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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 1月23日 ヒューストン3

RACE DATA

開催日:2021年1月23日(土)
開催地:テキサス州ヒューストン
会場:NRGスタジアム

REPORT

450SXはスチュワートがヤマハ最上位の6位、250SXはニコルズが今季初優勝!

テキサス州ヒューストンでの3戦目となるAMAスーパークロス第3戦のヒューストン3。450SXではMonster Energy Star Yamaha Racingのマルコム・スチュワートが6位、アーロン・プレシンジャーが今季最上位となる7位。ディラン・フェランディスは転倒により12位と厳しい戦いを強いられた。併催の250SX Eastは、クリスチャン・クレイグとコルト・ニコルズが終盤まで優勝争いを展開。ニコルズが逆転で今季初優勝を飾りランキングトップ。2位のクレイグは同ポイントで2位につけている。

450SX

スチュワートとプレシンジャーがヒューストン3でトップ10フィニッシュ

Monster Energy Star Yamaha Racingのマルコム・スチュワートとアーロン・プレシンジャーがそれぞれ6位と7位に入った。チームメイトのルーキー、ディラン・フェランディスもトップ10内を走行していたが、終盤クラッシュを喫して12位でフィニッシュした。

3戦目となるNRGスタジアムでヒューストン3では、まったく新しいレイアウトとなって行われた。スチュワートはプラクティスで少々苦戦したが、ヒートレースでは見事な走りを見せて3位でフィニッシュ。メインイベントでは好スタートを決めてプレシンジャーの後に続き、5周後に4番手とすると、数ラップに渡ってポジションを維持するが、数人のライダーの先行を許してしまう。トップ5フィニッシュが見えていたスチュワートはプッシュを続けるが、結局6位でレースを終えた。

厳しい戦いとなったヒューストン2の後、プレシンジャーはこの第3戦で前進した。まず予選で10番手とすると、ヒートレースではトップ5スタートを決めて6番手でフィニッシュと調子を上げていったプレシンジャーは、メインイベントでさらに良いスタートを見せ4番手につける。その後は、スチュワートをはじめ数人のライダーにも先行され8番手まで順位を落としたプレシンジャーだったが、他のライダーにミスがあったことで順位を上げ、今シーズンの自己最上位となる7位でフィニッシュした。

火曜日の夜に最上級クラスで2位とし初の表彰台に立ったフェランディスは、今大会でもその勢いを維持しようとしていた。だがコンディションは厳しく、チャレンジングな一日となってしまった。ヒートレースではスタートの遅れを挽回して9番手でフィニッシュし、メインイベント進出を決めた。そのメインイベントでは残り6周となったところで14番手から9番手まで順位を上げる。しかしその2周後、クラッシュ、再走することはできたものの順位を落とし、12位でレースを終えた。

250SX

ニコルズとクレイグ、圧勝でヒューストントリプルヘッダーを終了

テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムで行われた250SX East の第3戦。Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Teamのコルト・ニコルズとクリスチャン・クレイグが1‐2フィニッシュを飾り圧勝。開幕から3戦連続でダブルポディウムフィニッシュとし、ランキングでは70ポイントの同点で1、2位となっている。

予選では、クレイグが最速ラップタイムを記録しトップ通過。ニコルズは3番手で予選を終え、両ライダーは同じヒートレースに参加することとなった。ともにスタートを決めることはできなかったが、クレイグは追い上げてトップフィニッシュ。ニコルズも13番手から追い上げ3番手に入りメインイベントへの出場権を獲得した。

メインイベントではクレイグがホールショットを奪うと、ニコルズもすぐあとに続き、ともに好スタート。ヒューストン1で優勝しているクレイグは後方を引き離しにかかるが、ニコルズはこれを視界に収め2秒程度のギャップを保ったまま周回を重ねた。

そして終盤、残り約2分となったところでニコルズがアタックを開始。周回遅れのライダーたちに遭遇したところでクレイグをかわしトップに立つ。しかしクレイグもすぐに反撃し、フープスで再びリードを奪ったが、ニコルズが再びリードを奪い返すと、今度はチェッカーフラッグまでポジションをキープ。2年ぶり、そして自身2度目となる優勝を決めた。クレイグはこれに続き2位でチェッカーを受け、ヤマハライダーがワンツー・フィニッシュを飾った。

Monster Energy Star Yamaha Racingはこの後、インディアナ州に向かい、1月30日にインディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムで開催される第4戦を皮切りに再びトリプルヘッダーに臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

マルコム・スチュワート選手談(6位)

「今大会は悪くなかったと思っています。最高の予選とはなりませんでしたが、一日を通してラップタイムはトップと一緒でした。プラクティスではちょっと苦戦しましたが、その後のヒートレースではすごく良いライディングができました。メインイベントには強いメンタルで臨もうと試み、トマック選手のすぐ後ろまで迫りましたがミスが続いて6位。バイクにたくさんの改良を加えましたが、それが正しい方向に進んでいると感じています。次回に向けて興奮しています。コースもダートもすべてが違い本当に楽しみにですが、今は帰ってフットボールを観戦し数日オフを過ごして、来週に備えます」

アーロン・プレシンジャー選手談(7位)

「ヒューストン2よりも良い一日だったと思います。順調にスタートしました。予選を10番手で終えて、ヒートレースではアンダーソン選手に抜かれて、ちょっと前をふさがれました。スタートはOKでした。最終ラップまで本当に前に出られなくて、それからではちょっと遅すぎました。メインイベントのスタートはすごく良くて4番手につけました。その後何人かに抜かれて後退。レース全体で良い感触だったのですが、途中でちょっと引き締め直しました。あとはチャージし続けることが自分に必要なのだと思っています。全体に良い一日で、満足しています。これからも前進してゆきます。次のレースはインディ。僕にとっては地元でのレースです。熱い走りをしますよ」

ディラン・フェランディス選手談(12位)

「難しいコースでした。すべてを正確にこなし、ノーミスで走るのは大変でした。今日はバイクに少し苦労していたのでいくつか異なるセッティングを試しました。これに賭けていくつかのことを試したんですが、うまくゆきませんでした。前回のレースの通りに戻しましたが、今日はバイクの感触が良くなかったですね。この冬はトレーニング不足だったので、過去2レースではちょっと疲れました。今日はハードな一日でした。メインイベントではトップ10フィニッシュをするために、全力を尽くしていたんですが、終盤に単独クラッシュをしてしまい、いくつか順位を落としました。良いレースの一日とはなりませんでした。次のレースで反撃を試みるつもりです」

250SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

コルト・ニコルズ選手談(優勝)

「今回はスタートが良かったことがポイントでした。ここまでスタートで苦労していたので、好転できて良かったです。レース中は本当に我慢の走りとなりました。クレイグ選手の方が速い場所がわかっていたので、いくつかの走行ラインを試した結果、ようやく勝つことができたのです。レッドプレートを手にするのは素晴らしいことですし、それをクリスチャンと僕でシェアするので、チームにとっても最高の状態ですね。次回のインディアナポリスが待ち遠しいですし、この勢いを維持できるようしっかり準備します」

クリスチャン・クレイグ選手談(2位)

「ヒューストン3はかなりうまくいきました。予選でまた最速だったことは素晴らしいことです。ヒートレースでは3速に入ってひどいスタートになってしまい、ほぼ最後尾から追い上げとなりましたが、このレースを制しました。メインイベントではほとんどのラップをリードしましたが、ニコルズ選手がすぐ後ろにおり、残り数周でかわされてしました。悔しいですが、自分のミスから学んでもっと良くなるようにがんばります」

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