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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 9月9日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:第13戦サンマリノGP
■開催日:2018年9月8日(土)予選決勝

■開催地:ミサノ/イタリア(4.226km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:39度
■PP:J・ロレンソ(1分31秒629/ドゥカティ)

REPORT

Movistar Yamahaがフロントローとサードローを獲得

Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスが、Q2の最終盤で自己ベストを更新してフロントローを獲得。チームメイトのV・ロッシは7番手で3列目となったが、2列目との差はわずか0.003秒だった。

M・ビニャーレスは15分間で行われたQ2セッションで3番手を獲得。チームメイトのV・ロッシも序盤は非常に好調で2列目獲得のペースを維持していたが、終盤で7番手に後退してセッションを終了した。

ビニャーレスはドライ・コンディションで行われたフリープラクティス第4セッションで好調ぶりを見せて1番手を獲得。このあとに行われたQ2も果敢に攻めていきたいところだったが、走り始めるや、タイヤのフィーリングが良くないことに気づくこととなった。そしてオープニングラップこそ4番手につけたものの、他のペースが上がると8番手へ後退してしまった。

さらに2回トライしたあと、ビニャーレスはピットに戻ってタイヤを交換。残り5分強でコースに復帰し、次のアタックで一旦は5番手に上がったが、またもライバルたちのペースが上がったことで7番手へ後退した。しかしここであきらめず、最後のアタックでは第2、第3、第4セクションで自己ベストを更新して1分31秒950を記録。これによって3番手に上がり、トップに0.321秒差と近づいた。

チームメイトのロッシも、最初の走行は計画通りのものとはならなかった。クリアスペースを確保してからコースインしたが、1度目の記録はキャンセルされ、2度目のラップタイムがスクリーンに映し出されて5番手につけたあとピットイン。

6分強を残し、多くのライダーがピットにいたため半分ほどが空いた状態のコースに出ると、4番手へ浮上したあと6番手へ後退。このあとも懸命にプッシュを続けるもラップタイムを更新することはできず、最終的にはトップから0.399秒差の1分32秒028で7番手となった。地元のヒーロー、ロッシは2列目に0.003秒届かず、3列目から決勝に挑む。

Monster Yamaha Tech3のザルコがグリッド3列目を獲得。シャーリンも順調

Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコがフリープラクティス第3セッションでトップタイムをマークし、自己ベストを更新してQ2へ進出。ポールポジション・レコードから0.621秒差でグリッド9番手を獲得した。

ザルコのチームメイトのH・シャーリンは、ウイーク初日のフリープラクティス第1セッションから1.786秒も更新する健闘。しかしQ1では力を出し切れず、現地時間日曜日の14:00に始まる決勝を9列目からスタートすることとなった。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(予選3番手/1分31秒950)

「フロントローからスタートするチャンスをつかむことができて、うれしいです。非常に好調にウイークをスタートすることができたので、明日に向けてよいリズムできており、マシンもとても良い状態です。決勝までにもう少し調整が必要なところもありますが、私としてはほぼ満足です。ミサノ・テスト以降の仕事の成果が出ていて、マシンのフィーリングが向上しています。最初のタイヤが滑りやすくてあまり良くなかったので、それがなかったとしたら、もう少しラップタイムを伸ばせたかもしれません。タイヤを履き替えたあとも初めはちょっと不安があったのですが、走り出してみるとまったく問題はありませんでした。そして3回目のトライで自己ベストを更新し、明日に向けてさらに伸びる余地が残っていると感じています。決勝用のタイヤはまだ決めておらず、明日の状況を待つつもり。ソフト・コンパウンドかミディアムか、今は自分でもわかりません。どちらを履いても速かったので、微妙で重要なポイントになるでしょう。チームも頑張ってくれていて、そのおかげで好フィーリングが戻ってきたのだと思います。プッシュしていくことができるし、チームのみんなが私のフィーリングを理解してくれるのでとても感謝しています」

V・ロッシ選手談(予選7番手/1分32秒028)

「2番手との差がわずかコンマ1秒以下ということなので、3列目になってしまったことはとても残念です。上位がそれくらい接近しているのです。私も良いラップがありましたが、残念ながら完璧ではありませんでした。ちょっとミスをしてしまったために1列目と2列目を失ってしまったのです。3列目からのスタートが厳しい状況であることは間違いありません。しかしその一方で、フリープラクティス第4セッションではマシン・バランスが向上していて、フィーリングがとても良くなり、ユーズド・タイヤでもいいペースで走れるようになっています。とは言え、現状では同様のペースのライダーが5人もいるのですから、表彰台を目指すなら、あとコンマ2秒短縮しなければなりません。ここからのあと一歩を、どうしたら前へ進めることができるのか、今晩も作業を通じて追求していきます」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ドライ・コンディションで大幅な進歩が見られました。コースのコンディションによっても、セッションごとに良くなっているのです。マーベリックはフリープラクティス第4セッションでトップに立ち、自信を持ってQ2に臨み、フロントローを獲得。バレンティーノのほうは7番手となってしまい残念ですが、今日のQ2は非常に接戦で、1列目と3列目を分けたのがたったの0.078秒という僅差だったのです。そうしたなかでも良かった点は、ライダーたちが明日の決勝に自信を持っているということです。タイヤについては残念なことに、コース・コンディションが変化しているため前回テストのデータが適用できず、ふたりともまだタイヤを決めていない状態です。明日のウォームアップ・セッションの最後の20分間が最も重要になります。素晴らしいショーをお見せしたいと思います」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(予選9番手/1分32秒250)

「終わってみれば、とても良い一日だったと思います。とくに午前中のフリープラクティス第3セッションでQ2進出を決められたことには満足です。予選で最高の力を発揮できるようにエネルギーをキープすることが重要だと改めて感じています。今日はラップタイムが良く、自己ベストを更新することもできました。そしてその結果として9番手を獲得することができ、これ以上のことは望めないほどです。上位から大きく離されているわけではないし、ここまでチームとともに取り組んできた仕事はとても順調です。そのことを心に刻み、強い気持ちで明日の決勝に臨みたいと思います」

H・シャーリン選手談(予選25番手/1分34秒080)

「フリープラクティスでは3番手と4番手を獲得できましたが、予選セッションはそう簡単にはいきませんでした。フリープラクティス第4セッションでは決勝のシミュレーションを行いたかったのですが、第6コーナーで、最もフィーリングの良いマシンで転倒してしまいました。そのためQ1ではお気に入りのそのマシンを使用することができず、スペアマシンで同様のセッティングになるよう努めましたが、やはりうまくはいきませんでした。ポジションを上げることが目標だったので非常に残念。明日は後方からのスタートになりますが、ダッシュを決めていいレースができるよう頑張ります」

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