ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.06 6月12日 イギリス
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第6戦イギリスGP
■開催日:2011年6月10日(金)1日目フリー走行、11日(土)予選、12日(日)決勝
■開催地:イギリス/シルバーストーン
CIRCUIT DATA
■開設:1943年
■コース長:5.902km
■サーキットレコードラップ:2分03秒526(2010年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:2分03秒308(2010年:J・ロレンソ)
■2010年の優勝者:J・ロレンソ
REPORT
シルバーストーンに向け、準備万端
モトGPは今週末、その第6戦がイギリスはシルバーストーンで行われる。同サーキットでは昨年、25年ぶりにグランプリが開催され、今回は2回目。2週間前に完成したばかりの新しい施設で初めてのレースとなる。
ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソは先週、ホームGPのカタルニアで表彰台獲得と好調。昨年はこのシルバーストーンでポール・トゥ・フィニッシュを飾っており、今年もその再現を狙っている。
チームメイトのB・スピースも、このコースには良い思い出が残っている。昨年はモンスター・ヤマハ・テック3チームから参戦し、ここでモトGP初表彰台を獲得したからだ。今シーズンは序盤でやや苦しんだものの、前回のカタルニアは模範的な走りを見せ、ロレンソとともに表彰台をゲット。この勢いをそのままに、今回も好成績を目指す。
全長5.9kmのシルバーストーンは昨年、大規模な改修工事を実施。コースには様々なタイプのコーナーが設けられており、高速部分と非常にタイトなインフィールドとを併せ持つ。ところどころバンピーな路面も見られるが、多くのパッシング・ポイントと、800㏄マシンに合わせて再設計された高速コーナーは見どころ。
COMMENT
J・ロレンソ選手
「先週のホームGPでランキングトップをキープすることができた。シーズン序盤はここまで、とても安定したレースができているので満足している。シルバーストーンは昨年に続き2回目。昨年はほぼ完璧なレースができたと思っている。今年はもっと厳しい戦いになるだろうけれど、ヤマハも僕もひとつひとつのレースに集中して懸命に頑張っている」
B・スピース選手
「レースが待ちきれない気持ち。早くマシンに乗りたいんだ。シルバーストーンは大好きなコースだし、昨年はここでモトGP初表彰台を獲得した。前回のカタルニアで、もう一度新しいシーズンが始まったような感じがしていて、すべてが順調に運び、気持ちよくマシンを操って表彰台を目指すことができた。イギリスでもそれ以上に活躍したい。まずは金曜日のフリー・プラクティス開始を待つ」
W・ズィーレンベルグ、チーム・マネジャー
「第6戦シルバーストーンが近づいてきた。昨年はここで素晴らしい成績を残すことができたので、今年もとても楽しみにしていた。これまでのどのサーキットよりも激しい戦いになるだろう。我々は7ポイント差でランキングトップに立っているが、このポジションを守るためには、もう少し何かが必要だ。もちろん、一番の目標は依然として表彰台獲得だが、そのなかでも時には優勝を勝ち取ることが大切。とくにライダーたちにとっては重要な意味を持つことになるだろう。展開を見守りたい」
M・メレガリ、チーム・ディレクター
「ヤマハのマシンはシルバーストーンと相性が良さそうだし、カタルニアではダブルで表彰台に上ったばかりなので、今回も大いに期待している。まずは金曜日のフリー・プラクティス初日を順調にスタートさせ、その後の状況を見たい。ホルヘもベンもここで好成績を残しているので、きっといい戦いになるだろう」