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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月3日 アルゼンチン

RACE DATA

■大会名称:2019年第1戦アルゼンチンGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2019年3月3日
■開催地:パタゴニア(1,670m)
■観客数: 35000人

REPORT

フェーブルが開幕戦の第1ヒートでトップ3フィニッシュ

MXGPシーズンの開幕戦で、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのロマン・フェーブルが予選レースで素晴らしいスタートを飾ると、続く第1ヒートでフェーブルらしい力強い走りをみせてトップ3フィニッシュを果たした。ところがフェーブルは第2ヒート終盤に激しい転倒を喫し、残念ながら完走を果たすことができなかった。またMonster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーは総合9位となった。

Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPのゴーティエ・ポーリンは、第1ヒートのターン1での転倒後、詰めかけた観衆の注目を一身に集める完璧なパワーとハンドリングを発揮してトップ5入りを果たした。総合成績では表彰台までわずか3ポイントの5位に入った。一方でMonster Energy Wilvo Yamaha MXGPのアーヌー・トヌスは16位となった。

ロマン・フェーブルはタイムプラクティスで最速ラップタイムを記録して1位となると、元ワールドチャンピオンに相応しくシーズンの最初の予選レースでも見事な勝利を収めた。ポールマンとして、27歳のフェーブルは両方のヒートでゲートナンバー1を選んだ。大きく弧を描く最初の左コーナーにイン側のラインから入ることが可能となる。

第1ヒート、フェーブルは最初の15分間でA・カイローリ(KTM)と激しいバトルを演じながらも、2位をキープしたが、残り3周となったレース終盤、わずかなミスを突いたT・ガイザー(ホンダ)の先行を許してしまう。先頭集団がトップ争いを展開する後方では、ゴーティエ・ポーリンはトップ7に入ると、さらにトップ5入りを目指していた。また、ジェレミー・シーワーは好スタートを決めたものの、3週間以上ライディングから離れていた影響でその後後退。10位でチェッカーフラッグを受けた。

アーヌー・トヌスはスタートゲートでホイールスピンをさせた。それでもトヌスはトップ15圏外からハイペースで順位を上げ、トップ10内に入った。しかしコースの高速セクションで派手なハイサイドを起こしてしまう。大きくタイムをロスし、完走することができずに選手権ポイント獲得を逃したが、幸いなことにトヌスにクラッシュによる怪我はなかった。

第2ヒートではポ―リンとシーワーが多数のライダーぶつかり、この週末のトリッキーなコンディションに多くのライダーが餌食となった。フェーブルは3位を走行中、残り6周となったところで激しい転倒を喫した。

オープニングラップの混乱から抜け出したポーリンは巧妙なライン選択を利して後方集団からトップ5に浮上。観衆の目をくぎ付けにした。そのままフィニッシュしたポーリンは総合成績でも5位となった。同じくターン1で転倒したシーワーは、果敢な追い上げを見せて11位まで順位を上げてフィニッシュ。総合成績では9位となった。

非常に活気に満ちた群衆を驚かせたのはトヌスだった。第1ヒートでの激しいクラッシュ喫したが、第2ヒートに出場。そしてトップ10圏内で完走した。第1ヒートを無得点で終えていたた為、トヌスのアルゼンチンGPの成績は16位となった。

フェーブルはレース終了後、精密検査を受けるため病院に運ばれた。次のMXGP世界選手権は、3月24日、イングランドのウインチェスターにあるサーキット、マターリー・ベイシン・サーキットで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ゴーティエ・ポーリン選手談(5位/5位:総合5位)

「バイクがよく機能しました。この冬、我々はハードワークを続けてきましたが、それでもマシン

に改良すべきことがいくつかあります。でも今日はヘルメットをかぶり、レースに出場しなければなりません。まだ改善する必要は実際ありました。しかし今日のマシンはシャシーやエンジンは素晴らしくて、良く機能しました。これから改良を続けて、マシンが良くなること本当に楽しみにしているし、その為に僕自身も努力を続けるつもりです。良い週末を過ごしたような気がするけど、ターン1で他のライダーにヒットされたのは不運でした。他のライダーのマシンが僕にヒットしてきたと思うし、それで僕はハンドルバーを飛び越えた。ただ全体として充実感があるし、シーズン開幕戦で5位、それも表彰台に近い5位は良いスタートです。レースをすごく楽しめました」

ジェレミー・シーワー選手談(10位/11位:総合8位)

「この週末は予想通り大変でした。今日は昨日より良かった。スタートが良かった点などいくつかポジティブな要素を持ち帰ることができました。ただタイムプラクティスでのクイックラップに苦労するなど、ライディング時間が足りなくて、持久力をさらにあげる必要があります。一度トップ10入る成績でシーズンをスタートした点には満足します。次のGPまでの数週間でさらにトレーニングに取り組むつもりです」

アーヌー・トヌス選手談(-位/10位:総合16位)

「難しい日曜日でした。高速部分でコースを僅かに外れる小さなミスが第1ヒートの大きなクラッシュに繋がりました。続くヒートに出場できるか微妙でしたが、ヤマハの理学療法士の適切な処置で、第2ヒートに出られました。ただし精神的にもタフな出場で本当につらかったけど、再びスタートラインにつくことができ、10位で完走したことは本当に良かったです」

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