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モトクロス世界選手権 MXGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 5月19日 ポルトガル

RACE DATA

■概要
■大会名称:2019年第6戦ポルトガルGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2019年5月19日
■開催地:アゲダ(1,630m)
■天候:晴れ/気温23℃
■観客数:23,000人

REPORT

トヌスが2年ぶりのポディウムフィニッシュ

Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPのアーヌー・トヌスがポルトガルのアゲダで開催されたMXGP世界選手権第6戦で3位に入り、2年振りの表彰台に立った。チームメイトのゴーティエ・ポーリンは総合成績で10位となり、MXGP選手権ポイントランキング3位を守った。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーは自身のキャリア初となる最上級クラスでのトップ5フィニッシュを果たし、総合5位となった。今大会でレース復帰を果たしたチームメイトのロマン・フェーブルは、シーワーと2ポイント差の8位に入った。

アゲダ・サーキットの特徴的な赤土は機械で深く裂かれたものではなく、自然な状態のままで、堅く滑らかな表面を作り出している。そうした独特のコンディションのもと、トヌスとシーワーはレース1で何度か接触しながら3位争いを展開。

フィニッシュまで残り13分となったところでトヌスはレースの最速ラップを記録し、シーワーを引き離しにかかる。トヌスはペースを維持してそのまま3位でチェッカーフラッグを受けた。一方、シーワーはJ・リーバー(カワサキ)の執拗なチャレンジを退けて4位でフィニッシュした。

負傷により10週間のブランクを余儀なくされたロマン・フェーブルが今大会で復帰を果たした。フェーブルはレース1のスタートで出遅れるが、スロットルコントロールとYZ450FMをパワースライドさせる能力を発揮。体力不足と、筋肉の使い過ぎによるアームパンプに悩まされながらも、プッシュし続けて9位に入った。

土曜日のタイムドプラクティスセッションで激しく転倒した影響が残るポーリンは、6位を争っていた1周目に路面の状態を読み違えて派手な転倒を喫してしまう。ポーリンはクラッシュから立ち直り、渾身の力で走行を続けるも、高速コースでラインの選択が限られているサーキットでは追い抜きが難しく15位でフィニッシュした。

レース2ではYZ450Fのパワーが遺憾なく発揮され、ヤマハの4選手全員がトップ7圏内でターン1を抜けて見せた。ヤマハのスターライダーたちはトヌスを先頭に、シーワー、ポーリン、そしてフェーブルが僅差の等間隔で続き、それぞれトップ4圏内を目指して走行する。

波乱に富んだレース展開となる中、トヌスが抜けだすと、残り10分となったところで選手権ランキングリーダーのA・カイローリ(KTM)がミスを冒した際にそれを突いて前へ。

トヌスはその後、C・ドゥサル(カワサキ)に挑み続け、これをかわして2位に上がるが、残り4周となったところでカイローリの猛チャージに遭い、先行を許すことになった。その後方ではシーワーとポーリンが5位を巡る激しいバトルを展開するが、最終ラップにシーワーがウエーブセクションで転倒し、決着がついた。トヌスは3位でフィニッシュし、2017年4月のイタリア、トレンティーノ以来となる表彰台に立ち、シャンパンファイトを演じた。

ポーリンは5位に入り、フェーブルが6位でこれに続いた。一方、シーワーは10位まで追い上げたところでフィニッシュした。ポーリンはMXGP選手権ポイントランキング3位に踏みとどまっており、シーワーもトップ5にわずか13ポイントと迫る6位につけている。

トヌスの活躍により、チームは今シーズン4回目のポディウムフィニッシュを決めた。トヌスは選手権ポイントランキングで9位に浮上した。4戦を負傷欠場したフェーブルは現在、選手権ポイントランキング19位。

FIMモトクロス世界選手権の次のラウンドは5日後の5月26日の週末にフランスのサン・ジャン・ダンジェリで開催される。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談:(4位/10位:総合5位)

「良い週末を過ごせた。ひどいゲート位置からのスタートで、2回とも好スタートを決めることができた。この週末は速さがあった。昨日は苦戦していたので、レース1を4位で終えることができたのはすごく良かった。レース2もすごく良くて、5位につけていた。しかしここのウエーブセクションへの進入はすごくトリッキーで、岩、轍など思わぬ危険な状況を考慮すべきことが多い。そこを走る毎にバイクのハンドリングが異なる。最終ラップにサイドに飛び出してしまい、スライドして5つ順位を落としてしまった。それでも目標の順位に達したのは、次のレースに向けて前向きな結果だ」

ロマン・フェーブル選手談:(9位/6位:総合8位)

「今日は浮き沈みの激しい一日だった。コースを走るたびにアームパンプになってしまってきつかった。レース1ではアームパンプですごく苦労したし、レース終盤にはバイクに小さな問題も抱えた。9位でフィニッシュしたのはまずまずだった。レース2ではスタートが良くなったし、良いリズムで走れたけど、またアームパンプに苦しめられた。6位というのはカムバック戦としては悪くないと思う。今回は出発点でここから作り上げて行く」

Monster Energy Wilvo Yamaha MXGP

アーヌー・トヌス選手談(3位/3位:総合3位)

「表彰台に戻れて最高の気分だ。この気持ちを言葉にするのは難しい。ただただ感謝の気持ちでいっぱいだ。本当に感謝している。チーム、ヤマハ、そして僕のキャリアの中で最も過酷な時期を過ごした時にも僕を背後から支えてくれたすべての人々に感謝する。レースを終え表彰台に上がれるのはとてもクールだ。この結果を得るために追い抜かれ、抜き返さなければならなかった。すごくハードな争いを強いられたので、ことさらうれしい。」

ゴーティエ・ポーリン選手談:(15位/5位:総合10位)

「結果は自分が望んでいたものではないし、明らかに自分の速さを反映したものではない。前日のタイムドプラクティスで自分が冒したミスを反映している。タイムドプラクティスでワイドに膨らんでしまいラインを外して大きくクラッシュ。この時から苦戦した。今朝は固さを感じていて、最初のラップでトップ5を追いかけクラッシュ。バイクの下で動けなくなった。ここのようなコースで追い上げるのは本当に難しくて、懸命に走って15位。レース2では5位でフィニッシュした。これは自分が望んでいた結果ではないけど、ここを安全に離れることはできる。今週リカバーして、来週末にはもっと強くなって戻ってくる」

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