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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月10日 アルゼンチン

RACE DATA

■大会名称:2016年第4戦アルゼンチンGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2016年4月10日
■開催地:パタゴニア(コース長:1,550m)
■天候:晴れ/曇り、気温16℃

REPORT

フェーブルが総合4位、ファン・フォルベークは総合5位

Monster Energy Yamaha Factoryのライダー、ロマン・フェーブルが、ヴィラ・ラ・アンゴストゥーラで開催されたアルゼンチンGPで、スタートの出遅れと序盤のクラッシュから追い上げ、レッドプレートを守った。チームメイトのジェレミー・ファン・フォルベークは、ハードだが滑りやすい路面で素晴らしいライディングを見せた。

Kemea Yamaha Official MXのライダー、バレンティン・ギヨーは第1ヒートのスタートで出遅れたものの、その後速さを見せて第2ヒートでのヤマハ・ワークスライダー3選手全員のトップ10圏内でのフィニッシュに寄与した。ギヨーは予選レースのスタート時に転倒を喫して苦戦したものの、大会を通して良い流れをつかみ、滑りやすい高速コースを克服。アルゼンチン・グランプリを総合成績11位で終えた。

ファン・フォルベークは第1ヒート、手堅くスタートを決めると、山林地帯にあるこのコースで、順調に順位を上げて行くが、周回毎に木の根がむき出しになり、コースを予見するのに苦戦。第1ヒートを5位でフィニッシュした。第2ヒートで、ファン・フォルベークは、前ヒートよりわずかに速いスタートを見せるとラップごとに順位を上げ、第1ヒートの優勝者、M・ナグル(ハスクバーナ)に追いつき、バトルを展開してこれをかわして4位でフィニッシュした。アルゼンチンでの総合成績は5位、世界選手権ランキングでは4位を維持している。

フェーブルは予選レースで劇的な追い上げを見せ、2015年世界チャンピオンのレッドプレート死守をアピールした。第1ヒートのスタート時にゲートをジャンプして出遅れ、さらに序盤にクラッシュしてしまう。それでもライダーがタイトにひしめく集団の中を突き進み、フェーブルはG・コルデンホフ(KTM)、そしてC・ドゥサル(カワサキ)にプレッシャーをかけてパスし、6位でフィニッシュ。それでも不満が残った。

第2ヒート、フェーブルはS・シンプソン(KTM)のリアホイールに接触して再び転倒を喫し、順位を落としてしまう。それでも加速してふたつの集団をパスし、さらに残り3周となったところでナグルを抜いて3位でフィニッシュ。3ポイント差でレッドプレートを守った。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ロマン・フェーブル選手談(6位/3位:総合4位)

「第1ヒートで、ゲートが下りる前にスタートを予見してみたんだけど、待って、改めて進むことになってしまい、9位か10位に後退したけど、速さがあるのはわかっていた。その後、コーナーのひとつに少しオーバースピードで入ってバイクのフロントが飛び出してしまった。第2ヒートの方が良かったけど、よりもっと良い結果を得られることはわかっている。メキシコのコースは知っているけど、あそこは夏で、ここアルゼンチンよりもずっと暑い。レオンではコースがすごくハードになると考えているけど、それは僕らにとっての良いことなんだ」

ジェレミー・ファン・フォルベーク選手談(5位/4位:総合5位)

「チームがすごい仕事をしてくれて、今回のレースではそれにずいぶん助けられた。第2ヒートはすごく良かったけど、早い段階でトップグループに入れるようにスタートすることが課題だ。レース最初の10分間はいつもビッグファイトで、そこを抜けるのに多くのエネルギーを費やすので、メキシコで何をすべきかはわかっている。

バレンティン・ギヨー選手談(13位/8位:総合11位)

「僕らにとって第2ヒートはすごくポジティブだった。というのも、僕はすごくハードにライディングしたし、バイクを改善するために土曜日からエンジンについてやってきた作業の成果が見られた。メカニックたちのおかげで実現したし、僕はアルゼンチンで良い位置でフィニッシュすることができた。来週のメキシコでは、コースがもっとハードパックで砂はあまりないので、僕のライディングスタイルにすごく合っている。何が起こるかわからないけど、僕は楽観的に考えている」

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