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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月28日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2021年3月26日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:26度

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとM・ビニャーレスは26日、カタールはロサイル・インターナショナル・サーキットで2021シーズンをスタート。フリープラクティス第1セッションと第2セッションの総合でそれぞれ3番手と6番手を獲得した。PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリとV・ロッシは、2021シーズン開幕戦のフリープラクティス初日をそれぞれ7番手と9番手で終えた。

Monster Energy Yamaha MotoGP、2021シーズンをトップ6でスタート

2021シーズン初日の走行にプランを持って臨んだクアルタラロ。第1セッションがスタートするや、プランに沿って作業に取り組み、決勝用セッティングで少しずつペースを上げた。最後の2ラップでは連続で自己ベストを更新し、16ラップ中16ラップ目で記録した1分55秒213でトップから0.292秒差の4番手につけた。

決勝のコンディションに近いと考えられる第2セッションのためにソフト・コンパウンドのタイヤを残していたクアルタラロ。第2セッションの残り12分で一時トップに立ったが、ライバルたちもペースを上げてくる。最終的には全17ラップ中16ラップ目で1分53秒575まで短縮して3番手で終了。第1セッションとの総合順位でも3番手を獲得し、0.188秒差でトップを追う。

チームメイトのビニャーレスは第1セッション開始早々からペースを上げて2番手につけ、その後は決勝用のセッティング作業に取り組んだ。ベストラップは全18ラップ中7ラップ目に記録した1分55秒309で、トップから0.388秒差の6番手となった。

第2セッションもセッティングを続けるも、マシンのフィーリングに変化が生じていた。それでも気温が低くなったコースに適応して改めてペースを上げ、最終ラップでベストタイムを更新。1分53秒639でトップとの差を0.252秒に縮めて6番手で終え、総合6番手となっている。

PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリとロッシは7番手と9番手

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリとV・ロッシは、2021シーズン開幕戦のフリープラクティス初日をそれぞれ7番手と9番手で終えた。2日目の明日はコース・コンディションの変化が予想され、今日の結果でQ2進出ライダーが決定することも考えられることから、重要な成果を獲得したと言える。

モルビデリは先日のカタール公式テストからの好調を維持。第1セッションでは1分54秒921を記録してトップを獲得した。夜間に行われた第2セッションは気温の低下により全体のペースが上昇。モルビデリも1分53秒676に更新したものの7番手に後退して終了した。トップとの差は0.289秒。

一方、グランプリ参戦25年目を迎えたロッシ。第1セッションの45分間で着実にペースを上げ、1分55秒419のベストタイムで9番手につけた。第2セッションでは赤旗中断があったが、走行再開後もほとんどの時間帯でトップ10をキープし、最終的には1分53秒874まで短縮してトップから0.487秒差の9番手で初日の走行を終えた。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合3番手/1分53秒575)

「ついに2021シーズンの最初の走行が実現しました! フリープラクティス第1セッションではソフト・コンパウンドのタイヤを使用せず、より適した第2セッションのためにとっておきました。第2セッションでは初めにあることを試しましたが、思ったような結果が得られませんでした。でもトライできたことで早々に答が出たのですから良かったと思います。また、終盤で2回のタイムアタックができたことも良かったです。ライバルたちもとても速いので厳しい戦いですが、この2ラップには満足しています。小さなミスもあり、改善すべきことも残っていますが、現時点ではとてもハッピーです」

M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合6番手/1分53秒639)

「シーズンのスタートをとても長い間、待ち続けていました。先日のカタール公式テストで手応えをつかみ、それをそのまま今回も継続できたと思います。すべては順調で、コース上ではラインをキープしてスムースに気持ち良く乗れています。夜の第2セッションでは、それまでと違うフィーリングがありました。コース・コンディションは常に変化しているのです。でもこのウイーク中に改善していけると確信しています。マシンはよく走ってくれていて、ただコンディションが変わっただけなので、あとは私たちがセッティングを考え理解することです。明日はマシン・バランスの改善に取り組みます。楽しみです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「今日、正式に2021シーズンをスタートし、すぐさま仕事に取り組みました。フリープラクティス第1セッションは好調で、ファビオ(クアルタラロ)もマーベリック(ビニャーレス)も気持ちよく乗れていました。第2セッションではふたりとも、序盤で別のセッティングをいくつか試し、後半でタイムアタックに臨みました。コンディションが良かったですし、明日はもっと気温が上がることが予想されているからです。現時点でベースは出来上がっていますが、まだ改善できる余地があります。明日はその部分に取り組む予定です。夜の第4セッションでは決勝のシミュレーションを行います。いずれにしても、2021シーズンの第1日目は、何も問題なく順調なスタートができ満足しています」

Petronas Yamaha SRT
F・モルビデリ選手談(フリー走行総合7番手/1分53秒676)

「今日のプラクティスにはとても満足しています。午後の時間帯は非常に速く走れましたが、夜間の第2セッションではリアタイヤにミディアム・コンパウンドを試して少し苦戦しました。それでも、明日はおそらくタイム更新が難しくなるので、今日の時点でトップ10をキープできたのは良かったと思います。多くのライダーが全力で走っていたことが見て取れたのではないでしょうか。改善すべき点がまだいくつかあるので、明日もう一度、確認してトライしていきます。簡単なことではありませんが、必ずトップとの差を縮めていけると確信しています。予選結果が、より重要なことは言うまでもありませんが、今日のところはとても満足しています」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合9番手/1分53秒874)

「2021シーズン初日の結果に満足しています。新しいチームのなかで、とても快適に過ごしています。ガレージのなかは非常に雰囲気が良く、良い仕事ができています。今日の目標はトップ10入り。なぜなら明日はタイム更新が難しくなりそうだからです。その結果9番手を獲得することができました。マシンの状態にも満足していて、私はすでにテスト時のベストタイムを更新しています。今はひたすらハードワークに励み、細かいところの改善に取り組むだけです。また明日は、タイヤチョイスも非常に重要で、私にとっては不可欠な課題になります。明日は今日より暑くなりますが、日曜日ほどではないという予想です。それでも、やはりもう一度タイムアタックに臨み、グリッド上位からのスタートを目指したいと思っています」

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