本文へ進みます
サイト内検索

MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月28日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2021年3月27日(土)予選結果
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:28度 ■路面温度:29度
■PP:F・バニャイア(1分52秒772/ドゥカティ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとM・ビニャーレスは2021シーズン開幕戦のQ2セッション、ともにロサイル・インターナショナル・サーキットのラップレコードを更新する大健闘を見せてそれぞれ2番手と3番手を獲得した。 PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのV・ロッシはQ2でサテライト勢トップの4番手を獲得し、同チームでのデビュー戦をグリッド2列目からスタートすることとなった。F・モルビデリはグリッド7番手で、ロッシの一列、後ろの位置につく。

Monster Energy Yamaha MotoGP、ダブルフロントロー獲得

ふたりはコース上にクリアスペースを確保してからタイムアタックを開始。クアルタラロは最初のトライで2番手につけ、さらにタイムを更新して1分53秒038で暫定トップに躍り出た。このあとすべてのライダーが一斉にピットに戻り、タイヤを履き替えて最後のアタックが始まる。残り4分強、今回もスペースができるのを待ってからコースインしたクアルタラロ。最初のトライで更新できず、もう1ラップのプッシュに賭けたいところだったが、わずかに時間が足りずチャンスを逃してしまった。そのため前半で記録した1分53秒038がベストタイムとなり、2番手に後退してセッションを終了した。トップとの差は0.266秒。

チームメイトのビニャーレスは前半のアタックで、セクションごとのタイムを次々に塗り替える速さを見せて1分53秒260の3番手。トップのクアルタラロを0.222秒差で追う状況となった。残りちょうど5分でコースに復帰すると1分53秒124に短縮して2番手に浮上。その後、一旦4番手に後退したが、最後のトライで1分53秒088へと更新して3番手を獲得した。トップとの差は0.316秒だった。

PETRONAS Yamaha SRT新加入のロッシが4番手獲得。モルビデリは7番手

フリープラクティス第3セッションでは1分55秒834に留まったロッシだが、前日のタイムによりQ2へ進出。ほとんどの時間帯で大きなクリアスペースを確保できない状況が続くなか、終盤で一気に1分53秒114へと更新して4番手に浮上した。フロントローまでわずか0.026秒、トップとの差は0.342秒だった。

チームメイトのモルビデリはフリープラクティス第3セッションで1分54秒676のトップタイムをマーク。Q2では真っ先にコースに飛び出し、ラップタイムでも上位に僅差で迫っていたが、最終的には1分53秒313の7番手でグリッド3列目からのスタートとなった。

2021シーズン開幕戦はカタールの現地時間15:40からウォームアップ・セッションが行われ、決勝は20:00にスタート、全22ラップで競われる。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(予選2番手/1分53秒038)

「2回目の走行で2回目のアタックができなかったことが非常に悔しいです。ほんのわずかの差でチェッカーフラッグを受けてしまっていたのです。それでも今日は素晴らしいラップがあったので今は十分に満足しています。フリープラクティス第4セッションでは、あることを試してみましたが、フィーリングが合わずうまくいきませんでした。明日の決勝ではフィーリングの良かった予選用マシンを使うことになると思います。Q2では良い仕事ができたので、あとは決勝に賭けるだけ。待ちきれない気持ちです!」

M・ビニャーレス選手談(予選3番手/1分53秒088)

「目標にしていたフロントローを獲得できたのでハッピーです。最終ラップでは第1コーナーにたくさん砂が出ていたため、全力のプッシュはしませんでしたが、それでも1分53秒0台に入れることができ大いに満足しています。マシンは驚くほど絶好調。フリープラクティス第4セッションでは走りをエンジョイできましたし、自分自身、よく乗れていたと思います。私自身は全体を通して速さをキープできたことに満足しており、最終的にこのように素晴らしいマシンが仕上がり明日への準備ができたことについては、チームを祝福したい気持ちです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ここドーハでは、スターティング・グリッドが非常に重要になります。その意味で今日は素晴らしい仕事ができました。Q2ではコースに砂が出ていてコンディションは決して良くありませんでしたが、そのなかでふたりは揃ってフロントローを確保したのです。ヤマハ勢全体が非常に好調で、トップ4のうち3台を占めています。彼らが皆、好スタートを切れば、全力のプッシュができ、M1の強みを十分に発揮し、いわゆる"ヤマハ・ライン"を使い切って伸び伸びと走るでしょう。上位を競り合うための十分なペースを持っていると確信しています。明日のウォームアップ・セッションで試してみようと思っていることがあります。天気予報によると明日は気温の低下と強風が予想されているので、そのための対策が必要なのです」

Petronas Yamaha SRT
V・ロッシ選手談(予選4番手/1分53秒114)

「いい走りができ、シーズンを好調にスタートすることができたので、とてもハッピーです。2セット目のタイヤは非常にグリップが良く、素晴らしいラップタイムにつながりました。フロントローを僅差で逃したのは少し残念ですが、グリッド4番手もとてもいい位置なので十分に満足しています。ウイークを通じていい仕事ができ、昨日の時点ですでにトップ10に入ることができたのはとても良かったと思います。でも今日の第3セッションと第4セッションはタイヤで少し悩みました。明日の決勝はまたコンディションが変化して難しくなりそう。強風によって、コースにたくさんの砂が出てしまうことが予想されるからです。少しでも良い状態でレースできることを願うばかりです」

F・モルビデリ選手談(予選7番手/1分53秒313)

「フリープラクティス第4セッションは非常に好調だったのですが、予選ではスピードが伸びず厳しい展開になってしまいました。そのなかでもトライを続け、自分ではもう少しいいところまで行けると思っていたのですが、残念ながら、2回目のアタックは時間切れとなってしまいました。夜間は少しスピードが落ちてしまうようなので、明日は昼と夜のバランスをとり、夜も同様に好調に走れるようにしたいと思います。決勝ではスタートが重要。そして序盤でポジションを挽回できるよう頑張ります。でも同時にタイヤの消耗も気になるので、初めから激しくプッシュし過ぎるのも避けなければなりません」

ページ
先頭へ