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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 3月6日 タイ

RACE DATA

■大会名称:2016年第2戦タイGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2016年3月6日
■開催地:スファンブリ(コース長:1,600m)
■天候:晴れ/曇り、気温37℃

REPORT

フェーブルが両ヒート優勝

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのライダー、ロマン・フェーブルが猛暑と湿気の中、タイで開催された2016年世界選手権MXGP第2戦で、両ヒートを制してレッドプレートを手にした。チームメイトのジェレミー・ファン・フォルベークも総合成績で3位に入り、見事ポディウムフィニッシュを飾った。

ディフェンディングチャンピオンのフェーブルは土曜日の予選を2位で終え、楽な展開で日曜日の決勝を迎えた。チームメイト、J・ファン・フォルベークは安定したペースで予選を走行して4位。一方、Kemea Yamahaのバレティン・ギヨーはレースの大半で中団を走行して13位で予選を終えた。

日曜日の第1ヒート、フェーブルは2位につけて首位のA・カイローリを追う。そして12周目、1周1,600mのコースの第3コーナー付近で仕掛けてカイローリをパス。トップに立ったフェーブルはヤマハYZ450FMに乗ってペースを上げ、2位以下を引き離して最初にフィニッシュした。 チームメイトのファン・フォルベークは再び前後を走るライダーとの間隔をコントロールしながら走行し、第1ヒートを5位で終え、タイの焼け付くような太陽のもと、体力を温存した。

第2ヒート、フェーブルはスタートからフィニッシュまでレースをリード。タイのコースで安全かつ大胆なラインどりを可能にした。昨年のMXGP世界チャンピオン、フェーブルはたくさんのジャンプ、ハードで滑りやすいダートとターンごとにできる深いわだちも不安なくこなし、2位に6秒以上の大量リードを築いて第2ヒートを制し、タイ大会のポディウム最上段に立った。この結果、フェーブルは、2016年MXGPのポイントランキングでもトップに立ち、レッドプレートを手にした。 ファン・フォルベークは第2ヒートのスタートで後方に下がるが、タイの熱帯の暑さの中で辛抱強く浮上のチャンスを待つ。ファン・フォルベークは4位でフィニッシュすると総合成績で3位となって表彰台に立ち、2016年MXGPポイントランキングでは4位につけている。

Kemea Yamaha Official MXライダーのギヨーは第1ヒートのスタートで出遅れ、そこからほぼ周回毎に他のライダーをパスする追い上げを見せ、残り10分となるところで11位まで上がり、そのままフィニッシュした。 第2ヒートではスタートでタイムをロスすることはなく、ギヨーはホールショットを奪ってみせた。自身よりも経験豊富なライダーの中にあってMXGP初シーズンのギヨーはYZ450Fを駆って奮闘し、10位で第2ヒートを終えた。グランプリの総合成績は12位で、2016年MXGPポイントランキングでも12位となった。

2週連続開催となったMXGPはここで小休止し、次戦は3月末にオランダのファルケンスワールトで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

R・フェーブル選手談(1位/1位:総合1位)

「第1ヒートを勝ててうれしい。第2ヒートでは第2コーナー先でトップに立って、ギャップを広げてフィニッシュまで安全にライディングできたので楽だった。第1ヒートでカイローリとすごく長くバトルをして、石とほこりを顔に受けた。ここではパスするのがすごく難しいんだ。彼をパスできなくてフラストレーションが溜まったよ。それどころか少しスローダウンして、ひと休みしなければならなかった。すごく疲れたからね。レッドプレートを手にすることができてすごくうれしいけど、まだシーズンは先がすごく長い。まだ16ラウンドも残っているんだ」

J・ファン・フォルベーク選手談(5位/4位:総合3位)

「ランキング4位でシーズンをスタートするのは良いことで、ここから築き上げ続けて行くつもりだ。2014年よりもさらに良いスタートだから、シーズンの残りが楽しみだね。この暑さにはいつも惨めな思いをしている。他の選手たちがどうしてこんな状況でやれるのか理解できないよ。顔を見ても違いがわかると思う。僕は他の誰よりも大変だったと思うよ。僕はこの暑さには耐えられない。理由はわからない。この暑さに備えてあらゆることをやった。だから表彰台に立ててうれしい」

V・ギヨー選手談(11位/10位:総合12位)

「ホールショットを奪うのはすごく久しぶりで、恐らく2014年以来だと思う。だからうれしいし、これはヤマハがすごく良いということを示している。前の方でレースを始めて、速い選手たちと一緒にライディングできたのは良かったし、彼らと一緒にライディングできることがわかってうれしかった。彼らとバトルになった時に、彼らの方が僕より少し強いだけなんだ。レースでトップ10入りはこれが初めてだけど、いい感じだね。これがシーズン初めの目標だったから」

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