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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月15日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦チェコGP
■開催日:2010年8月13日(金)1日目フリー走行、14日(土)予選、15日(日)決勝
■開催地:チェコ共和国/ブルノ

CIRCUIT DATA

■開設:1987年
■コース長:5.403km
■サーキットレコードラップ:1分56秒670(2009年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分56秒145(2009年:V・ロッシ)
■2009年の優勝者:V・ロッシ

REPORT

フィアット・ヤマハ・チーム、後半戦に向け再始動

2週間の夏季休暇が終了し、今週末、チェコのブルノ・サーキットでモトGP後半戦が始まる。フィアット・ヤマハ・チームのJ・ロレンソはチャンピオンシップ・リーダーとして、またV・ロッシは脚と肩の怪我の治療を経て、さらに体調を整えてこの第10戦に臨むこととなる。

ロレンソは今シーズン、ここまでの全9戦中、優勝6回、2位3回を獲得する大活躍。夏季休暇直前の第9戦ラグナセカも、圧倒的な強さで勝利を収めている。この2週間はドミニカ共和国に滞在してトレーニングを行いながらゆっくり静養し、今週末のレース再開に照準を合わせてきた。ブルノでは125ccクラスで1回、250ccクラスで2回、優勝を経験しているが、モトGPではまだ幸運に恵まれず、昨年はロッシとトップ争い中に転倒している。

一方、ロッシにとってブルノは、思い出に残る大切な場所。ロッシはグランプリ通算104勝を挙げているが、その歴史的初優勝は1996年、ここブルノの125ccクラスで実現したからだ。以来ロッシは、昨年までにさらに6勝を成し遂げた。そのうちの5回はモトGPでのもので、昨年、一昨年は連勝を果たしている。前回のラグナセカでは、脚の骨折からわずか7週間で復帰して表彰台を獲得したが、この時はまだ体調がベストの状態まで回復していたわけではなかった。あれから2週間の休暇を経て、さらにリハビリと体力回復に努めてきており、シーズン後半戦はまた勝利を目指して戦っていく。

ブルノの公道コースで初めてのグランプリが開催されたのは1965年。以来、40回を超える世界選手権が行われてきた。今日のコースにも、かつての公道コースの特徴の多くが引き継がれており、曲がりくねったシケインや変化の激しい高低差などがライダーたちに好まれている。そして例年、高速で接近した激しい戦いが繰り広げられている。

COMMENT

J・ロレンソ選手談-"ブルノ初の表彰台を目指して"

「夏休みは完璧だったよ! カリブ海で10日間のんびりして、シーズン後半戦に向けてしっかり充電することができた。先月はスケジュールが詰まっていて本当に忙しかったから、どうしてもこのような時間が必要だったんだ。これからは残りのシーズンにしっかり専念できるよ。ブルノは好きなコースで、3回優勝したことがあるんだけど、モトGPではまだ1度もないんだ。表彰台さえ上っていないから、今回は、シーズン後半戦で初めての、そしてブルノで初めての表彰台獲得を目指していくよ。チェコは素敵な国で、サーキットに来てくれる人達も、そしてコース自体もとても印象的。高速で楽しい丘がたくさんあるんだ。決勝のあとは、ブルノに残って新しいテストを行う予定。レース再開には絶好の場所だね」

W・ズィーレンベルグ-"狙うのは表彰台とポイント"

「去年のことを振り返って、一緒にレースを見た。ホルヘはこのコースがとても気に入っているらく、昨年も絶好調でバレンティーノとバトルを繰り広げた。でも、あの転倒は彼のミス。プッシュしすぎてしまったからね。今年は状況がかなり違っていて、ポイント上でも大きなアドバンテージを持っているので、彼自身リラックスして臨めるはず。そしてこのアドバンテージをキープするために、表彰台と、少しでも多くのポイント獲得を目指していく」

V・ロッシ-"後半戦で挽回を!"

「体調の回復に専念できて、いい休養になったよ。脚も肩もかなりいい感じになってきているから、今回はもっと頑張れそうだ。ブルノでは何度もいいレースをしているけれど、とくに僕のグランプリ初優勝の場所だから特別なんだ。体調は、まだ完璧というところまでは回復していないから、大変なレースになるだろうけれど、そうだとしても、またマシンに乗れるのが楽しみで仕方がない。シーズンはまだ半分残っているから、何とかいい後半戦にしたいね!」

D・ブリビオ-"考えうる最高の状態"

「シーズン後半戦が目前に迫り、チームの士気が高まっている。バレンティーノは懸命にリハビリに取り組んできており、今回はまだ100%ではないけれども、考えられる限り最高の状態にある。というのも、怪我をした当初は、このブルノが復帰の目標だったからだ。ブルノの前に2レースも出場できたことは大きな意義がある。シーズン後半戦をしっかりと戦い、良い形で締めくくるために、そしてバレンティーノがまた勝利を目指せるように、我々はこれから頑張っていく。このブルノが、復活の本当の第一歩となるだろう」

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