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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月6日 カタルニア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦カタルニアGP
■開催日:2021年6月4日(金)フリー走行、5日(土)予選、6日(日)決勝
■開催地:カタルニア/スペイン

CIRCUIT DATA

■開設:1991年
■コース長:4.727km
■サーキットレコードラップ:1分38秒680(2018年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分40秒021(2018年:J・ロレンソ)
■2020年の優勝者:F・クアルタラロ(ヤマハ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、2戦連続の勝利を目指す

第6戦イタリアGPでの勝利をジェイソン・デュパスキエに捧げたMonster Energy Yamaha MotoGP。今週末は、スペインはバルセロナに移動し、第7戦カタルニアGPに臨む。この大会はM・ビニャーレスのホームGPであり、F・クアルタラロが昨年、優勝した場所であり、またチームのメインスポンサーであるMonster Energyがタイトルスポンサーを務めるイベントでもある。

イタリアGPでは2位以下に大差をつけて優勝したクアルタラロ。これまでにマッピングとタイヤの耐久性において改善が見られたことで、今大会にも大きな期待がかかっている。

ここカタルニアでは2018年にMoto2で優勝、翌2019年はMotoGPにステップアップして2位、続く2020年はMotoGP優勝を果たしている。今年は4回目の表彰台獲得とともにチャンピオンシップ・リードの拡大を狙う。

M・ビニャーレスは、前回は残念な結果に終わり、チャンピオンシップではクアルタラロから41ポイント差のランキング6位。今回はお気に入りのホームコースで数々の好成績を残しており、2011年には125㏄クラスで2位、2012年と2013年はMoto3でそれぞれ1位と3位、2014年はMoto2で2位と、低排気量クラスで4年連続の表彰台を獲得している。今年はMotoGPでの初表彰台が目標となる。

カタルニアサーキットは1989年に建設を開始し、2年後にオープン。翌1992年にMotoGPを初開催するや大勢の観客を引き付けた。全長は4.6kmで、6つの左コーナーと8つの右コーナーを持ち、スリリングなレースが展開されることで知られている。2001年にはIRTAの'ベスト・グランプリ'賞を獲得している。

モルビデリとロッシ、カタルニアへ

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリとV・ロッシは、第6戦終了後、直接、スペインはバルセロナへ移動して第7戦カタルニアGPに臨む。

前回のホームGPでは前車の転倒を避けるため後退し、残念な結果に終わったモルビデリ。昨年はここカタルニアでポールポジションを獲得し、表彰台争いを展開して4位となっており、今年は初表彰台獲得が目標となる。また第6戦終了後に9位に後退したランキングでも挽回を狙っている。

一方、第6戦で今季初のトップ10を獲得したロッシは、今回もその勢いを維持して好成績獲得を目指す。昨年の同大会ではフロントローからスタートして優勝争いを展開しながら転倒でチャンスを逸したが、過去にはMotoGPと500㏄クラスでポールポジション4回のほか、優勝7回を含む14回の表彰台を獲得して相性は良い。ランキングでは19位に留まっているもののライバルとのポイント差はわずかであり、ポジションアップを狙う。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「カタルニアGPをとても楽しみにしています。これは少し悲しいことですが、私はある意味で先週のことは忘れてしまいたいと考えています。あのレースは確かに、人生最高と言ってもいい素晴らしいものでしたが、私にとっては'暗い日曜日'でもありました。もちろんジェイソンのことはずっと忘れませんが、私はすでに、新しいレースウイークを始めようとしているのです。カタルニアは大好きなコースで、去年は優勝しているので、今年もいいレースができると信じています。ベストを尽くします!」

M・ビニャーレス選手談

「イタリアGPは、さまざまな理由で早く忘れたいレースです。私の心は未だジェイソンの家族、友人、チームに寄り添っていますが、その一方で、この週末には大きな一歩を踏み出さなければなりません。これまで何がうまくいって、何がうまくいかなかったのか、しっかり把握するために作業を継続していきます。プラクティスでは好調なのに、決勝になると突然、マシンのフィーリングが失われてしまうということが、これまでにも何度かありました。フリープラクティス初日のうちに、セッティングを良いところまで詰められるだけの能力を培っていかなければなりません。今回も全力でプッシュしていきます」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「先週のイタリアGPは、MotoGP界の誰もがメンタル的に厳しい状況にありました。このスポーツは時に非常に残酷で、ジェイソン・デュパスキエが亡くなった知らせを聞いたあとすぐに、もう一度、気持ちを集中するのは簡単なことではありませんでした。MotoGPパドック全員の悲しみが未だ続いていますが、私たちは同時に、このカタルニアGPに集中していかなければなりません。今大会は、自分たちだけでなくメイン・スポンサーのMonster Energyにとっても非常に重要な一戦です。例年、ここではいいレースができているので、今年も大いに期待しています。優勝争いを目指せるポテンシャルを確信しています」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・モルビデリ選手談

「ここカタルニアも歴史あるサーキットのひとつで、好レースを期待しています。昨年は好調でポールポジションを獲得しており、セッティングについてはそのときのデータが役に立ってくれるはずなので、今年も同等の良い戦いができると確信しています。難しいコースですから優勝まで届くかどうかはわかりませんが、ベストを尽くしてトップを目指していきます。とても楽しみです」

V・ロッシ選手談

「カタルニア・サーキットは好きなコースのひとつで、いつもライディングを楽しんできました。いくつか好成績も残してきた場所ですし、今シーズンは前回のムジェロで進化を確信できているので、とてもポジティブな気持ちでこの大会を迎えています。第6戦では何度もオーバーテイクし、最終的にトップ10に入ることができました。もちろん、この順位は理想とは違うものですが、私たちは今、前進できており、ポイントにおいても次につながる意義あるものになったと思っています。この好調を、ここカタルニアでも維持し、さらに前へ進めるよう願っています」

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