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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 3月16日 アーリントン2

RACE DATA

開催日:2021年3月16日(火)
開催地:テキサス州アーリントン
会場:AT&Tスタジアム

REPORT

450SXはプレシンジャーが5位、250SXはクーパーが5位を獲得

Monster Energy Star Yamaha Racingのアーロン・プレシンジャーが、AMAスーパークロス第11戦で6位フィニッシュ、ディラン・フェランディスも8位として、2人がトップ10フィニッシュを達成した。マルコム・スチュワートは、レース序盤に転倒して13位となった。250SX Westは第4戦が行われ、タイトル争いを繰り広げるクーパーは転倒があったものの挽回して5位。ネイト・スラッシャーは前戦のベストリザルトを更新する9位と進歩を見せた。またジャレット・フライは、ヒートレース、LCQ(※ラストチャンスクオリファイヤー)ともにアクシデントに見舞われメインイベントへの出場を逃した。

プレシンジャーとフェランディスがアーリントン2でトップ10フィニッシュ

Monster Energy Star Yamaha Racingのアーロン・プレシンジャーが、テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催されたAMAスーパークロス第11戦で6位フィニッシュと、再び堅実な結果を残した。ディラン・フェランディスも8位でフィニッシュラインを通過し、ダブルトップ10フィニッシュを実現させた。レース序盤に転倒を喫したマルコム・スチュワートは13位まで挽回してレースを終えた。

プラクティス開始早々はやや苦戦したプレシンジャーだったが、ヒートレースのゲートが降りるとアグレッシブに攻めた。先週、450のヒートレースでトップフィニッシュを決めたプレシンジャーは、アーリントン2でもスタートからフィニッシュまでリードを保ち、レースを制した。しかし、メインイベントでは同様のロケットスタートは見られず、8番手につける。非常に難しく、テクニカルなコースで上位を目指してプッシュし5番手まで上がるが、最終的は6位でフィニッシュした。

先週土曜日のメインイベントでクラッシュしたフェランディスは、100%の感触ではなかったものの、予選で8番手と健闘し、ヒートレースでも5番手に入った。続くメインイベントはスタート後、トップ10のすぐ後ろに続いていたが、チームメイト、スチュワートの転倒を避けようとして順位を落としてしまう。その後、集中したライディングで追い上げ、残り4周となったところで7番手まで浮上したが、腕上がりに苦戦。最後は後続のライダーにパスされ、8位でフィニッシュラインを通過した。

スチュワートはヒートレースで3番手に入り、第11戦を好調に走り出した。メインイベントでは先ず10番手につけるが、残念ながら序盤に転倒を喫してしまう。最後尾まで後退してレースに復帰したスチュワートは、すぐに追い上げを開始し、7周目までに13番手まで挽回すると、その順位のままフィニッシュした。

Monster Energy Star Yamaha Racing 450チームはこの後、3月20日土曜日、テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催される3連戦の最後、AMAスーパークロス第12戦に向けて活動を再開する。

250SX

クーパーがアーリントン2でトップ5フィニッシュ、ランキングではトップとの差を縮小

Monster Energy Star Yamaha Racingのジャスティン・クーパーが、チャレンジングなコンディションとなったテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで、オープニングラップのクラッシュから立ち直り、5位でフィニッシュした。この結果、上位3選手によってヒートアップするAMAスーパークロス250SX Westのタイトル争いで、クーパーは1位との差を4ポイント縮小した。若手のネイト・スラッシャーは前戦の10位に続き、今回のアーリントン2では9位と進歩を見せた。一方、もうひとりのルーキー、ジャレット・フライにとっては厳しい夜となり、ヒートレースでトラブルに見舞われて、LCQ(※ラストチャンスクオリファイヤー)への参加を余儀なくされ、そこで転倒がありメインイベントに出場することができなかった。

クーパーは予選で完璧な走りを続けており、4戦連続で3つのセッションすべてでトップタイムを記録。ヒートレースでも好スタートを見せたが、ミスによる序盤で遅れるも2位でフィニッシュした。クーパーはメインイベントで再び好スタートを見せてトップ5圏内につけるが、フープスを同時に抜けた他のライダーと絡んで転倒を喫してしまう。すぐに再走を果たしたクーパーは、2周目開始時に17番手に挽回すると、追い抜きが難しいコースで果敢に追い上げ、5番手まで順位を上げ、そのままフィニッシュ。シリーズが中盤に向かう中、ランキングトップのライバルとの差を4ポイント縮小した。

スラッシャーは堅実な走り出しを見せ、予選でトップ10入りを果たし、自己ベストとなる7位とすると、ヒートレースでは4位に入り、堅実な流れを続けていった。メインイベントではまずまずのスタートを見せて9番手につけたスラッシャーは、その後順位を上げ、レース中間点まで数周というところで7番手へ。その後、10周目にチームメイトの先行を許すと、その次の周にはランキングトップのライバルにパスされ、最終的に9位でフィニッシュラインを通過。これで前回の10位を上回る自己ベストを更新し、着実に成長を示すこととなった。

フライは予選で16番手、ヒートレースでは好スタートを見せて5番手につけると、レースの大半でその位置をキープした。ところが、マシントラブルが発生して後退。メインイベントへと直接進める順位の圏外でフィニッシュとなってしまった。そのためフライは、LCQへ出場することとなったが、残念ながらレース序盤にクラッシュを喫し、メインイベントへの出場権を得ることはできなかった。

Monster Energy Star Yamaha Racing 250SX Westチームはこの後、3月20日土曜日、テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムに戻り、AMAスーパークロス250SX West選手権第5戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

アーロン・プレシンジャー選手談(6位)

「走り出しはちょっと不安定でした。あまりしっくり来ないバイクにいくつか変更を加えて、以前の状態に戻すことにしたんですが、これで良くなりました。ヒートレースではすごく良いスタートが切れて、また勝つことができました。2度のヒートレース優勝を経験してメインに臨むのはすごく良い気分でした。そのメインイベントではまずまずのスタートができましたが、数人のライダーにひっかかってしまいました。コースは超ハードパックで滑りやすく、フープスはかなり崩れていました。堅実な順位でしたが、望んでいた結果ではありません。土曜日に戻ってきてもっと良い結果を残します」

ディラン・フェランディス選手談(8位)

「つらい一日でした。足が少し痛かったのですが、メディカルクルーが打ってくれた注射のおかげで痛みが和らいだのは幸運でした。残念ながら2回目の予選で大きなクラッシュをしてしまったので良いラップタイムを出すことができませんでした。その後、メインで全力を尽くしました。良いスタートができず、その後レーシングインシデントが発生したので、コースを外れざるを得ませんでした。バイクに乗っている感触が未だベストではないし、レース全体にわたって腕上がりが起きたので、ライディングするのが大変でした。トップ10に戻れたのは良いのですが、これは自分が望む位置ではありません。でもこれもレース。土曜日に戻って来て、もっと良い結果が得られるように努力します」

マルコム・スチュワート選手談(13位)

「メインイベントでフロントが流れてしまいました。レース序盤で皆が力強く走っている時にこれをやると最悪です。前を走るライダーは何人か見えていましたが、トップグループが後ろに近付いていることを知らせる青旗を提示されたら、それに従わなければなりません。タイミングが悪かったですね。ただ、全体的にいくつかポジティブな点がありました。プラクティスは素晴らしかったし、ヒートレースは良いレースでした。それにようやく自分のスタートを理解し始めました。アーリントン1よりもバイクが良い位置にあったと思いますし、感触も良かった。転倒しないように、タイヤを路面に接地させて、そして前進し続けなければなりませんでした。数日オフがあるので、チームと話合って計画を立てます。今の時点で失うものは何もありません。レースに戻って、ライダーたちと争う準備はできています」

250SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ジャスティン・クーパー選手談(5位)

「一日の走り出し、そして予選とヒートレースともに良い状態でした。メインイベントでは4番手か5番手でスタートしたんですが、上位はいつものメンバーではなく全員がシャッフルされていました。フープスを抜けた後のコーナーで、ライバルの後輪にぶつかって転倒しました。残念だし、がっかりです。トップに戻ろうとしていますが、毎回何かが起こります。受け入れ難いですが、諦めるつもりはありません。ポイントは接近しているので、冷静さを保って挑戦し続けたいと思います」

#91ネイト・スラッシャー選手談(9位)

「良い夜でした。予選7番手と、これまでよりずっと良い走り出しでした。ヒートレースはさらに良くて、4位でフィニッシュしました。メインでもすごく良い感触でした。集団を抜けて、バトルをして順位を上げたのですが、腕上がりがちょっとあって後退しました。もっとうまくやらなければいけません。表彰台に立てる速さがあったように感じていて、あとは良いスタートをして、その速さを維持することが大切ですね。この週末はもっと良くなるように頑張ります」

#59 ジャレット・フライ選手談

「今夜は本当にキツかったのですが、一日の走り出しは良かったです。ヒートレースで好スタートができて、5番手を走っていたんですけど、トラブルが出てしまい、LCQを通過しなければならなくなりました。自分に必要なスタートができず、その後メインイベント出場権を得る順位を目指している中で転倒してしまいました。非常に苛立たしいですけど、次のレースまでに数日あるし、もっと良い結果を目指して戻って来ます」

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