ヤマハ発動機株式会社

ロードレース世界選手権 MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 10/01 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第14戦カタールGP
■開催日:2005年10月1日(土)決勝結果
■開催地:カタール/ロサイル(1周5.380km)
■周回数:22周(118.36km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:39度 ■路面温度:45度
■PP:L・カピロッシ(ドゥカティ/1分56秒917)
■FL:N・ヘイデン(ホンダ/1分57秒903)

REPORT

YZR-M1のロッシが今季10勝目!
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのチームタイトルが決定

6日前にチャンピオンを決定したゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシが、ラスト2周のメインストレートで先行するM・メランドリ(ホンダ)を抜いてトップに立ち、そのまま逃げ切り、ヤマハでは1シーズンの最多優勝回数となる今季10勝目をマークした。また、チームメイトのC・エドワーズは4位となり、この結果ゴロワーズ・ヤマハ・チームのチームタイトルが決定した。

ポール発進のL・カピロッシ(ドゥカティ)は1周目こそトップを走るが徐々に後退。序盤をリードしたのはS・ジベルナウ(ホンダ)。それにN・ヘイデン(ホンダ)、ロッシ、エドワーズ、メランドリと続いて序盤4周目を終了する。しかし5周目以降はトップグループが、ジベルナウ、ロッシ、メランドリ、ヘイデンの4選手にしぼられると、さらに12周目には、ジベルナウを先頭に、1秒強遅れてロッシ、これにテール・トゥ・ノーズでメランドリがつける。

ロッシは、17周目にジベルナウに0.2秒差まで詰め寄るも、その直後ラインを外し3番手に後退。しかし今度はジベルナウがコースアウトで後退し、メランドリ、ロッシの順でラスト4周に突入する。ロッシは何度もパスを試み、ラスト2周となったところでメランドリをかわすと、続く21周目にこの日の自己ベストとなる57秒910を叩き出し引き離しにかかる。最終ラップも二人のテール・トゥ・ノーズで迎え、メランドリはコーナー進入で一瞬トップに浮上するも、アウトに膨らみロッシにトップを譲る。ロッシはそのまま振り切って優勝。エドワーズは4位。フォルトゥナ・ヤマハ・チームのT・エリアスはA・バロスとのバトルを制して8位。エリアスのチームメイトのR・チャウスは14位でレースを終えた。

RESULT

順位ライダーチームマシンタイム
1V・ロッシGauloises Yamaha TeamYamaha43’33.759
2M・メランドリMovistar Honda MotoGPHonda1.670
3N・ヘイデンRepsol Honda TeamHonda5.536
4C・エドワーズGauloises Yamaha TeamYamaha14.737
5S・ジベルナウMovistar Honda MotoGPHonda20.431
6C・チェカDucati Marlboro TeamDucati31.432
7中野 真矢Kawasaki Racing TeamKawasaki32.983
8T・エリアスFortuna Yamaha TeamYamaha39.888
9A・バロスCamel HondaHonda41.792
10L・カピロッシDucati Marlboro TeamDucati44.252
11K・ロバーツTeam Suzuki MotoGPSuzuki48.745
12R・ロルフォD’Antin MotoGP PramacDucati1'01.991
13S・バーンCamel HondaHonda1'04.805
14R・チャウスFortuna Yamaha TeamYamaha1'13.824
15J・エリソンBlata WCMBlata2'08.642

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1V・ロッシYamaha306
2M・ビアッジHonda159
3M・メランドリHonda157
4C・エドワーズYamaha152
5N・ヘイデンHonda150
6L・カピロッシDucati148
15T・エリアスYamaha51
16R・チャウスYamaha45

CONSTRUCTORS RANKING

順位コンストラクターポイント
1Yamaha320
2Honda271
3Ducati162
4Kawasaki106
5Suzuki90
6Blata WCM11

COMMENT

V・ロッシ選手談(優勝)

「素晴らしいレースだった! とても楽しくて、僕にとっては今シーズン中、最高のレースだ。去年は嫌な思い出が残っているので、今年はどうしてもここで勝ちたかったんだ。ライバルは二人。僕を含めた3人は皆とても調子が良くて、最初から最後まで100%以上の力を出して戦った。僕のマシンは最後の数周がとても速かったので、チームとヤマハに感謝している。メランドリは最終ラップでも仕掛けてきたが、抑えることができた。10勝目、とてもとてもうれしいよ!」

C・エドワーズ選手談(4位)

「昨日の時点でマシンは十分に仕上がっていたが、さらにリアグリップを上げようと、今朝、違うタイヤを試した。これは他のライダーが使っているのと同じものだが、僕は別のタイヤでセットアップしてきてしまったので、やはり変えることができなかったんだ。コーナーでフロントをプッシュしてしまい、言うことを聞いてくれなかった。これは次のフィリップアイランドまでに解決しなければならない問題。今回は優勝を狙っていたし、そのチャンスが十分にあっただけに残念。その一方で、僕の今日のポイントがチームタイトル決定に役立ったのはうれしいことだ」

D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談

「今日は素晴らしいレースを見せてもらった。バレンティーノの優勝、そしてチームタイトルの獲得とうれしいかぎりだ。バレンティーノは去年ここで嫌な思いをしているので、今回はどうしても勝ちたかった。コーリンの4位は、本人は決して満足していないが、貴重なポイントを獲得できた。今回はすべてが順調で、2台とも申し分のない仕上がりだった。そして二人がチームタイトル獲得に貢献してくれたのだ。二人とも次のフィリップアイランドは好きなコースなので、楽しみだ」

T・エリアス選手談(8位)

「残念。初めからずっと順調だったのに、他のライダーたちもどんどん調子を上げてきて、結局僕を上回ってしまった。反省点は最初の数周のためのセッティングがうまくいっていなかったこと。燃料が減ってきてからようやくペースが上がり追い上げることができたんだ。でも、もう終わってしまったことだから、これからまた少しずつ改善できるように頑張るだけ」

R・チャウス選手談(14位)

「フロントに問題があった。ハード・コンパウンドを選んだが消耗してしまって、コーナーで思うようにリーンできなかった。タイヤの限界を超えてしまえばバイクの挙動が激しくなる。ハードに攻めてもタイムはほとんど上がらなかったので、冷静に走りきることに決めたんだ」

中島雅彦談(技術開発室MotoGPグループYZR-M1プロジェクトリーダー)

「マレーシアに引き続き猛暑での戦いとなりました。ここカタールのドーハは砂漠の中にあり、厳しい暑さと砂塵で、マシンだけでなくライダーにとっても過酷な環境です。昨年の“ドーハの悲劇”を教訓にマシンには暑さ、砂塵対策を充分に施し、予選を落ち着いて戦うことができました。レースは激しいドッグファイトでしたが、セットアップの仕上がりも良く、ロッシ選手は彼本来の素晴らしい走りで期待に応え、今季10勝目を挙げてくれました。このサーキットを得意としているエドワード選手は安定した走りで4位を確保。前戦から調子を上げてきているエリアス選手が8位、ルーベン選手が14位と全車ポイントを獲得し、昨年のリベンジを果たしました。これでチームチャンピオンシップが決定したので、次の目標であるコンストラクターズタイトル獲得を目指して残り3戦、全力で戦いたいと思います。皆さまのご声援よろしくお願いします」


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