本文へ進みます

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月20日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2011年3月18日(金)フリー走行総合結果
■開催地:カタール/ロサイル・サーキット(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:19度

REPORT

ロレンソ、スピースともにペースは上々

ロサイル・インターナショナル・サーキットでのフリープラクティス2日目。ライトアップされたコースで、45分間ずつ2回のセッションが行われた。ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソとB・スピースは、明日の晩に予定されている公式予選を前に、YZR-M1の最終調整に取り組んだ。

ロレンソはマシン・セッティングを煮詰めて手ごたえをつかみ、第1セッションではフリープラクティス1日目の最終タイム、1分56秒586を0.366秒更新。第2セッションはさらに調子を上げて、コンスタントにハイペーをキープ。短距離走行と長距離走行を組み合わせて行いながら、1分55秒台を実現し、4位を獲得した。

チームメイトのスピースも両セッションで好走。第1セッションでは開始早々からペースを上げて3位に浮上し、そのまま順位をキープして終了。2位との差は0.262秒だった。第2セッションも安定した速さを見せ、ロレンソのひとつ後ろの5位を獲得。1分55秒台には届かなかったが、その差はわずか0.03秒。

エドワーズとクラッチロー、順調にペースアップ

モンスター・ヤマハ・テック3のC・エドワーズとC・クラッチローは、プラクティス・セッションの仕上がりに満足。強風に見舞われ不安定なコンディションの下でふたりは、決勝用セッティングに取り組み成果をあげた。ブリヂストンのハード・コンパウンドを使用し、速さ、安定性ともに向上している。

エドワーズはYZR-M1のリア・サスペンションについて、いくつものモディファイを行った。これによってハード・タイヤ装着時のリア・グリップが向上。コーナリング性能にも信頼をおけるようになり、最終的には1分56秒259を記録して総合6位を獲得した。トップ3との差は0.5秒以内。

チームメイトのクラッチローも好調な走り。第1セッションでは昨日までのベストラップを1秒近く更新して8位。第2セッションではさらに縮めて1分56秒437を記録し、総合順位は11位となった。クラッチローは先日のテスト中に負傷した左手小指に、今も痛みと違和感が残っている状態。またオフシーズン中には左肩の腱と靭帯を修復するための手術を受けており、筋力が完全には戻っていない。それでも今日の走行を通して一定の手ごたえをつかんでおり、初めてのモトGP公式予選で10位以内を目指す。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 C・スト―ナー Repsol Honda Team Honda 1'55.035
2 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'55.193
3 A・ドビツィオーゾ Repsol Honda Team Honda 1'55.740
4 J・ロレンソ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'55.814
5 B・スピース Yamaha Factory Racing Yamaha 1'56.003
6 C・エドワーズ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'56.259
7 H・バルベラ Mapfre Aspar Team MotoGP Ducati 1'56.266
8 V・ロッシ Ducati Team Ducati 1'56.306
9 R・ド・ピュニエ Pramac Racing Team Ducati 1'56.362
10 M・シモンチェリ San Carlo Honda Gresini Honda 1'56.378
11 L・カピロッシ Pramac Racing Team Ducati 1'56.434
12 C・クラッチロー Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'56.437
13 青山博一 San Carlo Honda Gresini Honda 1'56.517
14 N・ヘイデン Ducati Team Ducati 1'56.586
15 A・バウティスタ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'56.833
16 K・アブラハム Cardion AB Motoracing Ducati 1'57.275
17 T・エリアス LCR Honda MotoGP Honda 1'58.123

COMMENT

J・ロレンソ選手談(フリー走行総合4番手/1分55秒814)

「今日はとても順調だったよ。ここまでの経過と進歩に満足している。マシンは前回のテストのときより格段に良くなっているので、ますます好きになってきた。ライバルたちとの戦いでは、まだ苦労しているところもあるけれど、あきらめるつもりはない。明日はさらにセッティングを煮詰めて、あとコンマ5秒を絞り出したい。公式予選ではフロントロウ獲得を目指していくよ。決勝は長いし、決勝用セッティングでのペースはとてもいいので、表彰台を目指していけると思う」

B・スピース選手談(フリー走行総合5番手/1分56秒003)

「今日は無茶なことはせず、ただコンスタントな走りを心がけた。そしてそのなかで少しでもトップに近づいていこうと考えていたんだ。これがとてもうまくいって、明日につながる十分な手ごたえをつかむことができた。またマシンの面では、いくつか変更を行って効果をあげることができたので、マシン・セッティングには自信を持っている。優勝は難しいかもしれないけれど、5位以内、あるいは表彰台までは十分、狙っていけると思っているよ。課題はまだ残っているけれど、最後まであきらめずに作業を続けていく」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「昨日の時点で私は、“これからまだまだ伸びる”とコメントしていた。そして今日、それを実現してホルヘはどんどん速くなっていった。マシンはハンドリング性能が向上しており、そのおかげでラップタイムも上がってきた。ホルヘとベンにはまだ課題があるが、かなりいいところまで来ており、ここまでの進化に非常に満足している」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「ホルヘもベンも、マシン・セッティングに満足している。ソフト・コンパウンドのタイヤを使用して耐久性も試したので、決勝用のタイヤをどれにすればいいかもわかっている。明日はタイムアタックに臨む。どうなるかお楽しみに!」

C・エドワーズ選手談(フリー走行総合6番手/1分56秒259)

「第1セッションはあまり思うようにいかず苦しんだが、そのあとの作業がスムースに運び、最終的にはしっかり手ごたえをつかんで満足して終わることができた。第1セッションでは決勝用に想定したハード・コンパウンドのタイヤを履いたが、これがあまりうまくいかなかった。その一方でソフト・コンパウンドはレース距離を走りきることができないので、ハード・タイヤとマッチするマシンを作り上げるしかなかったんだ。すると幸運にも、モンスター・ヤマハ・テック3のスタッフとオーリンスとが協力して解決策を出してくれた。

これまではホイールスピンが激しくコーナーをしっかり回りきることができなかったのに、リア・サスペンションのセッティングを変更したら100万倍も良くなった! そしてコースに出るとすぐに56秒3を記録。昨日までよりコンマ5秒も速くなっていたんだ。それから8ラップ続けて56秒3をキープすることができたので、これでもう、ハード・タイヤは問題ない。このコンマ5秒が課題だった。それを克服できたのだ。チームのみんなに感謝しなければならない。これで自信がついたので、明日以降もきっとうまくいくと思う」

C・クラッチロー選手談(フリー走行総合12番手/1分56秒437)

「あとちょっとでトップ6というところまで来たのだから、これ以上を望むことはできないよ。ほとんどの時間を単独で走り、誰かについて行くということはしなかった。そのことも僕に自信を与えてくれているんだ。ハード・コンパウンドのタイヤも、以前よりずっと乗りやすくなった。コンスタントに56秒台で走ることができたのだから昨日に比べれば大きな前進で、最終順位が今の僕らの力を公正に表しているとは考えていない。

指の痛みはひどく、肩のほうも少しずつ痛みが出てきているので、そのことを考えれば十分な結果だと思うよ。もちろん、もっと速く走ることも可能だったはずだけれど、終盤でリアにソフト・タイヤを履いたら、フロントは何周か使ったものだったけれどもプッシュすると激しく動いてしまって…。でもマシンは総合的にとても扱いやすくなっているし、明日の夜のために、まだいくつかアイディアもある。だからきっともう少し前進できるよ」

ページ
先頭へ