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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 8月7日 スイス

RACE DATA

■大会名称:2016年第15戦スイスGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2016年8月7日
■開催地:フラウエンフェルト・ガッハナング
■天候:晴れ/曇り 気温28℃
■観客数:25,000人

REPORT

フェーブルが総合3位

フラウエンフェルト市に新設されたモトクロス・サーキットで日曜日、スイス・グランプリが開催された。Monster Energy Yamaha Factory Racing Official MXGPのライダー、ロマン・フェーブルは、このテクニカルでチャレンジング、深いわだちができるハードパックのコースでYZ450FMを駆って力走。集まった25,000人のファンを前に、見事表彰台に立った。一方、チームメイトのジェレミー・ファン・フォルベークは、両ヒートともトップ10内でフィニッシュした。

Kemea Yamaha Official Teamのバレティン・ギヨーはYZ450Fを駆り、第1ヒートで母国の観衆を沸かせたが、第2ヒートではクラッシュ。早々にリタイアとなった。30メートルのジャンプで他のライダーとホイールが絡んだギヨーだったが、怪我はなく、医療支援は必要なかった。

フェーブルは第1ヒートでいつものようにポディウムフィニッシュを決める走りを見せていたが、レース中盤に右ターンの深いわだちにフットペグを引っ掛けてしまう。バイクを降りたフェーブルは、8位まで後退。その順位のままフィニッシュした。 勝利への高いモチベーションで臨んだ第2ヒート、フェーブルはT・ガイザー(ホンダ)と、ゴールまで残り2周となるまで一騎打ちを演じる。わだちがレースの行方を大きく左右し、多くのライダーが追い抜きのチャンスを掴めずにいる中で、フェーブルは第2ヒートを2位でフィニッシュ。総合成績では3位となった。

ファン・フォルベークは第1ヒートで着実で力強い走りを見せる。2016年シーズンを通してファン・フォルベーク自身とチームが特にスタートに焦点を当てて作業を続けて来た成果を示して4位に入った。だが、第2ヒートになるとフラウエンフェルトに新たに造られたこのモトクロス・サーキットの路面には、2日に渡って行われた6カテゴリーのレースの跡が刻まれていた。ファン・フォルベークは第2ヒートを10位でフィニッシュし、総合成績で8位となった。

ギヨーは母国スイスで初のレース参加をMXGPで果たした。主催者が設けた仮設スタンドの前をギヨーが通過するたびに、ギヨーはたくさんの声援を受けた。第1ヒート、ギヨーはT・サール(カワサキ)をかわし、J・ティクシエ(カワサキ)、さらに同じヤマハ・ライダーのフェーブルにも先行して見事5位でフィニッシュした。だが、第2ヒートでは中盤にロングジャンプでミスを冒して完走することができず、総合成績では14位となった。

2016年FIM世界選手権のポイントランキングでは、第15戦スイスGPを終えてフェーブルが3位のM・ナグル(ハスクバーナ)にちょうど10ポイント差に迫っている。ファン・フォルベークは総合6位のままで、5位のE・ボブリシェブ(ホンダ)と差は24ポイント。また、ギヨーは7位。ファン・フォルベークとの差は130ポイント以上開いているが、8位のG・コルデンホフ(KTM)とはわずか1ポイント差しかない。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ロマン・フェーブル選手談(8位/2位:総合3位)

「第1ヒートは良かったけど、ミスを冒して順位を落としたし、ここのコースでのリズムを乱してしまった。第2ヒートではスタートはそれほど良くなかったけど、2周目から追い上げて、勝つために全力を尽くした。体力的に限界に達してしまい、残り2周となった時点で、同じミスは繰り返したくないと思うようになった。この結果で表彰台に立てたことをすごくよろこんでいる。この後、イタリアに行って一週間を通してテストを行う。それから2週間のオフを経て、アッセンのサンドコースに備える」

バレティン・ギヨー選手談(5位/37位:総合14位)

「地元の雰囲気はすごくクールだね。スイスのファンのために走るのはまさに素晴らしい。第1ヒートの自分の走りを誇りに思うし、ここでの5位は本当にすごい。第2ヒートで激しくクラッシュして、どうにもできなかった。これにはがっかりだ。3週間後のアッセンには、もっと強くなって臨めるよ」

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