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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 1月19日 ヒューストン2

RACE DATA

開催日:2021年1月19日(火)
開催地:テキサス州ヒューストン
会場:NRGスタジアム

REPORT

テキサス州ヒューストンで開催されたAMAスーパークロス第2戦、450SXではMonster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスが2位と、最高峰クラス初の表彰台を獲得。マルコム・スチュワートは、7位、アーロン・プレシンジャーは序盤に転倒がありながら16位でチェッカーを受けた。併催された250SX Eastでは、コルト・ニコルズとクリスチャン・クレイグが2位、3位とし、ともに2戦連続で表彰台を獲得した。

450SX

ルーキーのフェランディスが2位、初表彰台を獲得!

テキサス州ヒューストンで開催されたAMAスーパークロス450SX第2戦で、Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Teamのディラン・フェランディスがすばらしい走りを見せ、2位でフィニッシュし、最高峰クラスで初の表彰台を獲得した。マルコム・スチュワートも7位とトップ10フィニッシュを果たした。アーロン・プレシンジャーは序盤にクラッシュを喫するが、再走を果たして16位でレースを終えた。

フェランディスはヒートレースを2番手で終え、この大会を幸先良くスタートした。メインイベントでもゲートが降りるとトップ10圏内につけて着実に前進。レースが進むに連れて、ライバルたちにミスがではじめるが、フェランディスは冷静さを保ちながら、キビキビしたライディングを見せる。250SX Westを2度制したフェランディスはレースの折り返しを過ぎる頃には3番手まで浮上。その後もプッシュし続け2番手との差を詰めると、終盤にこれを抜き去りそのままフィニッシュ。最高峰クラス2レース目のルーキーが輝かしい結果を残した。これでフェランディスはランキング2位に浮上、トップとの差はわずか1ポイント差となっている。

スチュワートにとってヒューストン2は順調に進んだものの、この日のコースには苦労していた。ヒートレースを4番手で終えると、メインイベントでは好スタートを見せてすぐにトップ5圏内につける。スチュワートはレースの大半でポジションを守り、4番手を見据えていたものの、ミスをおかして後退し7位でフィニッシュした。

プレシンジャーはヒートレースのスタートは、自身が望んでいた通りにはならなかったが、11番手から追い上げて8番手でレースを終えメインイベントへの進出を決めた。そのメインイベントはアウト側のグリッドから16番手につけると、上位を目指して集団の中を進んでゆく。ところが4周目、フィニッシュライン手前でクラッシュ。それでもレースを諦めることなく再びバイクに跨ったプレシンジャーは、16位まで挽回したところでチェッカーを受けた。

250SX

ニコルズとクレイグがともに2戦連続表彰台獲得!

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Teamのコルト・ニコルズとクリスチャン・クレイグが、テキサス州ヒューストンで行われた250SX Eastの第2戦でそれぞれ2位と3位に入り、ともに2戦連続表彰台を獲得した。

第2戦に向け、開幕戦からのインターバルは短かったものの、両ライダーは前戦の勢いをキープして強さを発揮。クレイグは再び最速タイムを記録し、ニコルズもそれに続く2番手で予選を終えると、続くヒートレースをそれぞれ2位でフィニッシュしてメインイベントに臨んだ。

そのメインイベントではニコルズが好スタートから5番手につけると2周目には4番手に上がりポジションをキープしていたが、チームメイトのクレイグがこれに迫り、レースの折り返し点に達するまでに逆転。その直後、2位争いをしていたライダーが転倒。これにより2人は表彰台圏内に順位を上げることになった。

レースが後半に入るとニコルズがリズムをつかみ、終盤にチームメイトをパスして2位でフィニッシュ。クレイグはこれに続き3位に入りランキングトップをキープ、1月23日に開催される第3戦には引き続きレッドプレートで臨むこととなった。一方、ニコルズはランキングでチームメイトに3ポイント差の2番手に浮上した。

チームは1月23日土曜日夜、開幕から3戦連続となるヒューストンのNRGスタジアムで開催される第3戦ヒューストン3に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ディラン・フェランディス選手談(2位)

「まったく予想もしていませんでした。正直言って、ここで表彰台に立てて驚いています。いつもハードワークを続けていますが、それが報われたように思います。チェッカーフラッグを目指し、持っているものをすべて出し切りました。僕らはバイクについてたくさんのことを考えて、新しいラインを見つけ、もっと良くするために何か違うことをトライする必要がありました。レースではライバルの何人かがミスをおかして後退しましたのが、僕自身はペースが良く2位でフィニッシュ。これは信じられないことです。レース前最後の2週間はたくさんのことをしなければならず、多くの時間を費やしてくれたチームに大いに感謝しています」

マルコム・スチュワート選手談(7位)

「今日は一日中、コースに苦労しました。メインイベントではベストスタートとはいきませんでしたが、最初の2、3コーナーでトップ5につけました。ブレイトン選手を抜こうとしましたが、実際に前に出ることはできませんでした。いくつかミスをしてしまったからです。ライバルにとっても、僕自身にとっても厳しいコンディションでしたね。あまり楽に走ることができないコースの場合、アクシデントは起こるもの。今夜は多くのライダーが転倒しましたが、その中で7位フィニッシュというのは悪くありません。数日オフがあるので、自分の走りを振り返り、チームと話し合うつもりです。バイクはすごくうまくいっており、今夜も自分には合っていたと思いますが、コースとはあまりあっていなかったということです」

アーロン・プレシンジャー選手談(16位)

「ヒートレースのスタートがかなり悪く、集団の中を抜けていくことができず8番手に終わり、メインイベントのグリッドが16番目になってしまいました。これは理想的ではありませんでした。メインイベントではうまく飛び出して、かなりハードにいき、集団を抜けて、アンダーソン選手を抜きにいったのですが、フープスでエッジにヒットしてしまい、それが原因で転倒してしまいました。もっとひどいことになっていたかもしれないので、今夜のレースを無事に終えることができてかなり幸運だったと感じています」

250SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

コルト・ニコルズ選手談(2位)

「今夜は2位に入り、多くのポイントを獲得できたので、全体としてかなり良い調子でした。でも、トップ争いに必要なスタートができなかったので、それについては納得のいかないところですし、レース序盤は、もう少しうまく組み立てる必要があります。コースはかなり変化していきましたが、それでもうまくライディングできているように感じましたが、動き出すまでに時間がかかり過ぎて、勝つためには離され過ぎていました。次の土曜日にはもっと良くして勝つためにも、レースコントロールついてもっとしっかり考えていく必要があります」

クリスチャン・クレイグ選手談(3位)

「メインイベントはかなり荒れた展開になりましたが、レッドプレートをキープできたのはクールですね。メインイベントのスタートはOKでしたが、中団グループに囲まれたため、そこからライバルをパスしていくという展開でした。途中でコルト選手に追いついて、その後、前をいく2人のライダーが転倒し2番手に上がったのですが、最後の3、4周でいくつかミスをして、コルト選手に追いつかれました。3位でフィニッシュしたことには大きな落胆はありませんが、第3戦に向けてこうしたミスを修正する必要はあります。ポイントでも何ポイントかのリードし、レッドプレートをキープしているので、これについては満足しています。次の土曜日に向けての準備はできています」

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