ヤマハ発動機株式会社

ロードレース世界選手権 MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 10/23 トルコ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第16戦トルコGP
■開催日:2005年10月23日(日)決勝結果
■開催地:トルコ/イスタンブール(1周5.340km)
■観客数:30,000人
■周回数:22周(117.48km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:25度
■PP:S・ジベルナウ(ホンダ/1分52秒334)
■FL:M・メランドリ(ホンダ/1分53秒111)

REPORT

ロッシ2位、エリアスが自己ベストの6位!

6周目、S・ジベルナウ(ホンダ)のオーバーランでトップに浮上したM・メランドリ(ホンダ)がそのまま逃げ切ってMotoGP初優勝を果たした。2位にゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシ、3位にN・ヘイデン(ホンダ)が入った。

レースはジベルナウ、メランドリの好スタートで開始。グリッド2列目スタートのロッシはスタートでやや遅れ開始直後は8番手となるが、1周目終了時には6番手に上がる。序盤は、ジベルナウ、メランドリ、ヘイデンのホンダ車3台がトップグループを形成し、第2グループにエドワーズ、エリアス、ロッシのヤマハ車3台がつける。この中でロッシが抜け出し、トップ3台に接近する。そのトップグループでは、6周目に首位走行中のジベルナウがオーバーランし、メランドリがトップに立つと、これに続いてヘイデン、追い上げてきたロッシが続きこの3人がレースをけん引する。

ロッシは8周目にヘイデンを抜いて2番手に上がりメランドリを追う。しかしその後はメランドリ、ロッシの順位は変わらず、終盤に入ると二人の差は約3秒まで拡大する。ロッシは懸命に追うが、最終周メランドリは、53秒台から55秒台へペースを下げる堅実走行で逃げ切り優勝。ロッシは1秒半遅れで2位となった。

けがも癒え調子を上げてきているフォルトゥナ・ヤマハ・チームのT・エリアスは、予選6番手グリッドの2列目スタート。エリアスは前半6番手を走行するが、14周目に一時9番手まで後退。しかしその後着実に追い上げ最終周には先行するC・エドワーズを抜いて6位。MotoGPでの自己ベストとなる成績を収めた。エドワーズは7位。R・チャウスは14位となり、ヤマハライダー全員が完走しポイントを獲得した。

RESULT

順位ライダーチームマシンタイム
1M・メランドリMovistar Honda MotoGPHonda41'44.139
2V・ロッシGauloises Yamaha TeamYamaha1.513
3N・ヘイデンRepsol Honda TeamHonda6.873
4S・ジベルナウMovistar Honda MotoGPHonda12.420
5C・チェカDucati Marlboro TeamDucati26.963
6T・エリアスFortuna Yamaha TeamYamaha29.105
7C・エドワーズGauloises Yamaha TeamYamaha29.255
8玉田 誠Konica Minolta HondaHonda33.345
9A・バロスCamel HondaHonda33.790
10中野 真矢Kawasaki Racing TeamKawasaki44.225
11C・バーミューレンCamel HondaHonda46.099
12M・ビアッジRepsolHonda TeamHonda50.184
13O・ジャックKawasaki Racing TeamKawasaki56.766
14R・チャウスFortuna Yamaha TeamYamaha1'01.360
15J・ホプキンスTeam Suzuki MotoGPSuzuki1'03.391

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1V・ロッシYamaha351
2M・メランドリHonda195
3N・ヘイデンHonda186
4C・エドワーズYamaha171
5M・ビアッジHonda163
6S・ジベルナウHonda150
12T・エリアスYamaha68
16R・チャウスYamaha51

CONSTRUCTORS RANKING

順位コンストラクターポイント
1Yamaha365
2Honda316
3Ducati189
4Kawasaki121
5Suzuki97
6BlataWCM13

COMMENT

V・ロッシ選手談(2位)

「金曜日と土曜日はセッティングがなかなか見つからず苦労した。もう家に帰りたいと思ったくらい! でも午後の予選セッションに入ると原因がわかって、さらに今朝のウォームアップで、ほんの少し方向性を変えてみたら、まずまずのものができあがったんだ。ところがスタートでミスをしてしまった。これが結局、最後まで響いた感じ。メランドリはとても好調で、いくつかのポイントでは明らかに僕よりも速かった。今日は厳しい状況からチームの力でここまで来ることができた。2位には満足している」

C・エドワーズ選手談(7位)

「今回はライディングスタイルを変えて臨み、ペースを上げることができた。ところがひとたび決勝がスタートすると、以前のスーパーバイクのスタイルに戻ってしまっていたんだ! それで気持ちを落ち着かせて、もう一度、新しいライディングスタイルに変えていくと、またタイムが上がってきた。このレースを“テストのようなもの”と言うのは嫌だけれど、僕たちはやはり、来シーズンに向けて改良を行っていかなければならない。結果は良くなかったが、開発面で何らか貢献できたと思っている」

D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談

「きのうまで非常に苦しんだので、バレンティーノの2位という結果は素晴らしいと思う。問題を抱えてスタートした金曜日から、今日の決勝が始まるまでずっと、チームは本当によく頑張った。バレンティーノは次回の最終戦で今季12勝目を狙っていくことになる。コーリンも同様に苦しみ、新たな試みを行った。これはきっと来シーズンのために役立つだろう」

T・エリアス選手談(6位)

「スタートはうまくいったが、トップグループについていくのはやはり難しかった。でも第2グループでチェカと競り合いながら、後続グループを離していくことができたんだ。後半は玉田、バロスとバトルを展開。そして最終ラップではエドワーズに追いついて、最後から二つ目のコーナーでパスすることに成功した。今日は気温が上がると予想し、リスクを覚悟でハードコンパウンドのタイヤを使用することにした。それが5周もすると暖まり、そのあとは最後まで好調をキープした。最終戦もこの調子でベストを尽くしたい」

R・チャウス選手談(14位)

「スタートをミスして出遅れてしまったので、あとはただ、一台一台、前のマシンを抜いていくだけだった。最終ラップにベストラップが出ていることがすべてを物語っていると思う。ロルフォをパスするのに12周もかかったが、そのあとさらにホプキンスも抜いて14位まで挽回できた」

中島雅彦談(技術開発室MotoGPグループYZR-M1プロジェクトリーダー)

「トルコの歴史的な都市・イスタンブールの中心部から東へ65kmほどの郊外に位置するこのサーキットは、今年の8月に完成したばかりの新しいサーキットです。アップダウンが激しく、低中速の切り返しが連続したコーナー、高速コーナーとストレートの組み合わせは、非常にテクニカルで良好なハンドリングと旋回性が求められます。

今回、初開催のため全くデータがなく、サーキットの特性に合わせ込むのに苦慮しました。ロッシ選手はスタートで出遅れながらも激しい追い上げでトップ争いに加わりますが、今回、素晴らしい走りをしたメランドリ選手との差を詰めきれず、2位となりました。ここ数戦調子を上げてきているエリアス選手は途中コースアウトを喫し順位を下げるも追い上げて6位。フロントに問題を抱えたエドワーズ選手はタイムが伸びずに7位。チャウス選手は14位と全車がポイント獲得しました。いよいよ最終戦を残すのみ、ヤマハライダーが有終の美を飾れるようにスタッフ一同全力でサポートしたいと思います。皆さまのご声援よろしくお願いします」


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