本文へ進みます

Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 5月15日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦フランスGP
■開催日:2005年5月13日(金)フリー、14日(土)予選、15日(日)決勝
■開催地:フランス/ル・マン

CIRCUIT DATA

■開設:1965年
■コース長:4.180km
■レコードラップ:1分34秒088(2004年:M・ビアッジ)
■ベストラップ:1分34秒088(2004年:M・ビアッジ)
■2004年の優勝者:S・ジベルナウ

REPORT

フランスGP“テクニカル情報”

ル・マンは、2速ギアを使用して抜けるヘアピンと長いストレート、そしてシケインとの組み合わせが特徴のコースである。第3コーナー、第5コーナーでのターンがパッシングポイントと言われ、ここでのブレーキングが勝負の分かれ目となる場合が多い。

YZR-M1の場合も、コーナーでの急減速時の重心移動に対し、フロントフォークには強力な減衰力が設定され、一方ではそれ以外の緩やかなターンでの高いショック吸収性が要求される。果敢にコーナーに進入するときや、シケインからの脱出で急加速をする場合は、フロントのセッティングは重要で、伸び側の減衰力調整が鍵となる。

リアまわりの安定性確保もセッティングのポイントだ。低めに設定された車高、低重心設計などにより、コーナー進入時のタイヤの浮き上がりを抑止している。シーズン前のテストでは、ブレーキングの安定性における進歩を見せており、軽量なステアリング特性との相乗効果で「ストップ&ゴー」スタイルのル・マンでは効果が期待できるところだ。

一方、ターンからの脱出もポイントだ。リアの車高を低く設定することで、安定性は確保できるが、それはコーナー脱出時のライン自由度の拡大に必ずしも繋がらない。そこで、リアサスのスプリングはソフトに設定され、初期荷重を高めに設定している。

これにより、加速時にマシンの重量が後方へ移った場合でも、効率よくリアエンドにパワーが伝達されることになる。またここでは、リアサスペンションのリンクレシオの設定もポイントとなっている。

ページ
先頭へ