本文へ進みます
サイト内検索

AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 3月6日 デイトナ

RACE DATA

開催日:2021年3月6日(土)
開催地:フロリダ州デイトナビーチ
会場:デイトナインターナショナル・スピードウェイ

REPORT

プレシンジャーが3位、450SXで表彰台を獲得!

第9戦となる第51回デイトナ・スーパークロスで、Monster Energy Star Yamaha Racingのアーロン・プレシンジャーが3位とし表彰台を獲得。マルコム・スチュワートは地元のレースで5位、ディラン・フェランディスは、アクシデントにより11位となった。250SX West第2戦は、ジャスティン・クーパーが表彰台まであと一歩の4位でフィニッシュ。ジャレット・フライは開幕戦を上回る12位。 ルーキーのネイト・スラッシャーも進歩を見せたが、残念ながらマシントラブルにより20位となった。

450SX

プレシンジャーがデイトナで450スーパークロス初表彰台

Monster Energy Star Yamaha Racingのアーロン・プレシンジャーが、3月6日に行われた第51回デイトナ・スーパークロスで3位に入り表彰台を獲得した。マルコム・スチュワートは、地元州、フロリダ州デイトナビーチで、これまでで自己最高となるトップ5を獲得した。ルーキーのディラン・フェランディスはレース序盤にクラッシュしたものの、追い上げて11位でレースを終えた。

デイトナ・スーパークロスは、選手権開催サーキットの中で最も長く、最も厳しいコースであることが知られており、今年も例外ではなかった。プレシンジャーは、このようなコンディションを得意としており、予選では8番手と、今シーズンこれまでで最高の結果を獲得。その後参加したヒートレースでも高いパフォーマンスを発揮し、2番手に入った。

迎えたメインイベント。プレシンジャーは再び素晴らしいスタートを見せて3番手につけると、3周目には2番手へと順位を上げる。そして上位でバトルを展開するプレシンジャーは一時トップに立った。その後、2018年250SX Westチャンピオンはその後も速いラップタイムを連発し2番手を走行したが、終盤になると再びバトルへ。プレシンジャーは集中力を維持してライディングを続け、自身のキャリアで最高位となる3位でフィニッシュラインを通過し表彰台に立った。

スチュワートも順調な走り出しを見せ、予選で9番手、そしてヒートレースでは2番手に入った。メインイベントでは序盤に6番手とし、ポジション争いを展開。レースが中間点に差しかかる前にトップ5圏内に浮上すると、その4周後には4番手に順位を上げる。プッシュし続けるスチュワートだったが、終盤、ライバルに先行を許して5位でフィニッシュラインを通過した。この結果、ランキングでも5位に浮上した。

フェランディスは予選で2位と好調なスタートとなったが、ヒートレースでは狙い通りのスタートができず、11番手からの追い上げを強いられて5番手でフィニッシュした。残念ながらメインイベントでもスタート直後に11番手に後退。フェランディスは集団の中で猛チャージを見せたが、3周目のサンドセクション出口で転倒。15番手でレースに復帰すると、そこから追い上げて11位でフィニッシュし貴重なポイントを獲得した。

この後、Monster Energy Star Yamaha Racing 450チームはテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムに向かい、3月13日土曜日、AMAスーパークロス3連戦の初戦に臨む。

250SX

クーバーがデイトナで4位

第2戦を迎えた250SX Westは、Monster Energy Star Yamaha Racingのジャスティン・クーパーが、フロリダ州デイトナビーチで開催されたAMAスーパークロスで、不運を克服し表彰台にあと一歩に迫る4位でフィニッシュした。ジャレット・フライは開幕戦の結果を上回る12位でフィニッシュ。ルーキーのネイト・スラッシャーも進歩を見せたが、残念ながらマシントラブルが発生し、早々にレースを諦めねばならなかったが、20位にランクされた。

クーパーは2レース続けて走り出しからペースメーカーとなり、予選でトップとなったが、ヒートレースでは好スタートができず、9番手から追い上げて4番手でフィニッシュ。メインイベントでははるかに良いスタートを見せたクーパーだったが、オープニングラップの第3ターンで不運にもタフブロックが目の前にたたき出され、転倒を喫してしまう。最後尾近くでレースに復帰すると、2周目が始まる前に15番手まで挽回。その後もクーパーは速いラップタイムを刻み続けて4番手まで上がるが、追い上げもそこまでで、表彰台に達する前にレースが終了となった。

チームの両ルーキーは、プラクティスでは自らの流れを掴むのに苦労していたが、スラッシャーはヒートレースで自己ベストとなる6番手。一方、フライは厳しいコンディションの中でもがきながらも9番手でフィニッシュし、メインイベント進出を決めた。そのメインイベントでフライは、まずまずのスタートを決めて14番手につけ12位でフィニッシュ。参加2戦目で前戦の結果を上回った。

スラッシャーはスタート後、クーパーと共に後方に沈んだが、集団の中で集中したライディングを見せて15番手まで順位を上げる。しかし序盤にマシントラブルを抱えて守りの走りに切り替えざるを得なくなり、最後は残念ながらフィニッシュできなかったが、20位の順位を得て第2戦を終えた。

Monster Energy Star Yamaha Racing 250SX Westチームはこの後、3月13日土曜日にテキサス州アーリントンで開催されるAMAスーパークロス3連戦の初戦に臨むため、AT&Tスタジアムに向かう。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

アーロン・プレシンジャー選手談(3位)

「2年前のデイトナの時は、踵を砕いた状態で救急治療室に横たわっていて、その後どうなるかわかりませんでした。だから立ち直れてここに戻って来ることができ最高です。言葉がみつかりません。最後の数ラップは、もっとやれると感じましたが、表彰台は表彰台です。コースは黒砂とそれからビーチの砂が混ざって、それにあらゆるわだちがあり、とてもゴツゴツしていました。ジャンプへの移行部分の一部にはそうした思わぬ罠がありました。長いレースでしたけど、改めて表彰台で終えることができてよかったです。これは今、自分が求められるすべてです。僕はただ、がむしゃらに働いてくれ、僕を信じてくれた人たちに感謝しかありません。これからも頑張ります」

マルコム・スチュワート選手談(5位)

「デイトナは苦労するコースのひとつなので、今夜トップ5を獲得するのは大変なことでした。本当にうまくライディングして、それを実現させたという事実は、特にアトランタでこれに似たレースがあと3回あるので、大きな自信に繋がります。表彰台を獲得したチームメイトのアーロン・プレシンジャーにひとことエールを送りたいです。これは彼にとって良かったです。それに、今夜はトップ5にヤマハが2台入っています。これは僕らにとって良いきっかけになると思います。探り続けて、楽しんで、瞬間瞬間を満喫していきます。いくつかミスをしましたけど、ポイントランキングで総合5位につけています。もうすぐ表彰台。どんどん近づいています」

ディラン・フェランディス選手談(11位)

「今日のデイトナでのプラクティスは良い感触でした。メインイベントでは好スタートを切ったのですが、第1ターンで絡んでしまい、その後サンドセクションで小さなクラッシュをしてしまいました。僕にとってはまた苛立たしい夜になりました。アーリントンで良い結果が得られるように、これから戻って取り組みます」

250SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ジャスティン・クーパー選手談(4位)

「一日の始まりはすごく良くて、両方のプラクティスとも最速でした。ヒートレースではゲートでホイールスピンさせてしまい、あまりうまくいきませんでした。メインイベント進出のためにプッシュし続けて4番手でレースを終えました。メインではトップ5スタートを決めたのですが、第3ターンで干し草の束が目の前に蹴り出されて来て、バイクの下に引っかかって転倒してしまいました。これで21番手前後から再スタート。できるかぎりのことをしました。追い抜きが本当に大変で、4位までしか上がれませんでしたけど、最後までチャージしましたし、ラップタイムはかなり安定していました。自分が望んでいたことではありませんが、これが今夜のすべてです。テキサスラウンドには再び勝てるように頑張ります」

ジャレット・フライ選手談(12位)

「ここデイトナのプラクティスでは一日中苦戦しました。流れを掴んで走りをまとめることができませんでした。ヒートレースは9番手でメインに進みましたが、そこでも依然として流れを掴むのに苦労し続けていて、決勝では12位でレースを終えました。この後、戻って、次のアーリントンでもっと良くなるように取り組むつもりです」

ネイト・スラッシャー選手談(20位)

「予選ではちょっと苦戦しましたけど、ヒートレースはうまく走れました。良い速さだったように思います。後方から順位を上げて6番手になったので、それについては満足でした。メインではまずまずのスタートを決めて、レースをスタートしたのですが、それからトラブルが出はじめました。なだめながら走るよう試みていたのですが、フィニッシュすることができませんでした。来週末はもっとうまくやります」

ページ
先頭へ