームコースなので、ふたりともきっといい仕事をしてくれるに違いない。チームスタッフたちも、カリフォルニアへ行くのを楽しみにしているよ!」
M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談
「10年前からラグナセカを楽しみにしていたんだ! 今は本当に興奮しているよ。この3戦ずっと好調だったので、今回もいつもどおりに自信を持って臨む。ホルヘは昨年、ここで大成功を収めており、ベンにとってはホームコースだから、ふたりともいいパフォーマンスを見せてくれるだろう」