本文へ進みます

Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 5月1日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦ポルトガルGP
■開催日:2011年4月29日(金)1日目フリー走行、30日(土)予選、5月1日(日)決勝
■開催地:ポルトガル/エストリル

CIRCUIT DATA

■開設:1972年
■コース長:4.182km
■サーキットレコードラップ:1分36秒937(2009年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分35秒715(2008年:J・ロレンソ)
■2010年の優勝者:J・ロレンソ

REPORT

ヤマハ・ファクトリー・レーシング、第3戦エストリルに準備万端

モトGP第3戦が今週末、ポルトガルのエストリル・サーキットで行われる。東日本大震災の影響により4月24日に予定されていた日本GPが延期されたため、第2戦スペイン大会以来、4週間ぶりのレースとなる。

ディフェンディング・チャンピオンで、今シーズンもランキングトップをキープしているJ・ロレンソは、ここエストリルとの相性は抜群。モトGPで出場したこの3年間は、そのすべてでポールポジション、優勝を獲得して最高の成績を残している。昨年はシーズン終盤に行われたため、ここを訪れた頃にはすでにチャンピオンが決定していたが、ヤマハの三冠獲得のために勝利を目指して全力で走りきった。今シーズンは第2戦のヘレスで今季初優勝を獲得。雨に見舞われた難しいコンディションで多くが転倒するなか、ロレンソは安定した走りを見せた。これでランキングトップに立ち、2位に9ポイント差をつけている。

一方、チームメイトのB・スピースにとってはエストリルで初めてのレース出場となる。昨年は予選で2列目につけたものの、決勝前のサイティングラップの2周目でハイサイドを起こして転倒。足首を脱臼して、決勝は欠場を余儀なくされた。第2戦のヘレスではロレンソに続く2位をキープしていたが、レイン・タイヤが消耗してきたレース終盤、他の多くのライダーと同様に転倒を喫してリタイアとなった。ランキングでは合計10ポイント獲得で12位。

エストリル・サーキットは大西洋沿岸から7kmに位置し、激しい天候変化で知られる。暖かい太陽から強風、そして激しい雨へと、わずか2秒で変化する。これに加えて、長いストレートと低速コーナーとが混在するコースはマシン・セッティングが難しく、ライダーたちは低速でツイスティーなセクションをコントロールしながら、時速200kmの第5コーナーや悪名高い最終のパラボリカ・コーナーにも神経を集中しなければならない。

COMMENT

J・ロレンソ選手

「今週末はポルトガル。楽しい思い出のある場所だ!モトGPでの初優勝が2008年。そしてその後の2年間もここで連続優勝を果たすことができた。僕にとってはまるでお守りみたいな場所で、いつも宇宙飛行ができるんだ。1ヵ月間トレーニングをおこなってきたので、きっといいレースができると思う。ランキングでもトップに立っているけれど、シーズンは始まったばかりだからまだ何もわからない。決勝翌日の月曜日にはテストも予定していて、今後のセッティングの方針を決めるためにたくさんのことをチェックすることになっている。非常に重要な一週間になるだろう」

B・スピース選手

「インターバルの間はテキサスへ戻って楽しい時間を過ごすことができたけれど、この休みはちょっと長すぎたよ。前回のヘレスではチームのみんながすごく頑張ってくれて、決勝日には素晴らしいマシンが出来上がっていた。彼らのおかげで表彰台を目指して走ることができたんだ。でも不運にも結果につなげることはできなかった。去年はここエストリルで、プラクティスまではとても順調だったのに、決勝に出場することができず悔しい思いをした。それだけにプラクティス開催となる金曜日が待ちきれない気持ちなんだ」

W・ズィーレンベルグ、チーム・マネジャー

「前回のヘレスが、まるで去年のことのように思えるよ!シーズン中にこんなに長い休みがあるなんて、とても不思議な感じがする。今はとにかく次のレースが楽しみで、調子はいいし、ホルヘとコースとの相性も抜群なので、必ずいい仕事をしてくれると信じている。シーズンはまだ始まったばかり。ライバルたちも去年よりずっと強くなってきているが、我々は今年もまた、チャンピオン獲得を目指して戦っていく」

M・メレガリ、チーム・ディレクター

「エストリルはヤマハのマシンに合っているし、ホルヘのお気に入りのコースでもある。事実、ヤマハの他のファクトリー・ライダー同様、何度も好成績をあげている。ベンのほうは、前回のヘレスはリタイアに終わったが、表彰台獲得のポテンシャルがあることを証明することができた。今回はさらに一歩前進するべくこのレースに臨む。エストリルは昨年、ヤマハの三年連続の三冠を決定した場所。ヤマハのグランプリ参戦50周年の今年も、この記録を更新できると確信している」

ページ
先頭へ