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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 4月24日 ソルトレイクシティ1

RACE DATA

開催日:2021年4月24日(土)
開催地:ユタ州ソルトレイクシティ
会場:ライス・エクレス・スタジアム

REPORT

450SXはスチュワートが3位、250SXはニコルズが3位を獲得

ユタ州ソルトレイクシティで開催されたAMAスーパークロス第16戦、Monster Energy Star Yamaha Racingのマルコム・スチュワートが見事な走りを披露し、450クラスで自己ベストとなる3位でフィニッシュ。ルーキー、ディラン・フェランディスは4位、アーロン・プレシンジャーも8位と、3人がトップ10フィニッシュを果たした。250SX Eastの第8戦では、コルト・ニコルズが3位に入り、連続表彰台記録を伸ばすとともに、ランキングでは2位に23ポイントの差をつけ、来週末、シリーズ最終戦のEast-Westシュートアウトにチャンピオンをかけて臨む。またチームメイトのクリスチャン・クレイグは予選セッションで激しいクラッシュを喫して足を負傷し残りのセッションを欠場した。

450SX

スチュワートが450スーパークロス初表彰台

スチュワートは予選で5番手に入り、ライス・エクレス・スタジアムで好調な走り出しを見せると、ヒートレースでも速さを示し、ディフェンディング・チャンピオンに続く2番手でフィニッシュ。メインイベントでは求めていたスタートとはいかなかったものの、すぐにトップ5圏内につける。その後、スチュワートは3番手争いに加わると、プッシュし続け、フープスで強さを見せながらトップ争いのすぐ後ろに続いた。レースの中間点を過ぎると、スチュワートは4番手のライダーをパスし、次の周にはトップを行くライダーの転倒により3番手に浮上する。その後、ポジションをキープして走り続け、そのままフィニッシュ。最上級クラスでは自身初となる表彰台に立った。

フェランディスは走り出しで苦労するが、チームと共に努力を続け、メインイベントに向けてバイクを改良。参加したヒートレースを4番手で終えると、メインイベントで好スタートを見せてトップ5圏内につけるが、ライバルにコース外へと押し出されてしまい、7番手まで後退してしまう。それでもフェランディスはレースが進むにつれて順位を上げ6番手、さらに猛チャージを続け残り4周となったところで4番手に浮上しそのままチェッカー。デビューシーズン3度目となるトップ5フィニッシュを決めた。

プレシンジャーは、参加したヒートレースで好スタートを見せたものの最終的に4番手でフィニッシュ。続くメインイベントでは望んだスタートができず、10番手につける。すぐにフェランディスに続く8番手に上がると、さらに順位を上げるべくプッシュを続けるが、いくつかミスをおかして順位を上げることができず8位のままレースを終えた。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームは5月1日土曜日にユタ州ソルトレイクシティに戻り、ライス・エクレス・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス今季最終戦に臨む。

250SX

ニコルズが3位としポイントリード拡大

このラウンドはMonster Energy Star Yamaha Racingの2選手によるタイトル争いの場となった。ニコルズが8ポイント差でリードしているが、クレイグは最初の予選セッションで最速タイムを叩き出し、反撃の狼煙を上げたが、予選最終セッションで激しいクラッシュを喫して右足を負傷。その後、診察を受けレース参加を試みることになったが、ヒートレースのスタート位置についたものの、脚への痛みが大きすぎることから欠場となった。

予選を4番手で通過したニコルズは、ヒートレースでスタートからリードを奪うと、以後フィニッシュまでポジションをキープして圧勝。しかしメインイベントで同じ展開を繰り返すことはできず、1周目を終えて6番手につける。さらにレッドプレートホルダーのニコルズは懸命な走りで4番手とすると、3番手のライダーにプレッシャーをかけてミスを誘い3番手に浮上する。その後、トップとの差を詰めるニコルズだったが、時間切れとなり、3位でフィニッシュするにとどまった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームは来週末、ユタ州ソルトレイクシティのライス・エクレス・スタジアムで開催されるシーズン最終戦、East-Westシュートアウトに臨む。ニコルズとジャスティン・クーパーは、それぞれの250SXでのタイトル獲得を目指しており、ニコルズは23ポイント差でEastを、クーパーは20ポイント差でWestをそれぞれリードしている。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

マルコム・スチュワート選手談(3位)

「今日は素晴らしい日でした! 一日を通して良いフィーリングで、ライディングも良く、レースにそのまま臨みました。メインイベントでは良いスタートが切れませんでしたが、序盤の数周をうまく走りました。それからクーパー選手、アンダーソン選手と僕ですごいバトルを展開しました。今夜はフープスと、それからメカニックエリアの先のコーナーでもすごく良い走りができていて、優位を保ち続けました。こうしてやっと表彰台に上がることができ、すごく興奮しました。長い間、思っていたことをようやく手にしたのです。まさに夢の実現です。これは決して忘れることのできないことですが、一度経験すると、後は楽にできるようになると信じ、来週末はもっと楽しんで、またここに立ちたいと思います」

ディラン・フェランディス選手談(4位)

「大変な一日でした。バイクを改善するために変更を加えたのですが、それが最初のプラクティスであまりうまく機能しませんでした。楽に走れるようにするためさらに作業し続けましたが、ヒートレースではそれが間違った方向に進んでいることがわかったので、その後大幅な変更を加えてメインに臨み、今度は本当に素晴らしい状態になっていたのです。スタートは良かったのですが、序盤、ライバルにコース外に押し出されてしまい、ポジションをいくつか落としました。今まで一度も試したことのない新しいセッティングだったので、楽に走れるようになるまでに何ラップか様子を見て、楽に走れるようになったところでプッシュしました。その後、何人かをパスして4位でフィニッシュ。全体的に良い結果です。来週の最終戦ではさらに良い結果を目指します」

アーロン・プレシンジャー選手談(8位)

「プラクティスではあまりうまくバイクに馴染むことができず、それが一日中続きました。ヒートレースはうまく進んでいたのですが、ラジエターカバーが破損し、右にうまく曲がれなくなって4番手でフィニッシュしました。メインでは良いスタートができず、中団でバトルしていました。ディランの後ろまでなんとか順位を上げることができましたが、抜くことはできませんでした。それからミスをいくつかしてしまい、8位でフィニッシュしました。今夜のコースは大変でした。たくさんのクラッシュが発生していました。今夜は多くのライダーが転倒したので、怪我なく終えることができたのはうれしいことです。今週はカリフォルニアに戻りバイクをもう少し改善して、シーズンを締めくくるつもりです」

250SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

コルト・ニコルズ選手談(3位)

「表彰台に立てたので良い夜でした。表彰台はいつも素晴らしいです。変化の多い一日で、チームメイトとのバトルをして、ソルトレイクシティで本当に良いレースを行いたいと思っていました。僕と彼は8ポイントしか差がない接戦でした。だから彼が足首を痛めてしまったのは残念でした。メインではもう少しうまくやる必要がありました。ひどいスタートで自分自身を苦しめてしまい、中団から追い上げなければなりませんでした。ただ、全体的には良かったですし、23ポイントのリードを保って最終戦に臨むことはワクワクします」

クリスチャン・クレイグ選手談

「言葉で表現するのは難しいですね。今シーズンはハードワークを続けてきました。一日のスタートはすごく良かったのですが、その後に転倒しました。レースに全力を尽くしたのですが、脚にプレッシャーをかけることができませんでした。現時点では、腓骨を骨折して足首を捻挫したようです。改めて検査して、アウトドアシーズンに備えます」

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