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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月7日 タイ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦タイGP
■開催日:2018年10月6日(土)予選結果
■開催地:ブリラム/タイ(4.554km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:31度 ■路面温度:50度
■PP:M・マルケス(1分30秒088/ホンダ)

REPORT

ロッシが予選2番手フロントロー! ビニャーレスは4番手セカンドローを獲得

Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシとM・ビニャーレスはタイGPの2日目、好調な走りを披露してタイのファンを魅了。2回のフリープラクティスセッションで好タイムを記録したあとの予選でも好調を維持し、それぞれ2番手と4番手を獲得した。

ロッシはスタートをやや遅らせて後方から集団について行く作戦。1ラップ目はクリアラップがとれなかったこともあり10番手に留まったが、次のトライですぐさま5番手に浮上。そのあと残り8分でピットに戻り、素早くタイヤ交換を行って2度目のタイムアタックに臨んだ。そして1分30秒099を記録して一旦はトップに立ったものの、2番手に後退してセッション終盤へ。残されたチャンスはあと2ラップ。ロッシはハードにマシンをプッシュし、とくに第3・4セクションでは強さを見せたが自己ベストを更新することはできなかった。この結果、トップに0.01秒差の2番手で決勝を迎える。

一方のビニャーレスはロッシと反対の作戦。ピットレーンの出口でシグナル・グリーンを待ち、真っ先にコースに飛び出していった。そして1分30秒871を記録し、全員が最初のラップを走り終えた時点で3番手となる。その後、全体のペースが上がって6番手に後退したところでピットに戻り、リアに2本目のソフトコンパウンドを装着した。ところがそれまでと同様の好感触を得ることができなかったため、再びピットに戻って2台目のマシンに乗り換えた。

最後の3分間はプレッシャーと戦いながらのアタックとなったが、そのなかでもビニャーレスは第1セクションで最速タイムを記録し、その他の3セクションでは自己ベストを更新。最後のアタックで1分30秒328を記録し、トップと0.240秒差の4番手で予選を終えた。

ザルコとシャーリンは、タイGPを3列目と6列目からスタート

Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコは、フリープラクティス第3セッションで9番手に入ってQ2に進出。そのQ2では前日、金曜日の自己ベストを0.95秒も更新し、8番手・グリッド3列目を獲得した。

ザルコのチームメイトのH・シャーリンも、フリープラクティス第3セッションで1分32秒台の壁を破って前日の第1セッションから1.042秒更新。午後からのQ1ではさらに0.330秒短縮したが、8番手に留まりQ2進出はならなかった。明日の午前中に行われるウォームアップでもう一歩前進し、決勝ではポイント獲得を目指す。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(予選2番手/1分30秒099)

「昨日からすでにマシンのフィーリングはよかったのですが、今日もさらにモディファイを加えたことでよい方向へと進み、今はとてもハッピーです。このコースではどうやら、タイヤをうまく使うことができており、そのおかげで限界まで攻めることができています。また、フリープラクティスの第4セッションでは決勝用タイヤを履いていいペースで走れたことにも満足しています。この調子で明日も好調を維持し、表彰台を目指して戦います」

M・ビニャーレス選手談(予選4番手/1分30秒328)

「フロントローを獲得できると思っていたのですが、フロントタイヤについてミスをしてしまいました。ハードコンパウンドを選ぶべきだったのですが、安全策を取りミディアムをチョイスしてしまったのです。その前のフリープラクティス第4セッションでは、ユーズドタイヤで好調をキープ。マシンについてもセッティング変更の成果が見られたので、明日はもう一歩、前へ進むことができると思っています。細かいところを少しずつ改善していくことで、明日の決勝はより優位な状況で戦うことができるはずです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「今日もまた一歩前進することができました。ロッシ選手の予選は非常にすばらしいものでした。フリープラクティスから好調で、とくに第4セッションでのペースは見事でした。そして続くQ2では1分29秒台にあとわずかと迫るタイムを2回も記録したのです。ビニャーレス選手は2本目のタイヤでタイムを伸ばせなかったことがとても残念です。フリープラクティスまでの走りを考えれば、彼もまたフロントローの候補だったのですから。いずれにしても、2番手と4番手は最高の成績。ふたりともペースがよく、マシンとタイヤに満足しているので、チームも、明日はきっとうまくいくと確信しています。明日のウォームアップまでまだ時間があるので、ここからさらに改良を目指して細かい調整を行っていきます。厳しいコンディションになるので、タイヤチョイスが重要な鍵を握ることになるでしょう」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(予選8番手/1分30秒471)

「8番手は悪くないと思います。トップとの差は今回もコンマ3秒だけですからね! 予選はマシンがとても好調だったので、あとコンマ1秒は詰められたかもしれませんが、実際にはなかなか難しいものです。決勝については、コースが気に入ったのできっと楽しめるはず。いずれにしても、過去の数戦と比べたら好調ですが、課題をあげるとしたら、今のウイークポイントになっているユーズドタイヤでのパフォーマンスを改善することです。この暑さなので厳しい戦いになるでしょうが、エネルギーを温存し最後までしっかり攻めて好成績を獲得したいと思います」

H・シャーリン選手談(予選18番手/1分31秒389)

「シーズン前のテストのときと比べてラップタイムは縮まっていますが、予選ではまだ足りませんでした。引き続きハードワークに励み、強い気持ちを持って臨みます。MotoGPでは決して楽なことではありませんが、ひとつひとつ課題をクリアしながら少しずつ前へ進んでいくしかありません。そのために常にプッシュし続け、より上を目指していきます。そして決勝に向けて役に立つ何かを成し遂げたいと思います」

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