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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 5月30日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第6戦イタリアGP
■開催日:2021年5月28日(金)フリー走行、29日(土)予選、30日(日)決勝
■開催地:ムジェロ/イタリア

CIRCUIT DATA

■開設:1974年
■コース長:5.245km
■サーキットレコードラップ:1分47秒639(2013年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分45秒519(2019年:M・マルケス)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、ホームGPに準備万端

Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、昨シーズンは開催が見送られたムジェロ・サーキットを訪れる。イタリアはロンバルディア州レズモに本拠地を置く同チームは、ここをホームコースのひとつとらえており、2019年以来の戦いに向けて準備を整えている。

F・クアルタラロは第5戦フランスGPを終えて、シリーズポイントで1ポイント上回りランキングトップの奪還に成功したが、しっかり地に足をつけて一歩一歩、着実に歩みを進めている。ムジェロ・サーキットでは未だ表彰台に上った経験はないが、今年こそは記録更新を目指して全力をかけて臨む。

チームメイトのM・ビニャーレスは、テクニカルでチャレンジングなここムジェロが大のお気に入り。2011年から2013年までに125㏄クラスで3位、Moto3で優勝1回、3位1回と、3年連続で表彰台を獲得したほか、最高峰クラスでは2017年に2位を獲得している。今年は第5戦終了時点でトップから24ポイント差のランキング5位につけており、表彰台復帰と同時にランキングの上昇を狙う。

ムジェロ・サーキットは全長5.245キロのなかにアップヒルとダウンヒル、またさまざまな高速コーナーと低速コーナーが入り混じる非常に魅力的なコースのひとつ。1976年にグランプリを初開催し、1991年以降はMotoGPの舞台として定着した。イタリアGPは雰囲気の良さで知られ、モーターサイクル・ファンにとっては'必ず足を運ぶべきイベント'と言われている。

PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリとロッシがホームGPに臨む

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは今週末、今季初となるイタリアGPに臨む。F・モルビデリとV・ロッシにとっては2019年以来のホームコースでのレースとなる。

2019年の前回大会はリタイアに終わったモルビデリだが、2017年にはMoto2でポールポジションからスタートして表彰台争いを展開し、2018年にはMotoGPで初めて、直接Q2進出を果たしている。今年は観客を迎えることはできないが、例年通り、母国ファンを喜ばせるために全力で臨む。第5戦終了時点で合計33ポイントのランキング8位につけている。

一方、第5戦ル・マンでは変わりやすい天気に翻弄されて真のポテンシャルを発揮しきれなかったロッシ。今回こそは、ヘレス・テストの成果を結果につなげようと意気込んでいる。ここムジェロでは2002~2008年の7年連続優勝を含め、11回のMotoGP表彰台など数多くの好成績を獲得。相性の良いホームコースでポイントを加算し、ランキング19位からの挽回を狙う。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「ようやくムジェロでレースをすることができます。ここはチームのホームコースですし、昨年は中止になってしまい走れなかったので、より一層、気持ちが高まっています。前回のル・マン同様、今回もとてもいい状態で臨むことができそうです。仕事の再開を楽しみにしており、いつものようにベストを尽くします」

M・ビニャーレス選手談

「ムジェロはMotoGPカレンダーのなかでも大好きなコースのひとつです。ここにはすべてのものが揃っていて、私が十分に力を発揮できる場所があって、いつも総合的にいい走りができるのです。レースウイークの始まりがとても楽しみです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「いよいよチームのホームGPを迎えます。いつもは大勢のファンがグランプリを盛り上げ、素晴らしい雰囲気にしてくれる特別なイベントですが、今回は残念ながら、観客席に彼らの姿を見ることができません。それでも私たちは、今年も熱烈なファンに素晴らしいショーをお見せするために全力で仕事に取り組みます。現実的な話をすれば、イタリアGPはいつも非常にレベルの高い厳しい戦いです。しかしそのなかでも、ヤマハの強みを存分に発揮できるいくつかの場所でしっかりとアドバンテージを握るための作戦を考えています。目標は表彰台です」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・モルビデリ選手談

「負傷した膝を治療し、万全の状態で臨みたいと思っています。ムジェロは大好きなコースで、素晴らしくて歴史があり、私自身も良い思い出がたくさんあります。このコースを走るときは、他の場所とは少し違うフィーリングがあるのです。去年は中止になってしまって走れなかったので、今年こうして戻ってくることができてとてもうれしいです。でも通常とは異なり、ファンのみなさんが声援を送ってくれることはありません。どんな状態になるのか想像もつきませんが、とにかくホームに戻り、マシンが引き続き好調に走ってくれることを期待するだけです」

V・ロッシ選手談

「前回のル・マンではトップ10入りを目指していましたが、天候変化に苦戦しました。マシンのフィーリングが良くなってきているだけに、あのような複雑なレース展開になってしまったことが残念です。今回は天候が安定してくれることを期待し、そのなかでヘレステストの成果を引き出して再確認したいと思っています。ムジェロは素晴らしいコースで、たくさんの良い思い出があります。私にとってはとても特別な大会なので、毎年、楽しみにしているのですが、今年は残念なことに、いつもサポートしてくれるファンの皆さんを迎えることができなくなってしまいました。グランドスタンドに彼らの姿を見るとうれしくなります。でもそうでないとしても、この素晴らしいコースを楽しみたいと思っています」

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