MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.04 5月2日 スペイン
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第4戦スペインGP
■開催日:2021年4月30日(金)フリー走行、5月1日(土)予選、 2日(日)決勝
■開催地:ヘレス/スペイン(4.423km)
CIRCUIT DATA
■開設:1986年
■コース長:4.423km
■サーキットレコードラップ:1分36秒705(2020年:F・クアルタラロ)
■サーキットベストラップ:1分38秒051(2019年:M・マルケス)
■2020年の優勝者:F・クアルタラロ(ヤマハ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、第4戦スペインGPで目指すは4連勝
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとM・ビニャーレスは今週末に迫った第4戦スペインGPに強い意気込みを見せる。昨年はこのコースで行われた2回のレースで、いずれもふたりが1-2フィニッシュを達成しており、今年もその再現を目指しているのだ。
クアルタラロは昨年、このコースでシーズン開幕から連続優勝を果たして強さを印象づけた。今年はすでに2回優勝し、ランキングトップに立ってこの大会を迎えており、今回はシーズン3勝目をが目標となる。
チームメイトのビニャーレスは2019年に3位を獲得し、2020年の2回のレースでいずれも2位と大健闘を見せた。今年も表彰台に上り、できるだけ多くのチャンピオンシップ・ポイントを加算することが目標。現在はトップから20ポイント差のランキング3位につけている。
へレス・サーキットは1986年に建設されて以来、MotoGPで最も人気の高いコースのひとつとなっている。好天と美しい景色に恵まれ、高速コーナーとハードブレーキング・ポイントを持つ全長4.4kmのコースは、毎年、人々の記憶に残るレースを演出してきた。レイアウトは5つの左コーナーと8つの右コーナー、607mのストレートなどから成る。
Petronas Yamaha SRT、へレス・サーキットでの活躍に期待
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは今週末、スペインはヘレス・サーキットでシーズン第4戦を迎える。F・モルビデリはこのコースで初の表彰台獲得を、V・ロッシは前回の転倒リタイアによるノーポイントの挽回を目指す。
ここへレス・サーキットでは未だ表彰台に上っていないモルビデリだが、2019年にはMotoGPで、2017年にはMoto2でそれぞれフロントローを獲得しているほか、昨年の2回のレースではいずれも表彰台争いを展開した。今シーズンは前回ポルトガルGPで好調を取り戻しており、シリーズポイントでは合計17ポイントでランキング10位と同ポイントで並ぶ11位。今年こそここで初表彰台を獲得し、ポイントを加算してランクアップを目指す。
一方のロッシは昨年のアンダルシアGPでの3位を含め、最高峰クラスで合計13回の表彰台を獲得し、うち7回は優勝を果たしている。このように相性が良く、コースを知り尽くすロッシが、前回までの後れを取り戻すべく高ポイント獲得を狙っている。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「今週末のレースをとても楽しみにしており、自信を持ってこのウイークをスタートさせることができます。昨年はこのコースで2回とも優勝していますし、今年はすでに2回、優勝して、好調のままこの第4戦を迎えます。当然ながらレースでは何が起こるかわかりませんが、現時点で絶好調であり、今回もベストを尽くします」
M・ビニャーレス選手談
「通常、ヘレスではとても好調です。いつも速く、そして安定して走ることができるのです。前回のポルトガルGPは残念ながら計画通りにはいきませんでしたが、ここヘレスは、昨年の状況からもわかるように、とても相性がいい場所です。今年もすべてが同様に運んでくれれば、あとのことは自分でうまくやれそうです」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「エキサイティングなMotoGPが再開します。言うまでもないことですが、私たちは皆、モチベーションを高く保ったままこの大会を迎えています。我々チームはシーズン開幕から3連勝と好調で、4戦目の舞台となるここヘレスは、乾燥と気温の高さが私たちのマシンによく合っていることがわかっています。昨年は7月に行われましたが、2回ともクアルタラロ選手とビニャーレス選手で1-2フィニッシュを達成しました。今年はまだそこまで気温が上がっていませんが、天気予報によれば週末はドライコンディションになりそうなので、また上位争いを期待できるでしょう」
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・モルビデリ選手談
「へレスサーキットはとても素晴らしいコースで、これまでもいつも好調でした。昨年はここで2回のレースがありましたが、2回とも表彰台にあと少しというところまで迫っていました。だから今年こそ、それを実現したいのです。今年のほうが、戦いが激しくなってレベルも上がっていますが、ベストを尽くし、トップ3にできる限り近づいて表彰台を掴みたいと思います。コースを攻略し、ライバルに対応するためにはそれだけの準備を整えなければなりません。全力で頑張ります」
V・ロッシ選手談
「へレス・サーキットには何度か良い思い出があって、MotoGPカレンダーのなかでも最も楽しみにしているコースのひとつです。実際、昨年もシーズン2回目のレースとなったアンダルシアGPで3位を獲得して表彰台に上りました。今シーズンは前回のポルトガルGPで進化が見られ、決勝中のペースも良くなっていたので、これまで以上に自信を持って臨むことができそうです。でも同時に、このコースは誰もがよく知り尽くしているだけに激しい戦いになることが予想されます。私もベストを尽くし、上位争いに復帰できるよう全力で取り組みます」